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2014年6月8日日曜日

井戸知事が大飯原発判決を「行き過ぎ」と

日本共産党県議団が抗議の申し入れ


杉本防災監に申し入れ書を手渡す日本共産党県議団

日本共産党兵庫県会議員団(団長=ねりき恵子)は六月二日、井戸敏三兵庫県知事に対し、「福井地裁判決を受け止め原発再稼働の中止を求める申し入れ」を行いました。

五月二十一日の大飯原発の再稼働差し止め判決は、原発の本質的な危険を指摘し「司法は生きていた」と多くの国民から歓迎されています。しかし、井戸知事は、記者会見で、判決は「行き過ぎ」などと述べ、再稼働をすすめる政府や関西電力を擁護するかのような発言を行いました。

各県議は、井戸知事の発言は「福島の現実を見ないもの」「原発の危険と自動車や飛行機の危険を同列にするごまかしの姿勢」「再稼働に道を開いた関西広域連合での役割のように、国民が求めている再稼働反対の声に背を向ける発言」など批判しました。

対応した杉本明文県防災監は、「どんな問題でも、リスクがある」などと知事と同じ姿勢で、原発を擁護するかのような発言を繰り返しました。


▼知事発言の詳細

兵庫県の井戸敏三知事が五月二十六日の定例記者会見の質疑応答の中で、大飯原発再稼働差し止め判決について答えた発言は次の通りです。(兵庫県サイト「記者会見」ページから)
*
判決としては、少し行き過ぎの点があると思っています。安全度が一〇〇%確保できないと、人格権に触れると決めつけられると、例えば自動車等も、一〇〇%の安全度は保証されていませんし、飛行機にも乗るなということに繋がりかねません。少し極端な視点で判決されてはいないかと懸念します。また、専門家の意見等もきちんと裁判の過程で聞くことが必要だったはずですが、全然そういうことをされていません。安全度についても、専門家の十分な聞き取りを裁判の過程の中でなされる必要があったと思いますが、そのようなこともされずに、結論を出されている運び方についても、少し不十分なところがあると思います。

いずれにしても、次は、高裁で争われるでしょうから、今のような点については、十分に審議を尽くしていただいたらよいと思います。

安全については、再稼働をめぐっては、安全性が確保されない限り、再稼働は認めるなというのが、我々の基本的な立場です。その安全性の確認を今、原子力規制委員会が行っています。その確認もなされていない段階での判決ですので、その点についても、少し行き過ぎの点があると思っています。

(2014年6月8日付「兵庫民報」掲載)

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