Web版の発行はしばらく休止します

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2014年11月30日日曜日

351万得票へ奮闘各地で

12月2日公示・14日投票でたたかわれる衆議院総選挙で、35万の得票目標実現し、近畿ブロックで4議席以上、堀内照文比例予定候補を必ず国会に送ろうと各地で宣伝、対話・支持拡大などでの奮闘がひろがっています。

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尼崎では11月23日、庄本えつこ小選挙区8区予定候補と3人の市議の生活相談エリアで4時間半にわたってモモタロー宣伝を行いました。

商店街の店主などとも対話になり握手を交わし、「がんばってやー」と好反応。園田南支部の宣伝では、「消費税増税はキッパリ中止」と訴えていると家から出てきてじーっと聞き、「もっとしゃべってくれ」と激励も。松沢ちづる市議は、市長選挙で支持を訴えてきた方に市長選挙のお礼も兼ねて電話かけ。23日は、66人と対話し、「消費税増税の中止は、ぜひやってほしい」などの声が寄せられ、ほとんどの方が支持を表明してくれています。

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神戸・三宮で22日に行われた街頭宣伝では、堀内照文比例予定候補と平松順子小選挙区2区予定候補が訴えました。

平松候補が「しんぶん赤旗」号外を配布していると、「さっき商店街の入り口で宣伝していた人に『消費税に頼らない別の道がある』という話を聞いてすごく納得した」「殺伐としたお金中心の社会を変えたい」と声をかけて対話が弾みました。これまでは公明党に入れてきたそうですが、「ぜひ比例で日本共産党を」と訴えると、「わかりました」と語り、しんぶん赤旗も購読しました。

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東播地区の野口北支部は、2千の得票目標実現をめざし連日のように行動しています。

訪問行動のなかでは、「なんで選挙なんや」という声も聞かれましたが、赤旗号外を見せながら、「消費税増税、原発再稼働、新基地建設などでは反対世論が圧倒的。世論と運動が追い詰めた解散で、政治を変えるチャンスです」と訴えると、「よくわかった応援する」「最近共産党伸びていてチャンスですね」「原発が気になる。孫の面倒見るようになって将来を考えるようになった」「いよいよですね」「心得ている」など好反応が次々寄せられ、支持拡大は360人まで到達しました。

支部では、「得票目標実現のために担い手をひろげたい」とさらに奮闘中です。


(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

8鹿高校事件を語りつごう:現地で事件40周年記念集会

南但馬の民主主義発展の一里塚


挨拶する片山元八鹿高校教諭と元原告団と当時の在校生ら

11月24日、養父市で「八鹿高校事件40周年記念集会」が開催され、県内・全国から参加者がかけつけ、会場は満席となりました。

集会では、八鹿高校事件を主題にした小説「希望」の作者である吉開那津子氏が「八鹿高校事件と希望」と題して記念講演を行い、元八鹿高校事件弁護団の前田貞夫弁護士が「八鹿高校裁判闘争の今日的意義」を語りました。

8鹿高校事件は40年前の11月22日、部落解放同盟朝田・丸尾派が、八鹿高校の教育に介入。身の危険を感じて集団下校した70人の先生たちを拘禁し、10数時間に及ぶ暴行を加え重傷を負わせた事件です。当時、南但馬地方は解放同盟の暴力が横行し、事件の直前には坂井時忠知事が、主犯となった丸尾良昭を激励するなど、解放同盟と行政、警察が一体となって起こされた事件でした。

吉開氏は事件の直後、直接、八鹿町に入り取材した解放同盟の蛮行ぶりを紹介するとともに「地方自治は民主主義の学校といわれるが、八鹿高校事件は南但馬の民主主義的発展にとって忘れられない一里塚です」とのべ、事件を風化させず語り継ぐことを呼びかけました。

前田氏は、この事件がいかに行政・警察権力と一体になっておこなわれたかを示し、70年代初め革新自治体が次々誕生する中で、社共の分断を図る上で解放同盟の蛮行が最大限に利用されたこと。また県や教育委員会が民主的な学校運営、自主性自発性を育てる八鹿高校の民主教育をつぶすことをねらったものであったことを指摘しました。

しかし、権力とも結託して万全の構えですすめられた犯行であったにもかかわらず、裁判では、刑事、民事すべてで有罪判決が下り、住民訴訟も完勝。片山正敏先生・橘謙先生への懲戒処分も和解・撤回させたこと、さらに南但馬の各地に「明るい会」が結成され民主町制を実現する運動に発展したことを紹介。この勝利を勝ち得たのには、正義は民主勢力の側にあったこと、全国からの支援が大きな力になったと述べました。

さらに、2年前の養父市議選で元原告の先生たちを文書違反の疑いで2年にわたって呼び出しを続けている事件について、引き続きの支援を呼びかけました。

また、安倍政権のすすめる特定秘密保護法などの暴走は、八鹿高校事件の蛮行を繰り返させるものであり、総選挙では平和と民主主義をまもる人たちを勝たせる選挙にしようと結びました。

このほか安武洋子元参議院議員などが当時の様子や解放同盟の横暴を打ち破るたたかいを紹介する発言をおこない、松田隆彦・日本共産党兵庫県委員長が挨拶しました。

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

各分野の後援会が学習決起集会・つどい

日本共産党の躍進で安倍暴走政治にストップ!


新婦人内後援会の決起集会で声援にこたえる(右から)
平松順子衆院2区予定候補と堀内照文比例予定候補

平和・国際友好後援会がつどい

憲法9条生かした平和・外交は日本共産党ならでは


講演する川田氏

兵庫県の平和運動団体と国際友好運動団体の有志でつくる日本共産党後援会は22日、神戸市内で川田忠明・中央委員会平和運動局長を招いて、総選挙の躍進をめざすつどいを行い、50人が参加しました。

冒頭、梶本修史・後援会事務局長(兵庫県原水協)が、「前日に衆院解散となり、〝短期決戦〟だが、日本の政治を変える熱い気持ちでたたかおう」と開会挨拶しました。

川田氏は、今度の解散・総選挙は国民の世論と運動が追いつめた結果であることを憲法・平和、暮らしと雇用・社会保障、原発問題など多面的に紹介。沖縄県知事選挙についても「保革をこえた新しい共同の形で歴史的圧勝」を勝ち取ったことを詳しく説明しました。全国的に政党状況が様変わりし、日本共産党への支持、期待が高まっている様子を明らかにしました。

そして、日本共産党が「国民の声が生きる新しい政治」めざす「5つの転換」を明らかにし、「対決・対案・共同」の姿勢を貫いていることを強調しました。安倍内閣のすすめる集団的自衛権の正体、「日本を守る」とはどういうことか、アジアで起こっている諸問題の解決の道筋、日本共産党提唱の「北東アジア平和協力構想」の反響、共産党ならではの憲法9条の精神にたった平和の外交戦略、韓国・中国との関係での日本共産党の役割、被爆70年にむけた核兵器廃絶運動でなぜ日本共産党が先頭に立って取り組まなければならないのか、など平和・外交分野の多岐にわたる問題を解明しました。

「署名運動で『日本が攻撃されたらどうするのか?』という質問に適確に答えられない」との質問に、「NHK世論調査でも武力を背景にした抑止力を主張する国民は9%に過ぎない。国民の圧倒的多数は〝抑止力〟派ではない」など、出された質問すべてにていねいに答えました。

後援会から▽「比例を軸に」「全国は一つ」の立場で宣伝・対話・支持拡大の活動を大々的に繰り広げる▽12月7日の志位和夫委員長の街頭演説の成功―などの行動提起もされ、前田清・後援会代表(日中友好協会)の「比例を徹底的に広げ、近畿ブロックから兵庫県の堀内照文さんを国会に送ろう」と訴える閉会の挨拶とともに、大きな拍手で決意を固め合いました。 (梶本修史)



業者後援会がつどい

消費税増税をストップする絶好の機会


決意込め手を取り合う(左から)磯谷吉夫代表世話人と
堀内照文比例予定候補、林まさひと兵庫4区予定候補
(撮影:小松原大輔)

日本共産党の躍進で安倍暴走政治ストップをと、兵庫県業者後援会は11月20日、石川康宏神戸女学院大学教授を講師に「学習決起集会を」開催しました。

磯谷吉夫代表世話人は、「解散・総選挙は、憲法改悪、消費税大増税をストップする絶好の機会。全力をあげてたたかおう」と訴えました。

堀内照文日本共産党比例近畿ブロック予定候補は、「国民が追い詰めた解散・総選挙。安倍政権は『増税先送り』ではなく、景気に関わりなく増税を実施すると『増税宣言』をした。断じて許さず、日本共産党の躍進で政治を転換しよう」と決意を表明しました。

各業者後援会からもたたかいの決意表明が相次ぎ、選挙勝利へたたかう意思統一をしました。

集会では―①早急に役員会を開催、対応する共産党の機関とも相談して、とりくみを具体化。体制がないところもただちに集まりをもち後援会活動を再開②比例代表選挙で全県35万以上の得票に見合った積極的な対話・支持拡大目標を決め、構成員の総決起と地域の全業者に総当たりする態勢をつくる③決起集会や、多彩な小集会を開き、中小業者の要求と日本共産党の実績、役割を話し合う④広く中小業者に業者後援会入会を勧める。後援会名簿・支持者台帳を整備、後援会ニュースを発行し、ニュースを渡しながらの対話をすすめる―などの行動が提起されました。

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

兵庫県中小業者決起大会

中小企業を軸にした地域経済対策を



安倍政権の経済対策で大企業は空前の利益を上げていますが、中小業者の経営と暮らしはきびしさを増すばかりです。

各民商から集まった1077人の消費税増税緊急アンケート調査では、「100%またはほぼ値上げ分を転嫁している」と答えたのはわずか15%。8割以上の会員が「増税分を完全に転嫁できない」状況です。また、原材料費の値上げも影響し、6割以上の会員が「売上減少」を訴えています。

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商売を続けるために、生き抜くために、怒りを持って、署名と拡大で悪政に反撃する、地域の中小業者を守る施策を自治体につくらせる運動が求められています。

6月に小規模企業振興基本法が制定され、10月に基本計画が出されましたが、「すべての中小業者が使える制度」をと、働きかけを強めることが必要です。

兵商連は、県下の民商とともに、9月末から県下全自治体との懇談を進め、小規模企業振興施策の拡充を求めています。11月13日現在、38自治体と神戸市内8区が終わり、のべ参加人数261人、自治体対応者183人と、かつてない行動となりました。

どこの自治体でも、大いに地域経済振興が語られ、民商の提案にうなずく場面もありました。また、住宅リフォーム助成制度を実施しているところでは、直接その経済効果を聞かせていただき、確信につながりました。

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こうした「自治体キャラバン」の集大成として、11月13日、兵庫県中小業者決起大会を開き、地域の担い手、雇用の担い手として地域経済になくてはならない中小業者を小規模企業振興基本法の精神をいかし、応援するよう求めました。

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当日は、朝8時から県庁前で県民・県職員のみなさんに向けて「地域経済を支える中小業者に光を」と26人が宣伝行動。昼は神戸元町・大丸前で「消費税10%を中止し景気回復を」と80人で訴え。「あんたらの言うとおりや」などの反応も寄せられました。

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午後からは県庁の各部局、神戸財務事務所、信用保証協会、県議会など12カ所へ90人が要請行動に参加しました。

県産業労働部長との懇談では、小規模企業振興基本法にもとづき、中小企業振興基本条例を制定することなどを求めました。この他、「法に基づいて納税緩和措置の活用を」(税務課)「自治体への県費補助を増額し、誰もが払える国民健康保険料に、18歳までの子どもの保険証の無条件交付」(健康福祉部)などの要望にもとづき話し合いました。

地域金融室や日本政策金融公庫、県信用保証協会(21日交渉)など金融問題でも、消費税増税緊急アンケートの結果を示し、金融円滑化法の終了をふまえ、大臣談話にもとづき、中小業者を育成し地域経済を活性化させる立場での施策の充実、対応を求めました。

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午後3時半からの決起大会には180人が参加。「今日の行動を大いに確信にし、中小業者を軸にした地域経済対策をつくるため奮闘しよう。私たちの世論と運動が、安倍首相を追い込んできたことに確信を持って、さらなるたたかいを広げよう」との大会決議を拍手で採択し、1日の行動を終了しました。

(田中邦夫=兵商連事務局次長)

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

被災者の憤りに胸が裂かれる思い

福島ボランティアツアー

日本共産党川西市議 黒田みち

11月13日~15日の3日間、東日本大震災救援バザー実行委員会主催(日本共産党兵庫県委員会)の福島ボランティアツアーに参加しました。私にとっては5回目の福島訪問です。

今回訪問したのは、放射線量が高く制限付きでしか帰ることができない浪江町と、帰る見通しもたたない富岡町の方がお住まいの郡山市内の仮設住宅。支援物資の配布・炊き出しと、現状などを聴かせていただく懇談会に参加しました。

距離で住民を分断


総勢39名の参加者は、仙台空港からバスに乗車。車内で、廃業を余儀なくされた浪江町・請戸の漁師さんから現状を聴きながら、福島原発事故地から10㌔㍍圏内の、ようやく除染の重機が短時間入り始めたばかりのところ、津波で大きな被害があった場所、浪江町役場など現場を見学、説明を受けました。

「『金目でしょ…』って言うなら住民にしっかり補償してから言ってほしいよ。事故地から何㌔㍍でばっさりと切られて補償に差が出る。線量の値じゃなく、道一本で住民が分断されてしまう。仮設住宅の中での大きな矛盾になってるよ」

―など日常生活にあらわれる矛盾や苦しさを聞き、本当に酷いと感じました。

最後まで責任を問う


その後、浪江町・警戒区域内の「希望の牧場ふくしま」を訪問。国や自治体は牛・豚・鶏の殺処分を決めたが、その事に抵抗。放射能を浴び、汚染された草を食べている牛が今後どうなっていくのかを調査し、国と東京電力の責任を最後まで問うていくと頑張っておられる方のお話を聴きました。「目の前の電線はね、福島原発から東京に電気を運ぶ電線なんだよ。この町に原発は作らせなかったのに、放射能汚染の被害だけ受けるなんて。生き延びた300頭を超える牛の命はまっとうさせてやりたい」。

放射能の影響調査もしない国、この事実を報道しないマスコミ、「浪江は捨てられた」と繰り返し絞り出される言葉と夕日を浴びて悠々と草を食べる牛たちを眺めながら、胸が張り裂けそうになりました。

もちむぎ麺が大人気


仮設住宅での救援物資配布(撮影:成山太志)

兵庫から運んできた、淡路島の玉ねぎ、神戸の水、みかん、白菜、大根、福崎町のもちむぎ麺、手編みのアクリルたわしをお渡しして、炊き出しは「もちむぎ麺」と挽きたてコーヒー。とっても良い香りの美味しい「麺」はおかわり続出の大人気。

食べながらの懇談で、「誰とも話をしないこともあるよ。こうして話をしてくれるだけで嬉しい」と他愛もない話に花が咲き笑顔がこぼれていました。

高齢化、複雑化で課題噴出


仮設住宅での被災者との懇談(撮影:成山太志)

富岡町の方が住む郡山市の仮設住宅で懇談しました。

富岡町は2016(平成28)年3月までは帰らないと宣言しています。復興住宅の建設の遅れに加え、部屋の広さや高額家賃、保証人の問題、立地条件など、高齢者やひとり暮しが多い中で課題が噴出。結局、現場を見ず、「上」からの押し付け復興になっていることがよくわかります。ここでも「補償」「引越先」などで住民同士がバラバラにされている事例が多く出されました。

あの事故から3年8か月。時間の経過と共に、高齢化が進み、問題が複雑化。個人で解決できなくなっています。

飛散し続ける放射能と汚染水の垂れ流しなど先の見えない不安・憤りが一番多く聴こえてきます。自己責任にされないように連帯し、「権力者」のされるがままにならないよう、私たちも意識的につながっていかなければと強く感じました。

「フラガール」に感動


2日目の宿泊は、映画『フラガール』で有名になった「スパリゾートハワイアンズ」。「東北の宝塚」と言われる常磐音楽舞踊学院卒業生の素晴らしい踊り「ポリネシアンショー」を見学しました。

国のエネルギー政策転換によって炭鉱産業が衰退・閉山に追い込まれていく歴史を描いた『真実のフラガール』、東日本大震災で大きな被害を受けた同施設の苦悩や再建を描いた『がんばっぺフラガール』をバスの中で鑑賞。まちおこしや復興が地元住民の実態や声、願いを大切にすることこそ基本にすれば困難も乗り越えられることがとてもよくわかりました。

「オリンピックもいいが…」


「東京オリンピックに反対じゃないよ。けど、その準備がはじまれば資材や工事する人間はそっちばっかりにいくんじゃないか? 誰も放射能汚染地に好き好んで来ないだろう?」と何人もの方が話されました。「最前線の原発労働者は、酷い労働環境で働かされているよ。給料も含めて…」とも。

結局ごく一部の大企業には大きな税金が流れていくが、末端は負担と被害ばかりが押し付けられている矛盾があらわになっています。

「わしらがこんな苦労しているのに、何が原発再稼働じゃ!」との憤りが強く感じられました。

「忘れないでほしい」


「忘れないでほしい」この言葉に尽きます。見て聴いてきたことをしっかりと周りの人にお伝えして、原発再稼働を許さない世論をもっともっと広げていきましょう。

衆議院解散・総選挙が迫るなか、参加した誰もが「安倍・自公政治の暴走をストップさせよう」と固い握手を交わし、それぞれの地へ熱い思いを持って帰りました。

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今回のツアーには、たぶち静子宝塚市議、平岡きぬゑ佐用町議も参加。衆院兵庫2区予定候補の平松順子さんは実行委員として活躍しました。

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

関学前:注目集める「奨学金」チラシ

西宮・芦屋市議団が関学前で宣伝



日本共産党西宮芦屋地区委員会と西宮市議団、芦屋市議団は11月18日、新しくできた「安心して使える奨学金に」のカラーチラシを関学生向けに配布しました。

「学生の皆さんの実態を集めています」「ブラックバイトはお断り」「給付制奨学金を作ろう」のプラスターを持って、野口あけみ、佐藤みち子、杉山たかのり、松尾正秀各西宮市議、森しずか、木野下あきら各芦屋市議が次々とマイクを握り「学生に負担を押し付ける奨学金制度を一緒に改善しましょう」と訴えると、帰宅途中の学生から大きな注目を浴びました。

「何枚かチラシをください」と受け取りにきた法学部の学生に話を聞いてみると、「『赤旗』が図書館になくて、ネットで毎週読んでいます。他の新聞に書いてないことをするどく書いていますね」と普段から共産党に注目していることを話してくれました。「政治や社会のことに関心あるけど友達とは普段そんなこと話さない」と言うその学生に民青関学班が毎週班会を開いていることを紹介すると、「どこでやっているんですか?」と興味を持ってくれて、上園隆民青県委員長と連絡先を交換しました。

「安倍首相のこれがもう無理」シールボードでは「消費税増税」に貼っていく学生が多く、安心して使える奨学金を求める署名を書いていく学生もいました。


(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

災害援護資金「返済免除」で神戸市と懇談

復興県民会議


阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議は21日、岩田伸彦事務局長らが災害援護資金の返済免除問題で神戸市と懇談しました。

災害援護資金は、「支払期日到来から10年経過後において、なお無資力又はこれに近い状態にあり、かつ、償還金を支払うことができる見込みがない」場合は返済が免除となるという東日本大震災での措置が、阪神・淡路にも適用されますが、詳細は国が検討中です。

岩田事務局長らは、少額償還をつづけている人、連帯保証人として返済をよぎなくされている人などの苦労を指摘し、新たな線引きをすることなく、免除が適用されるよう国に要請してほしいと訴えました。

神戸市の担当者は、4,837人が少額償還をつづけていることを紹介。20年近く返済をつづけてきた生活実態にも配慮して、可能な限り、免除要件に含まれるよう国に要望していると説明しました。

県民会議は、ひきつづき県や国にも働きかけることにしています。

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

伊丹革新懇が「憲法カフェ」

〝ゆるく〟ても秘密保護法・改憲反対の声あげ続けよう



伊丹革新懇が「憲法カフェ」を11月16日、伊丹市民まちづくりプラザで開きました。

あすわか兵庫の杉野直子、馬渡英樹両弁護士とともに、「憲法とはなんなのか」の基本と12月10日に施行が迫る「特定秘密保護法」について、お茶とお菓子を楽しみながら「おいしく、ゆるーく」学びました。

杉野弁護士は、国民の権利を保障するために国家権力を分散・制限するという「立憲主義」の歴史を紙芝居で説明。「人は生まれながらにして自由・平等である」ことも日本国憲法でようやく実現したものだと話しました。

さらに、秘密保護法について、その概要を説明するとともに、政府がこの法律を必要とする理由が集団的自衛権行使にあると指摘。国民は何が秘密かも知らされず戦争に巻き込まれ、「特定秘密保護法と集団的自衛権はまぜるともっとキケン」だと強調しました。

参加者からの「どうしたら止められるか」との質問に、馬渡弁護士らは「反対の世論を広げよう。こうした〝ゆるい〟活動でも、声をあげつづけよう」と呼びかけました。

この集まりでは上原ひでき代表世話人(伊丹市議)が主催者を代表して挨拶。畠山かずお党伊丹市県政対策委員長も参加しました。

(「あすわか兵庫」=明日の自由を守る若手弁護士の会兵庫支部)

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

政治は喧嘩とちゃう

段 重喜

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

「ジョン・ラーベ」上映会に370人

非核の政府を求める兵庫の会ほか


講演する永田氏

24日、「非核の政府を求める兵庫の会」を中心に結成された「ジョン・ラーベ~南京のシンドラー~」神戸上映実行委員会が、神戸アートビレッジで上映会を開催しました。2回の上演は立ち見もでる盛況ぶりで370人が視聴しました。上映の合間には、永田喜嗣氏が「ジョン・ラーベ、人と時代」と題して講演をおこないました。

この映画は、1937年の南京大虐殺とその南京の人たちへの人道支援をおこなったというジョン・ラーベ氏を描いたもので2009年につくられましたが、日本での上映は今年が初めてとなり、神戸でも初めての上映となりました。

参加者からは――

「南京大虐殺の話は今まで聞いたことは何度かありましたが、フィルムや日記を基にした話はかなり衝撃的。無差別空爆、民間人を巻き込んだ虐殺、捕虜処刑は見て辛いレベルです。また日本軍が女学生を要求したシーンも恐ろしい」(長田玲さん32歳)

「南京大虐殺のこと、ジョン・ラーベという人のことほとんど知りませんでした。南京で大量に人が殺されていくなか、多くの市民を救ったジョン・ラーベという人が、どの国の人も差別なく接していてすごいと思いました。永田先生の講演でドイツのヴァイツゼッカー大統領(当時)の『過去に対して目を閉じるものは未来に対して盲目となるであろう』という言葉は、いま戦争する国づくりをすすめている人たちにもあてはまることだと思います。日本が過去の戦争事実を認めてこそ日本としても真の平和を築けると思います」(垣本聖さん29歳)

「南京事件は、本なども読んでいましたが映像から受けるショック。日本軍中将の『生きている捕虜は見たくない』などという日中戦争の初めからの所業は、もう許せないと思いました。それが戦争というものなのでしょう。兵士も民間人も区別なく殺されてしまうのですから。しかし良心の残っている人もいたのだと思うと少し救われます。日本各地で上映されることを願います」

――などの感想が寄せられました。

(2014年11月30日付「兵庫民報」掲載)

2014年11月23日日曜日

いざ、解散・総選挙:日本共産党伸ばし、安倍暴走政治ストップ

神戸・三宮交通センタービル前で訴える堀内氏(17日)

日本の政治の転換を日本共産党は「歴史的総選挙の躍進」へただちに臨戦態勢を確立。兵庫県委員会も11月19日、県内小選挙区の候補者を発表しました(候補者名と略歴はこちら)。

また、11月2日、「赤旗まつり」で発表された比例代表選挙の候補者を先頭に各地で街頭宣伝などを繰り広げています。神戸では、15日夕、17日朝・夕、19日と連続して、近畿ブロック比例予定候補の堀内照文氏が街頭で訴えました。

宣伝前には、「日本共産党」の腕章を目にして駆け寄り、「民主党はもうあかん。あなたの党ががんばってもらわんと」と激励する人も。

堀内氏が演説すると、「堀内がんばれー!」という声が飛び、チラシを受け取りに来る人も多く、日本共産党への期待の広がりが実感されています。

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

奨学金・ブラックバイトミーティング

安心して学べる社会へ:堀内照文氏がプレゼンテーション

説明する堀内副委員長(左)と村上書記長

日本共産党兵庫県委員会は11月14日、「日本共産党プレゼン『奨学金・ブラックバイトミーティング』」を開催し、奨学金を借りている学生や、大学を卒業して奨学金を返済中の青年が参加しました。

プレゼンテーターを務めた堀内照文県副委員長(衆院比例近畿ブロック予定候補)は「日本共産党は青年・学生の大問題になっている奨学金とブラックバイトの問題で政策を発表しました。兵庫で取り組まれている『学費Zero Pro Hyogo』(ことし4月に結成)の活動を進める一助になれば」と述べ、政策「学生が安心して使える奨学金に」「ブラックバイトから学生生活を守ろう」の内容を紹介しました。

堀内さんは「奨学金は自分が学生のころとまったく変わったものになっていて、学生にとって苦しみの根源になっている」と指摘。現在の学生の平均生活費188万円のうち6割を学費が占め、貸与制の奨学金のうち7割が有利子奨学金になり、学生は「返せるか不安。就職できるか不安」と大きな負担になっていることを紹介し、「今の奨学金制度は、未来ある若者を債務地獄に陥れるもの」と話しました。

そして、「今回の政策では①有利子奨学金を無利子に置き換える②減免制度や猶予期間の延長など返済方法の改善③給付制奨学金を創設する、3つの柱を提案している。特に有利子を無利子に置き換えるのは1,000億円あればできる。給付制奨学金の創設を文部科学大臣も言っている。皆さんと一緒に実現したい」と訴えました。

参加していた大学2回生の学生からは、「自分も今年から奨学金を借りている。奨学金を借りて遊びに大学に行っているという批判もあるけど、借りた奨学金を大事に使っている人もいることをわかってほしい。今度の選挙では福祉や教育を充実させて格差をなくしてほしい」という願いが寄せられました。

大学を卒業して奨学金を返済している青年からは、「毎月2万5,000円、50~60歳まで返済が続いて大変。収入も少ないから親にも援助してもらっている」と切実な実態が話されました。

『学費Zero Pro Hyogo』からは、給付制奨学金を求める署名が現在833筆が集まり、「以前、サラ金でお金を借りて学費を払っていた学生が、昨年、学費が払えず大学を除籍になった。バイトをしてお金をためて復学して、いまも毎月7,000円の返済をしている。バイト先も24時間営業の回転寿司の深夜勤務で人数もギリギリで休憩も取れずブラックだった」という切実な実態が報告されました。

県委員会は堀内照文氏を先頭に、カラーチラシ『安心できる奨学金に』『返信用封筒付きブラックバイト&奨学金実態アンケート』を活用して、奨学金とブラックバイト問題を解決するために奮闘します。

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党保育後援会が学習決起集会

日本共産党が伸びてこそ:田村参院議員が講演



11月16日、解散総選挙をめぐり情勢が緊迫するもとで日本共産党兵庫県保育後援会が田村智子参議院議員を迎えて神戸市内で学習決起集会を開催しました。

田村議員は国会論戦もリアルに紹介しながら全県からの参加者を前に熱く講演しました。

「解散は、消費税、集団的自衛権、原発再稼働をはじめ、安倍暴走政権があらゆる課題で国民の反撃にあい、いま選挙をしなければ勝てないと判断したもの。この選挙で自民党と正面対決してきた共産党が伸びてこそ政治は変わることを広く訴え抜いて勝利しよう」と呼びかけました。

安倍首相が今回、「延期」だけを言って選挙をすりぬけるつもりの消費税増税は「税と社会保障の一体改革」の軸であり、政府は消費税増税コマーシャルなど必死になっている。いままで「高齢化社会の社会保障のため」と言っていたのが、今度は、子育て世代にまわすためと高齢者に負担増を強いる、底なしの社会保障改悪であり、「収入に応じた税負担」と「安定した雇用と収入で税収を増やす」しかないと主張している国会論戦を紹介しました。

特に保育関係者の運動とたたかいでは、「自己責任」論を打ち破りつつあるとして、子育て新システムでは、自治体の保育への責任をなくすことができなかったことを紹介。公立保育所については、国が補助金をなくし民営化や廃止がすすんでいるが、公立保育所の役割が論戦でも明らかになったと報告しました。公立保育所を守るとともに、民間保育園についても「公の仕事」にふさわしい公立並みの待遇を保障することを求めようと訴えました。

経済問題では、安倍政権は株価だけの経済政策で日本経済を破壊。法律で禁止された賭博を「カジノ」で導入することは、まったく経済対策に値しないと批判。安倍暴走政治と日本共産党の論戦が与党議員を追い詰めている姿も紹介しました。

民主党が安倍政権を批判しても「民主党政権時代の方針をすすめている」と言われ黙るしかないこと、日本改革の展望を持つ日本共産党を躍進させてこそ政治が変わること、を訴えようと呼びかけました。

質疑応答では、集団的自衛権行使容認以来、政治に関心なかった若い親たちや若者の変化を紹介するとともに、反共主義の問題は特定の思想を認めない民主主義否定の考えであることを小学6年生からの質問に答えたことも紹介し、対話を広げようと激励しました。

各地域後援会の発言のあと中川後援会事務局長が対話・支持拡大を目標正面にやりきろうと行動提起し拍手で確認しました。いっせい地方選予定候補を代表して今井まさこ神戸市議選予定候補(垂水区)があいさつ、県議団のメッセージも紹介されました。

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

8議席以上の日本共産党県議団へ:きだ結さん

運動とともに粘り強く:神戸市東灘区(定数3)


松本市議、西市議と宣伝するきだ県議

ふってわいたように解散・総選挙になりました。

いうまでもなくその結果は4月のいっせい地方選に大きく影響しますから、県議選で必ず再選するために、総選挙を自分自身の選挙として日本共産党躍進のために全力をつくします。

前回、初めて県議会に送っていただき、4年間、未熟ながら必死に活動してきました。

何もかも初めての経験で、特に議会の質問づくりは非常に苦労しましたが、先輩議員や事務局の方達にずいぶん助けてもらいました。また、地元では松本のり子、西ただす両市議に支えられ、支部や後援会の人たちからはいつも温かい励ましを受け、勇気づけられています。

県会議員になって、兵庫県政がいかに県民に背を向けているか実感しています。例えば、県立こども病院移転問題では、ポートアイランドへの移転ありきで進めながら、パブリックコメントでは移転先を隠しておこない、あ然としました。津波被害の危険性など問題点は明白なのに、頑として認めません。大飯原発再稼働を主導した張本人が井戸敏三知事です。他の首長を説得し、再稼働容認の関西広域連合の声明を自ら作成し、この声明が再稼働の決め手となりました。

「オール与党」の実態にも驚かされました。議会質問は当局が作る場合が多いという噂や報道は知っていましたが、ある与党の県議から「共産党さんも質問は当局がつくるんですよね」と聞かれ、「本当だったのか」とびっくりしました。

こうしたなかでも、県民の運動と私たちの論戦で、子ども医療費助成の対象が中3まで拡大され、市町の上乗せで中3まで医療費無料が24市町に広がっています。中学校給食も私は、県が責任を持って推進するよう再三論戦しました。前回選挙時に未実施だった市町のほぼすべてで実現の運びとなりました。借り上げ住宅は、全員退去という当初の方針を大きく譲歩させ、年齢やコミュニティを考慮し継続入居を認めさせる風穴を開けてきました。運動と共に粘り強く議会で取り上げれば行政も動かすことができることを肌身で感じています。

自民党・「オール与党」県政を県民本位に流れを変えるためには、党県議団を大きくする以外にないと痛感しています。

子育て世代をはじめ高齢者、若者の願いは本当に切実で、イノシシ被害解決やバス路線増便など東灘区の地域要求も渦巻いています。

これらの願いにこたえる要求実現の運動をくり広げ、松本、西神戸市議とともに必ず勝ち抜く決意です。

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

「労働者派遣法・労働法制改悪阻止」集会&デモ


県春闘共闘と兵庫労連、国民大運動県実行委員会が11月17日夕方、「労働者派遣法・労働法制改悪阻止」集会&デモを開催。東遊園地での集会では、「派遣法『改正』案がこの国会で廃案になったのは国民の運動の成果、さらに運動を広げよう」など交流、その後、三宮から元町までデモで訴えました。

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

尼崎市長選:広瀬幸夫氏及ばず

民主市政をつくる会と日本共産党が推薦する新人の広瀬幸夫氏(67)と現職の稲村和美氏(42)との一騎打ちとなった尼崎市長選は11月16日投開票が行われ、広瀬氏は2万3585票(得票率25%)を獲得しましたが、及びませんでした。投票率は前回より4ポイント近く低い26%。

「お金がない」からと市民にがまんを押し付けている稲村市政のありかたが問われました。

広瀬氏は「市民のくらしに寄りそうあたたかい市政を」と中学校給食、国保料軽減、住宅・店舗リフォーム助成などの政策を訴え、消費税増税中止も主張しました。

日本共産党尼崎地区委員会は、民主市政の会とともに、公約実現に全力をあげるとともに、総選挙で安倍暴走政治を食い止めるため奮闘する決意を表明しています。

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

菊本千永モダンダンスステージIV:“交差する生と死”

藤田佳代舞踊研究所公演
11月29日東灘区民センターうはらホール


「PORTRAIT」(撮影:中野良彦)

藤田佳代舞踊研究所ソリストの菊本千永さんが「モダンダンスステージIV」を11月29日、神戸市の東灘区民センターうはらホールで開きます。

今回のプログラムは、前回(2008年)のあと、菊本さんがつくりためてきた作品の中から選んだ4曲と今回のためにつくった新作「流れの中で」、さらに、同研究所を主宰する藤田佳代さんの振り付けによる「メッセージ―福島の土の神よ立ち上がれ」を加えた6作品です。

*

新作「流れの中で」のテーマは〝交差する生と死〟。「わたしの以前に生きた多くの命たち、そしてわたしの後で生きて行く多くの命たち。わたしはその命たちをつなぐために生きている」――「わたし」とは個人のわたしではなく、今を生きているすべての人のこと――このことを念頭につくられました。

これが、他の4曲も含め今回の公演の一貫したテーマとなっています。

「メッセージ」(撮影:中野良彦)

藤田さん作品の「メッセージ」には、同研究所の小中学生の生徒も参加します。六甲山のヤマンバから使命を受けた使者たちが、息絶えていた福島の土の神を見つけ出し、草に託し、神が息を吹き返したのを見届けて草は木に託します。木の力を得て動き始めた神が立ち上がるためにはもう1つの力――人間の力が必要。そして、神は立ち上がり……

阪神・淡路大震災から20年、東日本大震災・福島原発事故から4年がたとうとするいま、注目される公演です。


新藤田佳代舞踊研究所
菊本千永モダンダンスステージIV/29日(土)午後5時30分開演/東灘区民センターうはらホール/菊本「流れの中で」「PORTRAIT」「なにごともなきこの眺め」「人形」「死者たちからのバトン」、藤田「メッセージ」(記事参照)/3,000円(当日3,500円)/☎078‐822‐2066、http://www2s.biglobe.ne.jp/~fkmds/

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

兵庫山河の会「山河」48号より

絶望の闇の深さよ祖国すて「イスラム国」へ馳せる若者
古賀哲夫

ちょっと待て戦に征かぬ議員たち自分の子や孫戦いくさ場ばへやるか
西澤 愼

2パーセント「上げないリスク」説く人に「上げるリスク」の家計見せたし
塩谷凉子

ビラ持ちて桜紅葉のもゆる道秋を切り裂くひよどりの声
山下 勇

今日からは母の齢をこえて生く一日一日をただひたすらに
石井敏子

老婦人うすき布団の上で死す客もこぬのに押入に花布団
小林誉穂

世の中を変えんと勇む仲間達赤旗まつりに15万の人
大中 肇

のんびりとカナダで老後を終えたしと日本人運転手の柔らかな声
安武ひろ子

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

総選挙後に開けます

段 重喜

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

8月4日付「しんぶん赤旗」に豊岡市出身・京都在住の一女性党員の訃報が掲載された。享年84歳、1952年入党と報じられている。「女の園」の渦中の学生であった人が、党員人生を貫き静かに世を去ったのだ▼阿部知二の短編「人工庭園」は1954年、木下恵介監督映画「女の園」となった。架空のM市の名門女子大の「封建的」学生支配に抗して自治を求める群像を描いている。学生恋愛を遮断された高峰秀子扮する学生は自殺を遂げている▼1953年京都市で初の「関西女子学生大会」が開かれ約250人が集い、「女の園」のモデルとされる京都女子大は補導教員監視付「大会で発言しない」条件で36人参加している。しかし、京女の学生たちは寮生活の改善や天皇制批判まで発言した。会場の京大に女子学生トイレはなかったという▼1950年代初頭の学生運動は、大学の自治とともに、破防法・警察予備隊創設など逆コースとたたかった。今年逝去した女性は、先に故人となった学者党員の夫とともに生涯党を支え、京都の日本共産党国会議員団誕生にも貢献した。♪さらば行かん青い空の下を/一筋にかけてゆく誇りぞつよし(映画「女の園」主題歌) (A)

(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)

2014年11月21日金曜日

総選挙:日本共産党の小選挙区候補者


兵庫県内12の衆議院小選挙区の候補者とその略歴を紹介します。写真は11月19日、県庁記者クラブでの候補者発表の後、堀内照文比例代表予定候補とともに元町駅前で行った宣伝でのものです。(5区の西中氏は21日に追加発表されました)


兵庫1区

神戸市東灘区・灘区・中央区

つつい哲二朗(43)

(筒井/てつじろう)
党東灘・灘・中央地区常任委員、兵庫1区国政対策委員長

略歴 71年2月26日生/93年日本共産党入党/91年大阪小包集中局アルバイト/95年新大阪郵便局アルバイト/96年大阪市立大学法学部2部卒業/98年日本共産党神戸東地区勤務/99年同地区委員会准地区委員/00年同地区委員会地区委員/04年同地区委員会常任委員/05年日本共産党東灘・灘・中央地区常任委員/12年衆院兵庫1区立候補
http://tetsu2ro-jcp-hyogo1.cocolog-nifty.com/blog/
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兵庫2区

神戸市兵庫区・北区・長田区

平松順子(65)

(ひらまつ/じゅんこ)
党県常任委員、兵庫2区国政対策委員長

略歴 49年10月11日生/68年磯田法律事務所勤務/70年日本共産党入党/70年元原法律事務所勤務/72年神戸大学法学部第2課程卒業/82年新日本婦人の会県本部勤務/99年日本共産党兵庫県委員会勤務/00年兵庫県委員会常任委員/00年衆院選挙兵庫2区候補/01年参院選挙兵庫選挙区候補/03年・05年衆院比例近畿ブロック候補・兵庫2区候補
https://twitter.com/jhiramatu

兵庫3区

神戸市須磨区・垂水区

ふじたに香恵子(62)

(冨士谷/かえこ)
党神戸西地区委員、兵庫3区国政対策委員長

略歴 52年7月8日生/71年三重県立神戸高校卒業/71年愛知県・東海物産(株)勤務/72年神戸市・トヨタカローラ兵庫(株)勤務/76年日本共産党入党/86年垂水民主商工会勤務/95年兵庫県商工団体連合会勤務/12年日本共産党神戸西地区委員会准地区委員/14年同地区委員会地区委員
http://ameblo.jp/fujitani-kaeko/

兵庫4区

神戸市西区、西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可郡

林まさひと(61)

(はやし/政人)
党神戸西地区委員会勤務員、兵庫4区国政対策委員長

略歴 53年11月20日生/77年立命館大学1部文学部卒業/77年全学連勤務員(編集局)/81年(有)東美社(岐阜県可児市・実家の印刷業を継ぐ)/92年兵庫民主商工会勤務/14年日本共産党神戸西地区委員会勤務
https://twitter.com/Hayashiken9jou


兵庫5区

豊岡市、養父市、朝来市、美方郡、丹波市、篠山市、三田市、川辺郡

西中たかお(65)

(にしなか/孝男)
党県委員・阪神北地区副委員長、兵庫5区国政対策委員長

略歴 49年10月1日生/68年兵庫県立有馬高校卒業/68年日本ピラー工業㈱入社/71年日本共産党入党/74年日本ピラー工業㈱退社/75年党阪神北地区委員会勤務員/77年党阪神北地区委員/80年党阪神北地区常任委員/88年三田市議会議員(三田市議を3期12年務める)/02年三田市長選挙立候補/03年衆院選挙兵庫5区選挙区立候補/06年党県委員・阪神北地区委員長


兵庫6区

伊丹市、宝塚市、川西市

吉岡けんじ(45)

(よしおか/健次)
党阪神北地区委員会勤務員、兵庫6区国政委員長

略歴 69年1月19日生/87年大阪工業大学2部経営工学科卒業/87年イーグルシステムエンジニアリング(株)入社/88年日本共産党入党/98年党大阪城北地区准地区委員/03年(株)エムズテクノロジー入社/14年川西市議選立候補/14年党阪神北地区勤務
http://yoshioka-kenji.blogspot.jp/
https://www.facebook.com/yoshioka.kenji1

兵庫7区

西宮市、芦屋市

浜本つるお(70)

(濱本(はまもと)/鶴男)
党西宮芦屋地区委員、兵庫7区国政対策委員長

略歴 44年4月26日生/63年ダイハツ工業(株)入社/66年日本共産党入党/70年三菱重工神戸造船所入社(明石工場部門が明石製作所に独立し、米国キャタピラー社と合弁企業となる)/04年中央大学法学部通信課程卒業/08年兵庫県文化後援会幹事、あたたかく民主的な市政をめざす芦屋市民の会幹事、兵庫多喜二・百合子の会事務局長、日本民主主義文学会会員/10年党西宮芦屋地区委員


兵庫8区

尼崎市

庄本えつこ(60)

(しょうもと/悦子)
党県委員、尼崎地区副委員長、兵庫8区国政対策責任者

略歴 54年8月16日生/74年日本共産党入党/78年法政大学第2文学部教育学科卒業/78年安野法律事務所入所/85年三多摩共立印刷勤務/88年国立文具サービス勤務/90年新日本出版社勤務/91年党尼崎地区委員会勤務/94年党同地区地区委員/94年党尼崎市議団事務局長/98年兵庫県議会議員補欠選挙(尼崎市区)立候補/99年党尼崎地区常任委員/03年衆院選挙近畿ブロック比例・兵庫8区重複立候補/05年、県議会議員補欠選挙(尼崎市区)立候補、05年、09年、12年衆院選挙兵庫8区立候補
http://etsukosho.exblog.jp/

兵庫9区

明石市、洲本市、淡路市、南あわじ市

新町みちよ(67)

(しんまち/美千代)
党東播地区常任委員、兵庫9区国政対策委員長

略歴 47年3月19日生/65年明石市立明石南高校卒業/65年国際電信電話(株)入社/70年日本共産党入党/91年党東播地区委員会准地区委員/91年県会議員選挙(明石市選挙区)立候補/93年明石市野々池中学校PTA副会長/94年国際電信電話(株)退職/95年県会議員選挙(明石市選挙区)立候補/97年明南町自治会長、消費税をなくす会全国世話人/99年県会議員当選(明石市選挙区)(3期務める)/06年党兵庫県委員会准県委員/07年党県会議員団政調会長、党兵庫県委員/11年党東播地区副委員長/12年衆院選挙兵庫9区立候補
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兵庫10区

加古川市、高砂市、加古郡

井沢たかのり(64)

(井澤(いざわ)/孝典)
党東播地区副委員長、兵庫10区政策委員長

略歴 50年11月1日生/69年兵庫県立加古川東高校卒業/72年神戸大学教育学部学生自治会執行委員長/72年日本共産党入党/73年神戸大学教育学部卒業/73年兵庫県立神戸聾学校教諭/75年神戸大学教育学部附属養護学校教諭/91年加古川市神野町少年団指導者協議会会長/99年神戸大学教育学部附属養護学校副校長/06年教育基本法を守る明石教育ネット代表/09年はとの里福祉会評議員(加古川市)/同年たんぽぽ福祉会理事(高砂市)11年日本中国友好協会加古川支部理事/12年衆院選挙兵庫10区候補/13年参院選挙比例候補
http://kyoiku9rinsho.at.webry.info/
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https://twitter.com/takaiza999

兵庫11区

姫路市(旧家島町、旧夢前町、旧香寺町、旧安富町を除く)

苦瓜かずしげ(60)

(にがうり/一成)
党西播地区勤務員、兵庫11区国政対策委員長

略歴 53年12月8日生/75年日本共産党入党/76年大阪市立大学経済学部卒業/76年県立尼崎高校事務職員/80年県立白鷺工業高校事務職員/84年西播磨文化会館事務職員/86年県教育委員会事務局事務職員/90年県立歴史博物館総務課長/93年県教育委員会東播磨教育事務所総務課長/97年県立図書館館長補佐/01年県教育委員会埋蔵文化財調査事務所主幹/04年県立大学附属高校事務長/08年県立農業高校事務長/11年県立龍野高校事務長/14年日本共産党西播地区委員会勤務
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007789845964


兵庫12区

姫路市(旧家島町、旧夢前町、旧香寺町、旧安富町)、相生市、たつの市、赤穂市、宍粟市、神崎郡、揖保郡、赤穂郡、佐用郡

堀ゆずる(64)

(ほり/譲)
党西播地区委員・たつの市委員長、兵庫12区国政対策委員長

略歴 50年6月30日生/78年中京大学文学部心理学科卒業/79年公立小学校臨時教諭/90年障がい者(知的・身体)施設勤務/97年日本共産党入党/03年新宮町会議員(途中合併でたつの市議に)/09年たつの市長選挙立候補/10年たつの市会議員、党たつの市委員長/14年党西播地区委員会勤務
https://twitter.com/yuzuruhori_jcp



(2014年11月23日付「兵庫民報」掲載)