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2014年9月14日日曜日

東灘の党と後援会が「イノシシ問題を考えるシンポ」

日本共産党東灘・灘・中央地区委員会と東灘区日本共産党後援会が「イノシシ問題を考えるシンポジウム」を9月6日、東灘区民センターで開催し、90人が参加しました。

開会挨拶で松本のり子市議が、同区で、イノシシによる噛みつきや体当たり、ごみ荒らしなどの被害が最近増加し、党事務所にも相談がたびたび寄せられていることから、その対策について考えようと企画したことを報告しました。

基調報告する横山氏

シンポでは、兵庫県立大学准教授で兵庫県森林動物研究センター主任研究員の横山真弓氏が、イノシシの生態や特性、イノシシによる被害状況と対策などについて基調講演し、丹波市青垣町東芦田営農組合組合長の芦田浅巳氏が集落での獣害対策の取り組みを紹介。きだ結県議と西ただす市議がそれぞれ県・市の施策を報告しました。

横山氏は、本来の野生イノシシは警戒心が強く、山中で土中のミミズ・昆虫・木の根を主食としていること、また現在の六甲山は豊かな環境であること、それにもかかわらず、神戸ではイノシシが市街地に現れ、人に向かってくるようになったのは、不用意な餌付けでイノシシが、栄養価の高い食物が人から得られることを学習してしまったからだと指摘。餌付けやごみの放置をやめ、市街地は危険で餌を得ることもできないところだと徹底的に学習させ、野生を取り戻し豊かな森林に暮らすイノシシに変えることが本当の共存だと強調しました。

芦田氏は、イノシシ、シカが集落に侵入しないように柵を設けているがその維持管理には、大きな労力が必要であることを紹介しました。

質疑応答のなかでは、イノシシに出会ったらスプレーの音などでびっくりさせれば逃げること、餌付けをしている人を見つけたら区役所に通報することなどの助言や、県・市に担当の窓口が不十分なことなどの問題点が語られました。

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また、党と後援会からは、①餌付け禁止・ごみ出しマナーの徹底など実効ある対策②ネット柵の張り巡らし③野生動物の対策を専門とする部署の新設、専門家の配置―などを求める、県・市への要望署名も呼びかけられました。

(2014年9月14日付「兵庫民報」掲載)

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