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2015年3月15日日曜日

観感楽学

非核「神戸方式」の非核証明書すべてが公表された。すでに廃棄したとされていたが、存在がテレビ番組で報道されたことは前回(2月15日付)に紹介した▼神戸市当局者は、「昨年就任したばかりで、これまでの状況は知らない」「非核証明書が見つかった」と言ってすべての証明書を提供した。非核証明書がきちんと収められたファイルは、いかに大切に保管されていたかを示すものだった▼非核証明書の最初の提出は、カナダの駆逐艦3隻で神戸市会決議(1975年3月18日)の1カ月後。核兵器持ち込みを拒否する決議が検討されていた頃に入港申請が行われた。市会決議の具体化として非核証明書提出のアイデアを誕生させる絶好の契機になった▼フランスやインドの核兵器保有国のヘリ空母、駆逐艦、潜水艦も「核兵器や核燃料は積んでいない」と明記した証明書を提出している。核兵器の有無を明らかにしない米軍艦は非核証明書を提出できない▼神戸市は非核証明書を隠すなど姑息なことをせず神戸市内外に非核「神戸方式」の魅力、効力を伝えることに努力するべきだ。その意味でも40周年記念集会(下記)への期待が大きい。 (K)

非核「神戸方式」決議40周年記念集会

3月18日(水)18時30分/神戸市勤労会館7階大ホール/記念講演「日米核同盟の深層―密約と呪縛を超えて」太田昌克(共同通信編集委員)/資料代1,000円/集会に先立って昼休みパレード:12時15分・神戸市役所花時計前集合/☎078‐341‐2818(原水協)

(2015年3月15日付「兵庫民報」掲載)

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