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2014年11月2日日曜日

芦屋病院を守る会が「医療解体」学習会

医療にお金をかけない政治のあり方変えよう


芦屋病院守る会で講演する川西氏

芦屋市で学習会「安倍政権の医療解体」が10月25日、「地域医療と芦屋病院を守る市民の会(略称・芦屋病院を守る会)」の主催で行われ、25人が参加しました。

兵庫県保険医協会の川西敏雄副理事長が講演し、▽医療・介護に対する国の出費を徹底的に削り、わずかな基金で地方に丸投げ▽大幅なベッド数の削減をはじめ、地域の医療体制をさらに切り縮める▽「公平」の名で、「負担は高い方に」、「給付は低い方に」▽「7・1体制(患者7人に看護師1人の配置)」を半減させ、医療崩壊を再現させる▽「医療難民」「介護難民」の急増▽高齢者窓口負担の倍加―など、目下進行中の「安倍政権による医療解体のひどさ」をあげました。

「こうしたことは、日本(政府)にお金がないからか?」という疑問に答え、ヨーロッパなどで「医療は無料」が当たり前になっていることや、「アベノミクス」での公共事業(その原資は建設国債)などと対比して、「〝福祉、医療、教育にお金をかけたくない〟という政治のありかたが問題だ」「この政治のあり方を変える政治家を国民が生み出すことが根本だが、〝今すぐできること〟として『患者負担増をやめ、窓口負担の軽減を求める国会請願署名』運動への参加を」と呼びかけました。

さらに、「アメリカは世界一医療費が高いのに、医療制度評価の国際比較では低い。それはアメリカの医療が営利事業になっているからで、大金持ちでないと医療は受けられない」「TPPに参加したら、アメリカ型の医療体制に引っ張っていかれる」「いまでも、日本の歯科医療に1年間にかかる費用総額より、大手製薬会社1社の内部留保が多い現実がある」「医療を金儲けの手段にしてはならない」とも力説しました。

参加者から「福祉をよくすることは景気を良くすること。学習することは重要だと思います」「TPPが医療にとっても大きな問題だとわかりました」などの感想が寄せられました。また、署名やカンパも、たくさん寄せられました。

(2014年11月2日付「兵庫民報」掲載)

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