二〇一二年七月六日から始まった脱原発を求める関西電力神戸支店前での金曜日行動がことし五月三十日に百回目を迎え、関電神戸支店前と三宮マルイ前で記念企画「第百夜」が行われました。五百人もの人が参加し、「原発なくそう」「原発いらない」の声をあげました。
関電前行動には午後六時の開始前から続々と参加者が駆けつけ、普段の数倍もの参加者による「再稼働反対」「原発いらない」「すべての原発いますぐ廃炉」のコールは迫力満点でした。初めての参加者も多く、「今まで参加したかった」との思いも語られました。
関電前での行動の後、マルイ前までのパレードは長々とした列となり、通行する人からも大きな注目を集めました。
マルイ前では関電前からのパレードが合流して人があふれかえりました。
これまでの百回の行動を振り返るムービーが上映され。行動の中で多くの替え歌やオリジナルのコールが生まれ、東京をはじめ全国各地からたくさんのゲスト参加があったことなど、暑い日も寒い日も年末年始も毎週欠かさず続けてきた結果の『第百夜』だと参加者みんなで振り返りました。
参加者が多すぎてスクリーンが見えない人も大勢いるなどの主催者の想定を超える事態にもなりました。
思いの交流では、被災地ボランティアに取り組む医師が活動を報告したり、脱原発のオリジナルソングが披露されたりしたほか、福島ボランティアに参加した大学生から「被災地の現状を見て、原発なくせという自分たちも声をあげていかないといけないと思いました。みんなで声をあげていきましょう」との訴えもありました。また、福島からの避難者の手紙も代読されました。
締めくくりに約五百人でコール。「みんなこのこと知ってるかい?」「日本の原発動いてない」「電気も足りてる大丈夫」と呼びかけから始まり、「大飯は差し止め今すぐ廃炉!」「関西電力控訴をするな!」「日本の原発今すぐ廃炉!」「日本の原発みんなでなくそう!」とのコールが三宮に響き渡りました。
(2014年6月8日付「兵庫民報」掲載)
