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2014年11月2日日曜日

川崎重工:東京で職場閉鎖、神戸へ配転(プラント・環境カンパニー)

地域経済、雇用への責任果たせと党組織が東京でも宣伝


川崎重工東京本社(左)前での宣伝

川崎重工業は8月、「プラント・環境カンパニー」の東京技術部門などの約300人(派遣社員含む)を神戸工場に配置転換させることを決めました。東京の職場閉鎖に、子育てや親の介護、持ち家の処分などの対応を迫られ戸惑いと不安が広がっています。

川崎重工の党組織は、「労働者に一方的に犠牲を強いるやり方では問題解決にならない」「遠隔地への配転強行は〝なしくずし解雇〟だ」「会社には育児・介護の状況に配慮義務がある」と指摘。

この見解を掲載した職場新聞『はぐるま』を神戸工場前で配布。10月24日には、東京の党組織の協力を得て、東京本社所前で配布・宣伝を行い、労働者を励ましました。

川崎重工はこの配置転換の理由として、2013年度に赤字に転落したエネルギープラント事業の「再生と強化をはかる」ことをあげています。

しかし、このエネルギープラント事業は――

  • 1988年:大阪工場を閉鎖し、技術部門を東京に、製造部門を千葉工場に移転
  • 2001年:千葉工場を閉鎖し、製造部門を播磨工場に再移転
  • 2005年:カワサキプラントシステムズとして分社化
  • 2010年:再統合
  • 2011年、播磨工場技術部門を神戸工場に集約

――と何度も工場閉鎖・移転など組織再編を繰り返しています。

労働者から「業績が悪い時には分社し、好調になると統合といったことが繰り返されている」「自分の事業所でもあるのではないか」と疑問が出ていると、労組もニュースに掲載しています。

『はぐるま』は、「働く人を大切にし、1人ひとりのモチベーションを上げることによって経営問題を解決していくのが経営者の役割ではないでしょうか。地域経済や雇用に対する社会的責任も忘れてはなりません」と主張しています。

(2014年11月2日付「兵庫民報」掲載)

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