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2014年8月24日日曜日

観感楽学

「国民に丁寧に説明する」―秘密保護法、解釈改憲の閣議決定などの強行の後に繰り返された安倍首相の常套句だ▼沖縄・辺野古の新米軍基地建設で40台以上もの大型トレーラーが建設資材を運び込んだのは午前2時半。住民の海上抗議行動を排除するため工事水域への立入り禁止範囲を示すブイ設置の作業は未明4時に開始された▼京丹後のXバンドレーダー基地は前日午後の通告で翌午前にいきなり建設工事を始めた。「丁寧な説明」どころか国民の目が届かない時間帯に「急襲」する卑劣ぶりだ▼秘密保護法でも公聴会で公述人7人全員が法案反対や慎重審議を求めたのにその翌日に強行可決。集団的自衛権の行使容認の閣議決定についても「現行の憲法解釈の考え方はなんら変わらない」と強弁。東京5輪招致の際、原発の汚染水について『コントロールされている』と世界に向けてウソを語った▼警察予備隊(自衛隊の前身)の創設で「戦力でない」と説明されたことに米軍事顧問団幕僚長は「時代の大うそ」と語った。卑怯な手法、ウソで通そうというのは国民の目を恐れている表れではあるが、「独裁政治」としか言いようがなく許せないことだ。(K)

(2014年8月24日付「兵庫民報」掲載)

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