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2014年5月11日日曜日

観感楽学

「できるだけたくさん暗記し、スピーディーに解く『認知的学力』を国際社会は求めていません。今、世界が求めているのは、多文化共生社会で通用するような問題解決型の全人格的な学力です」――これは、教育評論家の尾木直樹さん(教育は人生前半の社会保障「しんぶん赤旗」)のことばです▼人間は一人ひとり違う。その違いを認めながら、ともに力を合わせて生きていく力を身につける。今求められているのは、争いではない形で問題を解決できる人格を育てていく教育です▼教育勅語の下に子どもたちを戦争にかりたて、他国を侵略した歴史を持つ日本だからこそ、今そういった教育が大切なのです▼一方、安倍政権が推し進めようとしている「教育委員会改悪法」は、教育委員会を国や首長の支配下に置き、その独立性を奪おうというものです▼その目的は、子どもたちの人格形成に関わる教育現場に「愛国心」と「異常な競争主義」を持ち込み、「戦争する国づくり」をすすめることです▼子どもたちが笑顔で過ごせる日本、世界の国々と手を結び活躍できる日本になるため、教育の原点について語り、学び合う輪の広がりが急務です。(Y)

(2014年5月11日付「兵庫民報」掲載)

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