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2014年7月6日日曜日

若者憲法集会:次の取り組みへ意欲


6月22日、東京で行われた「若者憲法集会」に兵庫県から22名の青年が参加しました。

集会当日は、「アジアの若者と考える平和主義と安全保障」「靖国神社フィールドワーク」「紛争解決のプロと話す集団的自衛権」など8つの分科会からスタート。

分科会はどこでも立ち見が出るほど盛況で、なかでも「靖国神社フィールドワーク」が好評でした。ここでは靖国神社と遊就館を見学。参加したメンバーは「本来あるべき戦争の悲惨さや被害者に関する展示が全くなく、あるのはいかに戦前の日本人がすばらしかったかという美談ばかり。そこに違和感を感じた」と感想を話します。

そして1056人が集まったメイン集会では田中悠民青同盟中央委員長が開会挨拶。その後、大飯原発差し止め判決や「すき家」のたたかいなど全国各地の取り組みのが映像で紹介され、兵庫の「恋するフォーチュン憲法」の取り組みも紹介されました。

メイン講演・ゲストスピーカーはイラク支援に取り組んでいる高遠菜穂子氏と明日の自由を守る若手弁護士の会の黒澤いつき氏。

高遠菜穂子氏はイラクで現在も続いている戦争による被害を写真や映像を使いながら紹介し、「これは最近の話ではなくて、イラクではこの10年間ずっとこういう事態におかれています」と話しました。そして自身がイラクへ初めて行った時の現地の様子を紹介しながら「中東の人たちは『平和の国ジャパン』というイメージをもって日本人をみています。日本の自衛隊が戦場で現地の人を殺すことになってしまえばこれは大変なニュースになる。そうなると現地でビジネスしている日本人もターゲットになってしまう」と集団的自衛権行使容認の危険性について指摘しました。

黒澤いつき氏は憲法について書いた絵本を紹介しながら、「自由、人権が私たちにとってどれだけ大事か、失ってからでは遅い。想像力を駆使して人間にとって自由ってなんだろう、人権ってなんだろうと考えていかないといけない。憲法13条『すべて国民は個人として尊重される』は『あなたはあなたらしく生きていっていいんだよ』というメッセージ。すべての自由や人権の思想の根源になっている条文です」と述べました。

続いて全国各地での取り組み交流、集会アピール採択のあと閉会しました。

集会後は渋谷区の宮下公園を出発し、渋谷センター街など若者でにぎわう渋谷の街を800人でデモしました。「集団的自衛権はいらない」「言うこと聞かせる番だおれたちが」などラップのコールや、ドラムのリズムに合わせたコールが大注目を浴び、スマートフォンで写真を撮ったり、飛び入りで参加する青年もいました。

兵庫県から参加した青年は「高遠菜穂子さんのお話がすごく良かった」「あんなデモを兵庫県でもやりたい」と感動を口々に話し、次の取り組みの意欲も高まっています。

(2014年7月6日付「兵庫民報」掲載)

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