集団的自衛権容認許せない―国民が動き、潮目の変化
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JR兵庫駅前で訴える大かわら鈴子神戸市議と 前田みさ子県議予定候補(11日) |
安倍政権の憲法を踏みにじる集団的自衛権行使容認の閣議決定強行(7月1日)に対し、県下各地で容認を許さない反対の行動や宣伝が、多彩に広がっています。
そのなかで、「ビラをものすごくとってくれる」、「署名やシール投票にどんどんこたえてくれる」など、議員・予定候補を先頭にした日本共産党や自覚的民主勢力の訴えに響きあい、「何かしなければ」と考える国民が増えていること――情勢の「潮目の変化」が実感されています。
7月2日にはJR加古川駅前の新婦人の宣伝で通りがかりの若者が自分にも訴えさせてほしいとマイクを握るなど、各地で「若者の反応がすごい」と報告されています。
他の地域でも、中年男性が「何か手伝わせてほしい」と宣伝終了後に声をかけてきた(東灘区)、「私、公明党やけど」と言いながら署名してくれる、自衛隊員の家族からも「戦争に行くのはこまる」と署名が寄せられた――など反応は各層に広がっています。
兵庫県憲法共同センターが8日に行った昼休みパレード(三宮花時計前から元町)には、弁護士、労働者、市民とともにベビーカーを押した母親が友人と参加し、途中で友人に「集団的自衛権反対せなあかんやん」と参加を呼びかけ一緒に歩きました。
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JR住吉駅前で宣伝する きだ結県議と松本のり子神戸市議(11日) |
11日には日本共産党が全県いっせい宣伝。JR住吉駅前では、きだ結県議、松本のり子神戸市議が、閣議決定後すぐに高校生に自衛隊の勧誘が届いたことなどを紹介しながら、憲法を守らせようと訴えました。
それを聞いた女子高校生が「自分にも好きな人がいる、戦争に行かれるのはいや」と話しかけてくる一幕もありました。
各地の宣伝では、シールボードを見て「集団的自衛権って何」とたずねてきた人にも説明すると「戦争はあかん」と共感が寄せられます。どこでも対話が広がり、「前に赤旗をとっていたが転居してきた」という人から「しんぶん赤旗」の購読申し込みがあった例(神戸)も生まれています。
(2014年7月20日付「兵庫民報」掲載)
