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2014年8月31日日曜日

神鋼で死亡・重傷事故多発:日本共産党が労働局に申し入れ


日本共産党県議団と神戸製鋼委員会は8月21日、兵庫労働局に対して、神戸製鋼に死亡事故の発生に関連して「安全衛生改善計画」の作成を求める申し入れを行いました。

同社ではこの間、重大な労働災害が頻発しています。神戸製鉄所で5月に勤続3年・21歳の労働者が機械に挟まれ死亡しました。同じ部門で4月にも勤続43年のベテランが重傷事故を起こし入院中です。加古川製鉄所でも事故が起こっています。

申し入れは、①危険箇所の安全対策を労働者まかせでなく設備で確保すること②設備保全の外注化をやめること③一人作業をなくすこと、特に若者の一人作業をなくすこと④労働災害被災者への懲罰的対応をやめること⑤「生産第一」から「安全第一」に転換すること―の5項目をあげ、神戸製鋼に「安全衛生改善計画」の作成を指示し、同計画の遵守を求めることを、労働局に対し求めています。

日本共産党側は、現場の労働者の声を紹介し、▽人減らし合理化で一人作業が常態化し、スイッチをテープで固定し大型機械を作動させながら入って点検作業をする▽危険箇所の照明が暗いなど機械や設備で安全を確保できるようになっておらず▽安全を守ることを求める看板だけが増えていることなど、「安全より生産優先」「安全は労働者まかせ」になっている実態を報告し、改善が急務だと訴えました。

労働局からは、「現場の実態など、指摘はありがたい。関係機関に情報提供したい」「この間大企業で重大事故が相次いでいる、リストラもあるがベテランの大量退職で技術継承されておらず、事故が急増している」「大企業がリーダーとしての役割を果たして欲しい」「事故を受け、本来は年度単位で行う〝改善計画〟策定を神戸製鋼に指示した」との回答がありました。

やりとりの中で、「改善計画」が全労働者に明らかにする義務付けがなく、全社あげたとりくみになっていない問題点も明らかになるなど、大企業に労働者の生命と安全を守らせるとりくみをさらに強める必要があることも、双方の共通認識となりました。

この申し入れには宮田しずのり県議、味口としゆき神戸市議が同席しました。


(2014年8月31日付「兵庫民報」掲載)

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