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2014年11月9日日曜日

赤旗まつりで決意あらた

日本共産党の躍進で未来ひらこう


11月1日から3日、東京・夢の島公園で開催された第41回赤旗まつりは、3日間で約15万人が参加しました。

堀内照文衆院近畿ブロック比例候補をかこむ兵庫からの参加者

兵庫県からは県委員会のツアーに約40人、尼崎ツアーに約40人が参加したのをはじめ、約200人が参加しました。県のツアー参加者からは、まつりの感動が次々と寄せられました。

初参加の西宮市の久保田滋子さん(81)は、「すごくおもしろかった。第5福竜丸のところで核実験の歴史を展示。アメリカがいまでもやってるなんてひどい。環境に悪い。お店など全部は回れなかった。次も来たい」と話しました。

同じく初参加の嘉戸厳太さん(32)は、「人の多さにびっくり。小池さんと森永さんの対談で、消費税増税は許せないと思った」といいます。

不破哲三社会科学研究所長の「科学の目」講座を楽しみに初めて参加し、前から2列目で聞いたという橋本瑞江さん(56)は、「戦争を科学的に見る大事さを痛感。戦争ってこんなに無惨なものなんだという真実を伝えること、戦争責任を明確にすることの大事さを学んだ。不破さんは、安倍政権をウルトラ右翼と表現。負けないように頑張りたい」と語りました。

八代亜紀さんやソウル・フラワー・ユニオンのコンサートも感動を広げました。

川西市の長田くに子さん(60)も初参加。「八代亜紀さんの『心をつなぐ10円玉』の歌は、今にも通じるようで涙がでた」と語ります。

「ソウル・フラワー・ユニオンのコンサートを楽しみに来た」という小野市の藤原國子さん(66)は、「阪神・淡路大震災のときにも来てくれ、とてもよかったんです。今回は一番前で一緒に歌い踊りました」と語ります。

感動を広げた志位和夫委員長の記念講演には、「日韓・韓日議連の夕食会で唯一発言を求められたという話を聞いて、潮目が変わったと元気になった。歴史を切り開けるるように頑張りたい」(中嶋啓恚さん・68)などの感想が寄せられました。

近畿の国会議員や発表された比例第1次候補などと交流した近畿の交流会には、「近畿ブロックの大事さがよくわかった。近畿には、国会議員も候補者もキャラクターぞろい。ぜひ兵庫から国会議員を送りたい」(森中光子さん・66)との感想も。

いっせい地方選挙で垂水区から県議選に立候補を予定しているふじたに香恵子さん(62)は、「3日間すごくよかった。候補者が舞台に勢ぞろいしたのは圧巻。いっせい地方選挙に向けた会場との一体感を味わった。国民の苦難軽減、平和の守り手という立党の精神を掲げて安倍暴走政治を止めるために、いっせい地方選挙勝利に向け、決意を新たにしました」と語っています。

*

2日、次期衆議院選挙の比例候補と発表された堀内照文兵庫県副委員長は、発表に先立って開かれた近畿ブロック交流会で、この間、秘密保護法や集団的自衛権の行使容認に対して声をあげている学生との懇談にふれ、「学生のなかでも政治を変えたいという大きなうねりと、党への期待がひろがっている。国政革新のために力を尽くしたい」と語りました。

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

衆院近畿ブロック比例候補として国民が希望をもてる政治へがんばります

堀内照文

11月2日、東京・夢の島で開催された第41回「赤旗まつり」で、次期衆院選の比例予定候補の発表がありました。

近畿ブロックは、こくた恵二、宮本たけし両衆院議員に、大阪の清水ただしさんと私の4人が第1次分として発表されました。

衆院近畿ブロック比例候補として発表された
(左から)清水ただし、宮本たけし、こくた恵二、堀内照文の4氏

安倍政権の国民を無視した暴走は、とりわけ昨年末の秘密保護法の強行、4月の消費税増税、そして7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定ととどまるところを知りません。

しかし、国民は黙ってはいません。

沖縄では、従来の「保守対革新」の枠組みを超え、新基地建設を許さない「オール沖縄」の大団結が生まれています。

「民主主義を壊すな」と若い世代の新しいムーブメントも起こっています。私が先日懇談した、秘密保護法に反対し東京までデモに出かけた学生らは、〝安倍首相らは、私たちを黙らせることができると思っているのかもしれませんが、それは見当違い。より知る権利の重要性に気づき、民主主義とは何か、自分自身はどうあるべきか、と考えはじめ、多くの若者が自分の意思で集まっている。この動きは広がっていく、確実に、非暴力で広がっていく〟と力強く発言しています。

亡国の政治を打ち倒し、国民が希望をもてる新しい政治を切り開くために、まずは目下たたかわれている沖縄県知事選でオナガさんの勝利を。そして、来春のいっせい地方選挙での日本共産党の勝利と、来たるべき国政選挙での勝利をとがんばります。みなさん、よろしくお願いします。

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

2015年県議選候補者発表(第4次分):伊丹市

日本共産党兵庫県委員会は10月30日、2015年いっせい地方選挙の県議候補第4次分を発表しました。

◎伊丹市 定数2

畠山和雄(61)新

立命館大学文学部卒。伊丹民商事務局員、尼崎民商事務局長、党阪神北地区委員など歴任。現在、憲法が輝く兵庫県政尼崎の会事務局長、党尼崎地区委員。党伊丹市県政対策委員長




(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

8議席以上の日本共産党県議団へ:井沢たかのりさん

対話ひろげ、その声を県政に:加古川市(定数4)


県議選に向けて訪問活動を開始し、街頭宣伝も定期化できるところが増えてきました。

高木えり市議と駅頭で訴える井沢さん

JR加古川線のある駅前でタクシードライバーにチラシを渡しに行きました。はじめは受け取るのも拒否されましたが、「3月に比べてお客が4分の3になった」と話してくれました。「消費税は上げる理由も道理もない」ことを話すと「がんばってこれ以上の増税を止めさせてください」と言われました。

加古川駅でこの話をしますと、「4分の3どころか、ここでは客は半分だ」とドライバーから声をかけられるなど、対話が重なり、共感がひろがっていく実感です。

「号泣県議」と「逃走県議」――いま、街頭ではそう言っただけで、通行中の多くの人が顔をこちらに向けてくれます。「兵庫県民としてはずかしい」と「ダウンタウンの松本さんが言っています」と続ければ、さらに耳を傾けてくれます。

「笑ってたら、パロディにしたら、アカンのですよ」と、9月28日、フジテレビ系の「ワイドナショー」で、松本さんが言っていたのです。本当に「笑い事」ではありません。そこでは自民党兵庫県議のI氏が、県庁内から県民会館を通り抜けて元町駅まで800メートルを記者団のカメラから逃げ回る映像が映し出されていました。

はじめは笑っていた人も、「誰でも(不正を)やってる。議員なんかいらんわ」と言い出します。そこからが対話のはじまりです。

安倍自公政権の暴政から県民を守る防波堤となるべき兵庫県政が役割を果たさず、数次にわたる行革で県民に大変な犠牲を強いています。それを正すべき議会と議員が本来の政務活動を行っていないから、政務活動費を不正流用するなどといったことが起こるのです。高額の切手や茶菓子、絵画の購入、領収書の偽造、カラ出張などの疑いをもたれている議員は真相を明らかにして責任をとるべきです。

お会いする1人ひとりのみなさんの切実な声、要求を県政に届け、政治にいかす事の大切さ、そして、候補者としての責任の重さをあらためて噛み締めました。

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

がんばります!日本共産党の新人議員: さかべ勝彦高砂市議

住民が主人公の議会へスポーツマンシップ発揮


高砂市議会議員のさかべ勝彦です。


市民の切実な要求実現をするために努力をしなければならないと日々考えています。

初めての議会では、緊張の連続で大変疲れました。補正予算案については、「マイナンバー」制度が懸念されることから、私たち日本共産党だけが反対しました。

議会が閉会した後も、次の本会議の準備や生活相談に時間を費やしています。

野球部の練習ではギブアップしなかった私ですが、勉強の連続でわからないことを1つづつクリアするために頭脳を鍛えるのがこんなに大変だとは思いませんでした。

しかし、あることを思い出して何回も乗り切ることができました。それは、選挙中の演説での話です。50メートル先で聞いてくださったおばあちゃんのもとに走り寄ってみると、涙を流して私の演説を聞いてくれていたのです。私は「頑張るからネ」と言っておばあちゃんの手を握りしめました。私の頬にも涙が流れました。

高い国保料の1世帯1万円の引き下げと高砂市独自の介護保険料減免制度の実施、若者たちを戦場に送らないために集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回―などの訴えがおばあちゃんの心に響いたのだと思います。

日本共産党の政策の力に確信を持ち、まっすぐに市民の代弁者として、スポーツマンシップで、住民が主人公の議会に変えていく決意です。

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

再生可能エネルギー発電への電力会社による契約中断:その原因と改善策

速水二郎(電力兵庫の会)

降って湧いたような「契約中断」!


九州電力は太陽光発電等「全量固定価格買い取り制度」申し込み申請への回答を「保留する」と9月24日に発表。10月1日の福岡県での説明会では「太陽光を含めローンを組んで家を着工したが、契約中断で工事を中断している」「マンション屋上に太陽光パネルを設置する計画が頓挫した。顧客にどう説明すればいいのか」といった苦情が出されました。

その後、北海道、東北、四国の各電力会社は“契約中断”宣告を出し、全国的に波紋が広がりました。関西電力も、四国電力から供給を受けている南あわじ市・洲本市の区域について10月1日以降、再生可能エネルギー発電申し込みへの回答を保留しました。

安倍政権は、「原発を重要ベースロード電源とする」政策ですから、チャンスとばかり「買い取り制度」の見直しをマスコミに流したりしています(10月15日、経産省・新エネルギー小委員会の内容)。

一方、批判の声の大きさに慌てた電力会社は、電事連八木会長が「これは1時的保留で、設備などの運用の改善で」と表明(10月17日)。また、九州電力は、50kW未満の太陽光発電設備はいずれも従来通りの取り扱いをすると修正しました。

先走った九州電力


電力は瞬間生産・瞬間消費という性質をもっています。だから、いつも発電する量と電気を使用している消費量は一致しています。九州電力の場合、現在、春や秋の電力需要は8,001万kW程度で、火力や水力発電でまかなってきました。ところが、太陽光や風力発電等を設置する届け出が2014年7月末までに12,601万kWとなり「これは大変」となったわけです。しかし実際は2014年6月末現在、運転している再生可能エネルギー発電は「太陽光+風力計」で3,711万kWに過ぎません。12,601万kWは最近よく指摘されているように、投機的申請が多く太陽光パネルの値下がりを待つ建設遅れがひどい状況もあるのです。つまりオーバーな発表をしてしまったのです。

電力会社は供給責任で対応


太陽光発電を屋根につけた家は大変増えました。発電すると電柱を通じて配電線へ送り出し、電力会社へ売電しています。各戸の出力は大体3~5kW程度ですが、合計で11,000軒ほどになると、変電所から出ている1つの配電線の容量約31,000kWを上回ってしまいます。

しかし配電線にはあちこちに開閉器が付いていて、別の配電線に切り替えてバランスを取っていきますので、よほど爆発的な増え方にならない限り問題はありません。また、電線を太くしたり、変電所の変圧器を大きくする対処はどの電力会社も常時やっています。

送電線は全てつながっている


山また山を通る送電線はどうでしょうか。九州電力の場合、鹿児島県北部の1次変電所から北九州へ501万V超高圧送電線がつながっています。さらに関門海峡で中国電力と連系しています。九州から中国へは、常時約5,501万kWを送り出すことが出来る容量になっていますので、九州で増えれば中国から関西へ電力を流せば良いわけです。60Hz圏、西日本6社の連系で送電ロスの問題はあっても、いつも融通は出来るのです。変電所の対応はどうでしょうか。メガソーラーが同じような場所に沢山接続されるとしたら、変圧器などの置き換えが必要となる場合もあります。けれども今の電力会社は、大型変圧器や母線を取り替えてまで、再生可能エネルギーを買い取る方針は無いと思います。限界値が来たとき、電力会社の責任で取り替えるのか、再生可能エネルギー事業者に負担させるのか、政府に要求するのか、等を考えていると思います。

送電線は全国で一本化し公的な運営管理へ


爆発的に増える再生可能エネルギー発電の接続を公平にするため、送電線の容量が不足してる場合は設備強化し、また新設する場所も必要です。現在の10電力会社体制では無理でしょう。いま電力システム改革が議論されていますが、送電線関係の設備を全国的な公的機関に移管し、独立した運営管理が必要となってきています。そのためには資金も必要でしょう。政府は依然として原発に依存し推進するための電源開発促進税はそのままにしています。これを活用する方向がベターと考えます。

原発再稼働と無関係ではないのか?


太陽光発電などの事業者から「川せん内だい原発が再稼働するから再生可能エネルギーの枠が減ったのでは」との質問も10月1日の説明会で出されました。これに対し九州電力は「再生可能エネルギーのみでは安定供給できない。ベースロード電源としての原発と、調整可能電源としての火力発電も入れた前提で、再エネルギーの接続可能量を見極めたい」と説明しました。この回答を素直に考えると、川内原発1、2号機の計1,781万kW、玄海原発3、4号機の計2,361万kWの再稼働を前提にすれば、経営者として「再生可能エネルギーは原発の次にしか位置づけしていない」と考えるのが当然だと思います。

揚水発電所で再生可能エネルギー発電を溜めよう


電気は瞬間の生産・消費だと述べましたが、いままで電力会社は各地で大規模な揚水発電所を造り、原発の電力が余る夜間に、上の池に水を汲み上げ、昼間のピークに発電してきました。原発全停止で揚水発電所は多くが遊んでいます。だから全国の電力会社は、再生可能エネルギー発電を嫌わずに、揚水発電所を最大限活用して、「電気の備蓄」をすれば良いのです。

外国ではどうしているのか


EUは10月23日から会議を開き「首脳宣言案」を出しましたが「エネルギー安全保障」として、EUのガスパイプラインと送電網から孤立しているバルト3国やスペイン・ポルトガルの接続を重視することを宣言しました。再生可能エネルギーが急増する中、国境を越えて電気やガスを融通しあう方がエネルギー消費が効率化し、地球温暖化防止となるからです。各国は発電量の10%を輸出することを目標にしてきましたが、現状が遅れているので「緊急の措置」を来年2015年3月までに行動計画を示すことになりました。なおEUは、再生可能エネルギーの優先給電が指令で義務づけています。つまりEUでは再生可能エネルギー発電の出力を抑制する前に、火力や原子力を抑制しなければならないのです。ここが日本の遅れた政策との根本的な違いなのです。

分散型自給自足のエネルギー社会へ


第2次安倍政権の「エネルギー基本計画」は原発にこだわる方針ですから、これを抜本的に変革する必要があります。そのため、太陽光発電などを熱心に取り組まれている多くの住民や企業が手をつなぎ、共同で地産地消、分散型自給自足の地球にやさしいエネルギー未来へ向けた活動がいま求められています。

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

民青同盟全国大会へ向け兵庫県代表者会議

「仲間を増やす大運動」やりとげよう


安倍政権打倒のうねり広げよう民青同盟兵庫県委員会は11月末に行われる全国大会に向けて、第55回県代表者会議(上り)を11月2日、開催しました。

上園隆県委員長は県委員会報告に先立って、10月25日に行われた「さよなら安倍さんパレード」と「SASPLデモ」の様子を映像で紹介しました。

県委員会報告を行う上園委員長

県委員会報告では、7月に行った「兵庫県若者憲法集会」、毎週金曜の関電神戸支店前での抗議行動、「さよなら安倍さんパレード」、「聞き取りプロジェクト」、833筆が集まっている学費値下げと給付制奨学金を求める署名の取り組み、大学生が自主的に学内で集団的自衛権の学習会――など兵庫県内でも「行動と発信」「学びと交流」「生き方」を大切にする民青の取り組みが青年の共同と連帯を広げ、主権者・青年が安倍内閣を追いつめていることを紹介しました。

そして、すべての班で仲間を迎えることに挑戦し、全国大会に向けて取り組んでいる「仲間を増やす大運動」の目標を達成し、安倍政権打倒のうねりを兵庫から広げようと呼びかけました。

全体討論では――

民青に加盟して1週間という高校生は「中学のときから政治に興味があり、新聞やテレビでヘイトスピーチを知った。許せないと思い、今年の9月下旬からヘイトスピーチに対するカウンターに参加した。ここではヘイトスピーチを圧倒するカウンターの数と行動で、今の時代はカウンターの側にあると思いました。いま、自分は子どもだからという気持ちにとらわれずに、政治に対して声をあげていくことが大事だと思う。東京のSASPLデモのように自ら声を上げ、学生だからといって政治に発言しないという雰囲気を打破して積極的に発言していくことが大事だと思う」と発言するなど、主権者として立ち上がっている様子が語られました。

また、若者憲法集会に参加した同盟員は「憲法は政府から国民の権利をまもるもの。人権とは自分が自分らしくいていいんだということを知って価値観が変わった」と報告しました。

学生からは「大学で自分が学びたいことがこれなのかなと迷い出してフラフラしていた時、民青で相談にものってもらって支えてもらった。社会をよくしていこう、人のやりたいことをやっていこうという民青の人は信頼できる。これからも相談にのってほしいし、自分だけじゃなく他の大学生にも相談にのって、学びを追求して欲しいし、自分も追求したい。そのためにも仲間を増やしたい」と、民青が生き方を模索する青年の力になってきた経験、大会に向け仲間を増やす努力や意欲が語られました。

最後に全国大会への正・補代議員を選出しました。日本共産党から村上亮三県書記長が出席し挨拶しました。

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

親も子どもも和気あいあい:党灘区委員会

味口市議(中央)もパパぶりを発揮

灘区委員会青年学生部は3日、「若い世代、子育て世代応援企画第2弾」をしあわせの村で行いました。

天候が心配されましたが晴天に恵まれ、子育て真っ最中の家族と青年で、楽しくバーベキューを楽しみました。味口としゆき市議の軽快なトークとおいしいお肉で和気あいあい。「人見知りなんです」という子どもさんも気がつけば打ち解けあって、ボール投げにバトミントンと遊びました。

2回目ということもあって、比較的段取りもスムーズ(?)に、火おこしも『世代継承』。子どもたちも野菜をきったり、お皿を並べたりと大活躍。「普段、家では包丁なんて触らせていない」というお母さんもびっくり!。自然の中で、子どもたちの成長も育くまれていました。参加された人たちからは、「楽しかった、また参加したい」と好評でした。

なかなか自分たちでは、キャンプに行かないという方もみんなで一緒に行くから安心です。市会議員の味口さんのパパの一面が見れるのもこの企画ならでは。これからも楽しい企画を行い、若い世代、子育て世代を応援していきますので、興味のある方はお気軽にご参加くださいね。
(竹田雅洋)

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

NO NUKES:10/31 Kobe 122nd


10月31日、122回目の原発に反対する関西電力神戸支店前行動は、雨の中、45人が集まりました。参加者からの訴えでは、「安倍首相は『川内原発の運用期間中に巨大噴火が起こる可能性は10分小さい』と言い、安全でないことは明らかなのに、再稼働する意志を示すというのは許せません」と怒りの声があがりました。

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

姫路と神戸で憲法集会

9条の重要性と改憲阻止の展望「憲法公布68周年@トーク集会」が10月2日、姫路市の兵庫県弁護士会姫路支部会館で60人の参加で開催されました。

2004年4月イラクで武装勢力に拘束され、その後もイラク現地と連絡を取りながら支援活動を続けてこられている高遠菜穂子さんが「イラク危機の現状から憲法9条を考える」をテーマに講演しました。



高遠さんは――

▽イラクから帰ってくると情報から遮断されているような感覚になる。現地で行われていることが日本では報道されていない。日本の報道に頼るだけでなく積極的に情報を集めないと世界から取り残される。

▽イラクに自衛隊を派遣するまでは「平和の国日本」としてどこでも歓迎され、そのことで支援もしやすかったが、自衛隊を派遣してからは現地で日本人を見る目が複雑になった。いまは10年前と違って支援活動をしていてもどこの国籍かというだけで何をしているかとは関係なく殺されるそんな状況になっている。政府関係者の一言で現地のその国の人が何人も殺されている。

――などの状況を語り、憲法9条の重要性を訴えました。

来年5月3日に開かれる「第37回はりま憲法集会」の中心メンバーでもある泥憲和さんもイラクに派遣された自衛官の現地での活動と感想を紹介しました。

(出田馨=西播労連事務局長)

*

「神戸憲法集会」は3日、松方ホールで開かれ、600人が参加。一橋大学名誉教授の渡辺治氏とジャーナリストの西谷文和氏が講演し、改憲阻止の展望を語りました。



(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

台風の傷あと、いまだ癒えず:六甲山ハイキング道

今年は夏から秋にかけて台風が11号、18号、19号と相次いで上陸、各地に多大な被害をもたらしました。

六甲山も大きな被害を受けましたが、中でも有馬側のハイキング道は、写真のようにズタズタになっています。



六甲山系での遭難の多さが心配されている昨今、台風の傷あとがいまだ癒えていないハイキング道が多いことを考慮のうえ、安全な山歩きに徹していただきたいと念じています。
(西神戸山の会・横山晴朗)

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

「金と政治」で国会がかすむ

段 重喜

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

「日本国憲法の核心は9条ではないのです。それは13条です。個人の尊厳を守ること、国民1人ひとりがその人らしく幸福を追求できるようにすること。この13条が日本国憲法の核心なんです」―安倍内閣の暴走に抗し憲法の魅力を伝えようと、今各地で講演にひっぱりだこの八法亭みややっこさん(飯田美弥子弁護士)の言葉です▼幸福追求権は、他人の権利を侵害しない限り各人が好きなことをしていい、国は口出ししない、個人はそれだけ尊重されるということです。自民党改憲案はこの13条を「個人として」から「人として」に変えようとしています。これは、国民の上に国家を置くという暴挙につながりかねない動きです▼かつて京都府知事を務めた蜷川虎三氏は「憲法を暮らしの中に生かそう」の垂れ幕を京都府庁に掲げ、様々な施策をうち出しました。教育行政で、「15の春は泣かせない」をスローガンに高校の小学校区・総合選抜入試をうち出し、高校への門戸をひろげ、子どもたちの学ぶ権利の保障につながったのも1つの例です▼日本国憲法が1946年11月3日に公布され68年。憲法議論を堅苦しいものにせず、憲法を生活の中で生かし輝かせるという視点で捉え、広めていくことが大切なのではないでしょうか。(A)

(2014年11月9日付「兵庫民報」掲載)