八鹿高校事件40周年記念集会
日時:11月24日(月・振休)午後2時
参加費:記念行事=無料、レセプション=1,000円、宿泊=2,000円
会場:県立但馬長寿の郷(養父市八鹿町国木594-1 ℡079-662-8459)
問い合わせ:Tel. 078‐341‐6745(高教組)、079‐664‐0644(藤原)
【1】記念行事
午後2時~4時30分/長寿の郷「郷ホール」/参加無料
- 地元から歓迎のうたごえ(ピース・ナイン・コーラス)
- 記念講演「八鹿高校事件と『希望』」吉開那津子(作家・日本民主主義文学会会員)
- 「八鹿裁判闘争の今日的意義」前田貞夫(元対策弁護団・弁護士)
- 全国からの現状報告
【2】記念レセプション
午後5時30分~/長寿の郷「Gohanya」/参加費1,000円
(以下、実行委員会の案内ビラから)
あの日から40年:「忘れられない」「忘れてはならない」八鹿高校事件
あの日、1974年11月22日から40年が経過します。
氷雨降るあの日、部落解放同盟朝田一派による教育史上例を見ない悲惨極まりないリンチが、県立八鹿高校の教師に加えられたのです。
あの頃、兵庫県但馬一帯で「部落民以外はすべて差別者」とする彼らの常軌を逸した理論に基づいて、窓口一本化・利権あさりを狙う暴力的糾弾会・確認会が繰り広げられていました。
八鹿につながる全ての道路は、朝田一派の立て看板に埋め尽くされ、住民は物言えず、彼らに屈服した行政は糾弾会の経費まで支出、マスコミは沈黙し続けるという異常な状況でした。
そして、教育にも不当介入し、最後まで彼らの言いなりにならなかった八鹿高校の教師に的を絞り、あらん限りの暴力をふるい屈服を迫ったのです。警察は救出を求める生徒たちの必死の訴えに終始耳を傾けることはなく、52名の教師が重軽傷を負いました。
しかし、彼らのもくろみを決定的に覆したのは、あの日の八鹿高校の生徒たちの正義感あふれる勇気の行動でした。氷雨ふる八木川原で「先生かえせ」「暴力反対」と口々に叫んだ生徒たちの涙の訴えこそが、八鹿の民主教育の証しとなり、12月1日の大集会につながり、全国の心ある人々の勇気を鼓舞、正義と真実を守る運動に一気に発展し、八鹿・養父・朝来に民主町政誕生など「真実」の勝利を生んだのです。
暴力事件の主犯丸尾たちは、あの年の暮れに逮捕され、闘いは裁判闘争へと進みました。当初は「司法の権威」などどこにも見えない解同迎合の異常な公判でしたが、全国の皆さんの支援を受けて、1975年から21年間、560回を超える刑事・民事・国賠訴訟を闘いぬき、全ての裁判で勝訴し、民主主義と人権を守る闘いは大きな成果をおさめることができたのです。
事件当時八鹿高校分会分会長だった、今は亡き橘謙先生は、30周年記念集会で、「忘れたい」、けれど「忘れられない」「忘れてはならない」事件だと話されました。
民意を無視して、人権を脅かし、平和憲法を危うくする策動が強まっている今、事件を思い起こし、八鹿事件の「真実」を見なおし、その今日的意義を考えてみることが重要になってきています。
恐らく最後の集会になります。全国の多数の皆さんのご参加をお待ちしています。
参加申込み・お問い合わせ先
40周年実行委員会事務局
神戸市中央区北長狭通5-2-10 兵高教組本部内 ℡078-341-6745
現地実行委員会事務局
兵庫県養父市上箇552 藤原 敏憲 ℡079-664-0644
(Web版のみ)