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2014年7月13日日曜日

「中国現代史講座」開講:日中友好協会加古川支部


日中友好協会加古川支部が「中国現代史」講座を開講しました。これまで「中国近現代史講座」として、「大清帝国から中華民国」シリーズで7回学習の継続で実施し、今回から現代史「中華人民共和国時代」に入りました。

7月5日の第1回では、「新中国成立前のモンゴルとチベット」「現在も尾を引く民族問題のことなど」というタイトルで、京都府連理事長(本部常任理事)の桐畑米蔵氏が講演し、24人が受講しました。

桐畑講師は、はじめに「現代中国少数民族問題」について解説。中国には56の民族があり、チベット、ウイグル、モンゴルなどの少数民族地域は、面積では6割だが高原・砂漠・山脈地域で、人口は1割もなく、後進地域となっていること。特に2000年以来の「西部開発」の導入によって文化と生活環境に大きな変化を余儀なくされていること、などを紹介しました。

その上で、中国と世界に激震を与えた1945年以後の民族独立運動と中国政府の関係に触れ、ヤルタ(秘密)協定などがもたらした複雑な民族と地域の相違、中国革命がもたらした積極的な側面と「少数民族」政策の変化などがもたらしたものなど複雑な経緯を説明しました。

最後に、「日中友好運動」の立場から、「モンゴル、チベットの民族問題」の根底に共通する宗教問題をどう見るかにふれ、「信仰の自由と信仰しない人の自由」の問題だと述べ、「信仰の対象や教義は現代社会とともに歩めるのか」と、問題提起しました。

参加者からのアンケートでは、「ほとんど知識がなく、現代中国を考える際に民族問題は重要でこれを機会に関心を持って学習したい」など「次回以後の民族問題」含めた「中国現代史講座」への期待が寄せられました。(前田清=同支部)

(2014年7月13日付「兵庫民報」掲載)

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