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2015年1月18日日曜日

観感楽学

昨年末の総選挙で「戦後最低の投票率」が注目された。国民の政治批判を顕在化させるには、選挙だけでなく様々な政治体験を重ねることが不可欠。アラブの春、オキュパイ運動など国民の異議申し立ての結末は複雑だが、この政治体験は意味あるものだ▼米軍新基地建設に反対する沖縄県民の闘いを「オール沖縄」の闘いに前進させたのは、日米両政府の横暴との熾し烈れつな闘いの政治体験の積み重ねだ▼原水爆禁止世界大会でパン・ギムン国連事務総長は、「みなさんが集めた1筆1筆の署名を通じて…世界で最も残虐な大量破壊兵器をなくすという、発展しつつある歴史的プロセスへ人々の参加を促しています」と、署名運動が国民の政治的体験を促すものであることを評価▼「署名は1つの行動である。自分は何もできないと考えていた人が一度行動に移ると、その人はもう一歩進んだ行動を望む。こんなことが何100万人に起こるなら人々の良心は成長し、意識は高くなる」(アイバ・モンターギュ)▼国民が、署名をはじめ様々な行動、政治体験を重ねる機会を大規模に、きめ細かく作る闘いを広げ、安倍内閣の暴走を許さない被爆70年にしたいものだ。(K)

(2015年1月18日付「兵庫民報」掲載)

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