日本民主青年同盟第38回全国大会:兵庫の青年の発言から
社会も青年も変わろうとしているなか、民青自身も成長し、魅力や役割を輝かせようと生き生き語りあった日本民主青年同盟第38回全国大会(11月18日~20日)では、兵庫の青年4人も発言しました。今週と次週で2人ずつ紹介します。
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丹波被災地での青年ボランティア(8月23日) |
友達が友達を誘って仲間をふやす「好循環」が僕らの班にも
高校2年生 M君
僕は民青に入る前は日本の政治に少し感心があったくらいで、全く自分から政治に対して行動しようと思いませんでした。
しかし、ある日ニュースで集団的自衛権の行使について話題になったころから、最悪の場合、自分が戦地に行かなければならないのだなぁと不安感を感じました。そこから、まずは今の日本の憲法の意義について学ぼうと思って1人で新幹線に乗り、「若者憲法集会」へ参加しました。
そこから、ニュースや新聞を見ているうちに政治が自分の身の話だと感じるようになり、原水爆禁止世界大会にも参加しました。また、そこで民青の存在を知りました。民青では自分のやりたいと思ってることができるし、発信もできるということから民青に入ることを決めました。
1番初めの班会では2中委を読みました。仲間を増やす大運動が呼びかけられていました。原水爆禁止世界大会に誘っていた友達がいたので、この友達から民青に誘うことにしました。この友達を誘った班会では原水爆禁止世界大会の話になり、それを聞いていた友達は「核を無くす運動を広げないといけない」といって、民青に入りました。これで班員が3人になって正式に班を結成しました。
その班会で友達にやりたいことを聞くと豪雨災害のボランティアに行きたいと言っていました。「市のボランティアセンターに応募したけど抽選だと言っていたので落ちるかもしれない」と話していたので「実は今週末に民青で丹波の豪雨災害ボランティアに行くよ」と話すと早速行きますと返事をもらいました。
このボランティア活動に参加した後、友達は、「実際に現場に行くことで、自分勝手な考え方から、自ら進んで行動するという考え方に変わった。人の役に立つことって気持ちが良い」「家の手伝いも進んでするようになった」とボランティアの感動を学校で毎日、話すようになりました。
それを聞いた別の友達が「自分もボランティアに行って変わりたい」と、民青に入ってくれました。
さらに、その後、1人でヘイトスピーチへのカウンター行動に参加している高校1年生とツイッターでつながり、この子も民青に入ってくれて今は4人で活動しています。
この1年生は、民青の知る会に来る前にホームページを見て調べてくるなど慎重派です。僕や先に入ってくれていた友達は行動派なので、班としてもいい形になったなと思います。
中央委員会報告の4章(1)では「同盟拡大をすべての班の自覚的な活動にし、新しい仲間とともに組織全体の強化をはかり、さらにたくさんの仲間を増やしていく組織建設の「好循環」をつくりだすことです」と呼びかけられましたが、自分たちの班ができて今までをふりかえると、この「好循環」がつくられつつあるなと感じました。この「好循環」を絶やさずにこれからも仲間を迎えていきたいと思います。
(2014年12月7日付「兵庫民報」掲載)