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2014年11月23日日曜日

菊本千永モダンダンスステージIV:“交差する生と死”

藤田佳代舞踊研究所公演
11月29日東灘区民センターうはらホール


「PORTRAIT」(撮影:中野良彦)

藤田佳代舞踊研究所ソリストの菊本千永さんが「モダンダンスステージIV」を11月29日、神戸市の東灘区民センターうはらホールで開きます。

今回のプログラムは、前回(2008年)のあと、菊本さんがつくりためてきた作品の中から選んだ4曲と今回のためにつくった新作「流れの中で」、さらに、同研究所を主宰する藤田佳代さんの振り付けによる「メッセージ―福島の土の神よ立ち上がれ」を加えた6作品です。

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新作「流れの中で」のテーマは〝交差する生と死〟。「わたしの以前に生きた多くの命たち、そしてわたしの後で生きて行く多くの命たち。わたしはその命たちをつなぐために生きている」――「わたし」とは個人のわたしではなく、今を生きているすべての人のこと――このことを念頭につくられました。

これが、他の4曲も含め今回の公演の一貫したテーマとなっています。

「メッセージ」(撮影:中野良彦)

藤田さん作品の「メッセージ」には、同研究所の小中学生の生徒も参加します。六甲山のヤマンバから使命を受けた使者たちが、息絶えていた福島の土の神を見つけ出し、草に託し、神が息を吹き返したのを見届けて草は木に託します。木の力を得て動き始めた神が立ち上がるためにはもう1つの力――人間の力が必要。そして、神は立ち上がり……

阪神・淡路大震災から20年、東日本大震災・福島原発事故から4年がたとうとするいま、注目される公演です。


新藤田佳代舞踊研究所
菊本千永モダンダンスステージIV/29日(土)午後5時30分開演/東灘区民センターうはらホール/菊本「流れの中で」「PORTRAIT」「なにごともなきこの眺め」「人形」「死者たちからのバトン」、藤田「メッセージ」(記事参照)/3,000円(当日3,500円)/☎078‐822‐2066、http://www2s.biglobe.ne.jp/~fkmds/

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

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