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2014年8月3日日曜日

戦争体験ききとり、語り継ごう:青年が〝ききプロ〟

兵庫民医連ジャンボリー実行委員会や民青同盟員の青年たちが戦争体験を引き継ごうと「兵庫ききプロ実行委員会」をつくり、戦争体験者から聞き取るとりくみを続けています。7月27日には原爆被爆者からの聞き取りを行いました。7名が参加し、2グループに分かれて、灘区の貞清百合子さん宅、垂水区の西川亨さん宅をそれぞれ訪問しました。

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語る貞清さん(左)(右中央は大前まさひろ氏)

貞清さん宅には4人で訪問しました。

貞清さんは、当時の被爆の状況や、被爆者であることで差別を受けたこと、自分が被爆者だとなかなか話せなかった思いなども話し、「今の集団的自衛権についてどう思いますか?」「被爆後の差別は今ではどうですか?」などの質問も出され一つ一つていねいに答えてくれました。

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地図や写真も用意して語る西川さん(右)

西川さん宅では、西川さんから声をかけられた近所の老人会や自治会の方々もいっしょに、総勢18名で体験を聞きました。

広島で被爆した西川さんは、子どもを抱えたまま母子ともになくなっているところや、水を求めて川へ向かう人たちを見たこと、水をあげた人が「ありがとう」と言い、すぐに亡くなっていったことなどを涙ながらに語りました。

西川さんは、被爆者の会の会長もされていて、体験を語るのはこれで468回目。目標は500回とも話し、参加者からの質問にも気軽に答えていただきました。

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訪問をしてみて、参加者は、「初めて〝ききプロ〟に参加しました。体験を聞くことで核兵器について、戦争について考えさせられることばかりでした」「体験を聞くのは大事。〝ききプロ〟を通じていろんな人にも伝えていくことの大切さも感じました」と感想を話しています。

(垣本聖=兵庫ききプロ実行委員長)

(2014年8月3日付「兵庫民報」掲載)

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