記事を検索

2014年9月21日日曜日

観感楽学

岩井直臣さんの「偲ぶ会」が行われた(9月14日)。昨年7月31日に亡くなった。享年88歳。中国で育ち終戦を迎え、引揚げ後、48年7月15日、日本共産党創立記念日に入党。神戸市議も4期務めた▼市東灘区と中央区で原水協を作り国際活動にも熱心に取り組まれた。ソ連の青年に核兵器署名を依頼したら、数1千の署名が在ソの日本大使館を経て日本外務省から日本原水協に届けられるという前代未聞の「大事件」を起こされた▼その青年をヨットで原水爆禁止世界大会に招請しようとビザ申請や新潟から長崎までの逗留地の手配など、とんでもないスケールの発想を持った人だった▼国際線の飛行機に乗るたび、乗務員に軒並み核兵器署名を訴えられた。400通にも及ぶクリスマス・カードを送り交流するなど国際活動のひとつの実践例を示してきた▼ニュージーランドの平和団体に招請された非核「神戸方式」の講演旅行が同国の非核法に結実した話は有名。神戸市の姉妹都市のシアトル市での毎年のヒロシマデーに招待され原水爆禁止運動の国際活動を広げ続けた▼港湾都市神戸を愛しつづけた岩井さんは、平和の神戸港に散骨を希望されて逝かれた。(K)

(2014年9月21日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次