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2014年5月11日日曜日

神戸憲法集会で内田樹氏が講演


「憲法施行六十七周年、今あらためて憲法を考える 神戸憲法集会」が五月三日、神戸芸術センターで開かれ、一千百人が会場をうめました。兵庫憲法会議などでつくる実行委員会が主催し、憲法共同センターなどが協賛しました。

集会では、内田樹神戸女学院大学名誉教授が「グローバル国家と国民国家の危機」と題して記念講演を行いました。

内田樹氏

内田氏は、憲法の条項は「完璧な文章」だが、それを実質にするには、「憲法条文を自分のものにできる人を増やすことが必要」であり、「おしつけ憲法」という攻撃を跳ね返し、憲法を守る力にすることができると指摘しました。

さらに、自民党憲法草案について、「機動性重視」の「政治のグローバル化」をめざすやり方は、「国民・国家の解体」につながり、憲法を軽視し、政府のつごうで「効率的に」物事を決める「独裁国家」になりかねないと批判しました。

休憩の後、兵庫憲法会議事務局長の上脇博之神戸学院大学大学院実務法学研究科教授が「憲法をとりまく情勢」について特別報告をおこないました。

上脇氏は、神戸市と市教育委員会が憲法集会への後援を断ったことは、公務員の憲法尊重擁護義務(九十九条)からして不当であると厳しく批判。また、安倍政権がねらう憲法の解釈改憲・明文改憲の現状と方向を解明しました。一方国民世論の多数は「解釈改憲」賛成ではないと指摘し、必ず阻止するために世論を広げるようと訴えました。

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参加者からは「新しい視点からの憲法と民主主義の意味を深く理解できた」「安倍政権の暴走にストップをかけ、『改憲』を必ず阻止する力が湧いた」などの感想がだされました。


(2014年5月11日付「兵庫民報」掲載)

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