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2014年7月13日日曜日

観感楽学

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」―日本国憲法の前文の一文です▼今、安倍政権は、戦後の平和への決意が込められたこの憲法を「解釈改憲」というごまかしで破壊しようとしています。その先に見えるものは「戦争する国づくり」「軍事力で世界の列強と肩を並べること」。その目的のためなら、日本国民のみならず、他国民の命、平和、人権などどうなってもいいという文字通り暴挙です▼この暴走に歯止めをかけようと全国各地で行動が起こっています。10年前、9人の文化人が呼びかけ、発足した「9条の会」は、現在では全国各地、各分野で7,500を超える会が結成されています▼10周年の講演で翻訳家の池田香代子氏が訴えた「この70年間一人の外国人も殺してなかった。これは日本のブランドです」ということば。このブランドを受け継ぎ、子どもたちに伝えていくことこそ憲法がのべている決意ではないでしょうか▼私にも3歳の子どもがいます。子どもが大きくなった時に、戦争する日本、徴兵制の日本など考えたくもありません。平和を守る一点での共同を今こそ広げる時です。 (Y)

(2014年7月13日付「兵庫民報」掲載)

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