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2014年5月4日日曜日

観感楽学

四月四日付「しんぶん赤旗」投書欄に「父の元気の源、なくす会活動」と題する記事が掲載された。「消費税をなくす会」の活動に命をかけてきた溝渕吉男さんを追悼する娘さんからの投書だった▼各地でハンドマイクを肩に署名を呼びかけていた溝渕さんは元気そのもので、彼が八十歳になり、人工透析を受けながら活動しているとは思えないほどだった▼「もうそろそろやめたら?」と心配する娘さんに「この活動が元気の源なんや。庶民の暮らしを守らなあかん」といいはり、文字どおり命の火が消えるまで「消費税をなくす」運動を貫いた溝渕さん。消費税八%引き上げ強行は悔しかったろう▼娘さんは、「最後に父へ、今までご苦労様でしたね。おつかれさま。畑ではえんどう豆の芽がぐんぐん伸びていますよ。ジャガイモの芽ももうすぐでてくる気配です」と春の息吹を伝え、未来への展望を父へのはなむけにした。父を想う言葉に感動した。まさに「文は人なり」である▼一方、消費税八%引き上げを強行した安倍首相、桜を見る会で「給料の上がりし春は八重桜」と能天気な俳句?を披露した。自ら「お粗末」というとおり、これもまた「文は人なり」である。(D)

(2014年5月4日付「兵庫民報」掲載)

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