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2014年6月1日日曜日

準備会が「教育をかたる宝塚のつどい」

子どもと子育て・教育を考える宝塚の会準備会の主催で、「教育をかたる宝塚のつどい」が五月二十四日宝塚市立中央公民館で開かれました。

「宝塚における教育のいまとこれから」をテーマに、第一部では五十嵐孝学校教育室長、田川隆司教育支援室長が子ども支援サポーターや図書館司書、スクールソーシャルワーカーの拡充や困難を抱える生徒への支援と教員へのサポートをおこなう教育総合センターの取り組みなど、宝塚市教育委員会がすすめる二〇一四年度教育重点政策について説明しました。

第二部では高校と小学校の教員が教育現場における問題点について報告しました。公立高校の新しい入試制度に関して、①高校の統廃合②塾や兵庫統一模試など教育の市場化③その他希望の廃止や加算点による学校選択の困難化④競争教育による学力の低下などが指摘されました。小学校からは全学年での少人数学級の必要性や古いトイレの改修などの訴えがありました。

参加者からは「教育委員会から直接話しを聞ける集会は初めて。とても良かった」「今後も保護者、市民、教員、教育委員会がいっしょになって、より良い学校教育を考えてほしい」など感想が寄せられました。

10月に発足総会予定


宝塚市では一九九八年「トライやるウイークってなに!?」という集会を開催したことをきっかけに「宝塚の子育てと教育を考える会」が発足し、懇談会や講演会など、主に学習を中心とした活動に取り組んできました。

二〇〇四年には当時の市長の「小中学校自由選択制」と「二学期制」押し付けに反対する運動が広がり、「地域の学校を育てる会」が結成され、この運動は多くの市民の力で市長提案を完全に押し返しました。

その後、高校入試への複数志願制度の導入に反対し総合選抜制度の維持を求める運動に取り組み、さらに普通科高校の通学区域を拡大する県教委の方針に対して、「宝塚学区拡大反対アピール署名をすすめる会」を立ち上げて運動をすすめてきました。

昨年十月、県議会、学校現場の状況を考慮して、学区拡大反対の取り組みは、その運動を閉じることとなりましたが、今後も子育て・教育を取り巻く深刻な状況が予想されることから、この間積み上げてきた運動の成果を生かし、子育てや教育について考え、行動する組織として継続していく必要があるのではないかという意見があり、現在、「子どもと子育て・教育を考える宝塚の会・準備会」として、継続的・横断的・発展的な活動について話し合いを続けています。十月には発足総会を開催する予定です。

(田中こう=宝塚市議)

(2014年6月1日付「兵庫民報」掲載)

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