7・19緊急集会
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緊急集会デモの先頭を行く (左から)村上、上脇、津川の各氏 |
憲法改悪ストップ兵庫県共同センターと兵庫県憲法会議の共催、兵庫県弁護士会協賛の「守ろう憲法・生かそう憲法7・19緊急集会」が7月19日、神戸・三宮の東遊園地で行われました。
津川知久憲法共同センター代表の挨拶の後、上脇博之憲法会議事務局長(神戸学院大学大学院教授)が情勢報告。「今回の閣議決定は憲法の3原則を無視しており、クーデターと言わざるを得ない」と批判、「関連する立法を許さず、クーデターを未完に終わらせよう」「阻止できるのは私たち主権者だ」と強調しました。県弁護士会の村上英樹副会長も「国民が真の民主主義の担い手となろう」と呼びかけました。
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大橋豊氏 |
集会後は2コースに分かれ元町までデモ行進をして市民に訴えました。
青年憲法集会
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青年憲法集会のデモ |
兵庫県若者憲法集会が7月21日、こうべまちづくり会館で開かれました。
集会では、関西大学の木下智史教授が講演。「集団的自衛権とはいろいろ難しく話がされているが、難しい話ではありません」ときりだし、「集団的自衛権は全く関係のない国に日本の自衛隊を送ることであり、その相手国からすれば侵略戦争になる」とその本質を話しました。
参加者からの「憲法を学ぶポイントは」「集団的自衛権を認めると本当に戦争するようになるのか」などの質問に、木下教授は「憲法を学ぶには実際の事件や社会問題を扱った具体的なものを」「今までは憲法9条があるから集団的自衛権の行使はできないということだったが、それが外されれば、アメリカから行使を迫られると返答できなくなる」と答えました。
交流では、高校生や学生から「学校の授業では憲法丸暗記の授業で全然おもしろくない。今日のような話はすごくよかった」などの発言が相次ぎました。
ツイッターをみて参加したという青年は、「ネットだけの情報ではなく、実際にこうした企画にきて学ぼうと参加しました」と話しました。
終了後は会館から三宮までデモ。通りすがりの人の飛び入り参加もあり、約40人で出発したデモが最後には60人ほどになりました。
明石緊急集会
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明石緊急集会のデモ(先頭左は新町みちよ氏) |
安倍内閣の集団的自衛権行使容認の「閣議決定」にノーを突きつける「戦争する国づくりを許さない7・20緊急明石集会」が7月20日夕、明石公園芝生広場で開催されました。主催は同実行委員会。
集会では、主催者を代表して、門脇実行委員長(明石年金者組合支部長)が、「安倍政権打倒は当然」と挨拶。新婦人、民商、高教組、9条の会明石連絡会や日本共産党からスピーチ。「安倍政権の暴走を止めるのは、国民の力」「憲法を守るため、共に行動を」と呼びかけるアピールを採択しました。
集会後は、明石公園から、明石駅前、本町、銀座通をデモ。各々工夫したプラカードで大いにアピールしました。沿道の若者が携帯で写真を撮ったり、オートバイの若者も手を振るなど、共感と注目をあつめました。
(2014年7月27日付「兵庫民報」掲載)
