記事を検索

2014年11月30日日曜日

「ジョン・ラーベ」上映会に370人

非核の政府を求める兵庫の会ほか


講演する永田氏

24日、「非核の政府を求める兵庫の会」を中心に結成された「ジョン・ラーベ~南京のシンドラー~」神戸上映実行委員会が、神戸アートビレッジで上映会を開催しました。2回の上演は立ち見もでる盛況ぶりで370人が視聴しました。上映の合間には、永田喜嗣氏が「ジョン・ラーベ、人と時代」と題して講演をおこないました。

この映画は、1937年の南京大虐殺とその南京の人たちへの人道支援をおこなったというジョン・ラーベ氏を描いたもので2009年につくられましたが、日本での上映は今年が初めてとなり、神戸でも初めての上映となりました。

参加者からは――

「南京大虐殺の話は今まで聞いたことは何度かありましたが、フィルムや日記を基にした話はかなり衝撃的。無差別空爆、民間人を巻き込んだ虐殺、捕虜処刑は見て辛いレベルです。また日本軍が女学生を要求したシーンも恐ろしい」(長田玲さん32歳)

「南京大虐殺のこと、ジョン・ラーベという人のことほとんど知りませんでした。南京で大量に人が殺されていくなか、多くの市民を救ったジョン・ラーベという人が、どの国の人も差別なく接していてすごいと思いました。永田先生の講演でドイツのヴァイツゼッカー大統領(当時)の『過去に対して目を閉じるものは未来に対して盲目となるであろう』という言葉は、いま戦争する国づくりをすすめている人たちにもあてはまることだと思います。日本が過去の戦争事実を認めてこそ日本としても真の平和を築けると思います」(垣本聖さん29歳)

「南京事件は、本なども読んでいましたが映像から受けるショック。日本軍中将の『生きている捕虜は見たくない』などという日中戦争の初めからの所業は、もう許せないと思いました。それが戦争というものなのでしょう。兵士も民間人も区別なく殺されてしまうのですから。しかし良心の残っている人もいたのだと思うと少し救われます。日本各地で上映されることを願います」

――などの感想が寄せられました。

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次