記事を検索

2015年3月15日日曜日

原発をなくす西宮の会・科学者会議が原発コスト学習会

講演する大島氏

原発をなくす西宮の会と日本科学者会議兵庫支部が、「原発のコスト問題を考える講演会」を3月4日、西宮市立中央公民会で開きました。講師には環境経済学、環境・エネルギー政策論が専門で『原発のコスト』(岩波新書)などの著書のある大島堅一立命館大学教授を招きました。

大島氏は――
▽原発のコストは燃料や設備など直接の発電費用だけではなく、技術開発や立地対策、事故費用など社会的費用を加えれば、火力など他の発電より高く、そのリスクとコストには国民の税金が投入されている。
▽原発ゼロであれば、国民が負担しているこれらのコストはなくなる。
▽電力だけでなく全エネルギー供給に対する原発の比率は1割程度であり、再稼働させなくても、日本経済はダメにならない。
▽火力発電の燃料費が増えている原因の大半が価格上昇・円安、つまりアベノミクスの効果。
▽原発ゼロでも、中長期的には電気料金への影響はあまりなく、逆に、原発依存を続けても電気料金は上がる。
―などを豊富な資料で裏付けながら解明し、「原発延命か、原発ゼロかがいま問われている」と強調しました。

西宮中央公民館の方が福井県庁より高浜原発に近い(大島氏のスライドから)


(2015年3月15日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次