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2014年7月20日日曜日

県議会の政務活動費:求められるさらなる透明化

「日帰り出張195回」「大量切手購入」など不明朗な政務活動費の支出と号泣会見が大問題になっている野々村竜太郎県議(無所属、西宮市選出)は11日、県議会議長に辞表を提出。県議会はこれまでの調査結果をもとに、野々村氏を刑事告発しました。


日本共産党は、記者会見直後の2日、議長あてに「必要な調査と使途の透明性の確保」を申入れており、議長の「再調査」が行われました。

また、各会派代表者会議で、この問題への対応を協議した際、県民への説明を拒否しており、辞職は当然としたうえで、「臨時議会の開催や100条委員会の設置、全県議を招集した協議の場など県民に公開された場で、全容解明を含めた不正の徹底糾明をおこなうべきだ」と主張し、疑惑糾明のための刑事告発には賛同しました。

さらに、「議員辞職や刑事告発で終わりにしてはいけない。今後も、議会としての責任を果たすべきだ」と表明しました。

代表者会議ではまた、再発防止のため条例などの見直しの方向を検討する「政務活動費のあり方検討会(仮称)」の設置を決めました。


これまで、日本共産党兵庫県会議員団は、政務活動費(当時は政務調査費)について、独自に5回の条例提案(1回は共同提案)を行い、一貫して、原則公開、根拠資料である領収書の添付等による透明性の向上を求めてきました。

野々村氏は、「日帰り出張で、グリーン車両代金も含めて領収書なし」として、「日程と金額のみ」で、「訪問先」「目的」などの書き込みもない、異常な報告書を提出しつづけていました。

「原則1円からの添付」が実現したもとで、短距離の電車・バスなどの公共交通機関の自動販売機などの「領収書がなくても、支払証明書でよい」という例外規定を悪用した、これまでの透明性向上の取り組みに逆行する、きわめて悪質な不正・カラ出張疑惑がもたれています。


税金の支出である以上、当然、使途の厳格性と透明性が求められます。原則領収書添付はそのための大前提ですが、今回の不正疑惑をうけて、県議会としての自己点検が求められます。

県民からのさまざまな疑問の声にこたえるために、さらなる透明化、たとえば、問題になっている過去3年間を含めて、インターネット公開など、県民に情報がアクセスできやすくするための対策が求められるでしょう。




(2014年7月20日付「兵庫民報」掲載)

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