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2014年4月20日日曜日

「あさぎ」四月詠草 姫路年金者組合

癌術後心新たに八十の手習い始む考古塾入門
記せしは神神の所作多くして民草見えぬ古事記の世界
衣川有賀子

霧の朝まっ赤な筆芽ツンと伸ぶ薄桃色の芍薬咲かむ
雪柳蓮ぎょうの枝を手にとりてつのぐむほどの春を確かむ
藤原信子

恒例の行事となりし贈り物釘煮を炊けば春訪れる
次々と釘煮の礼の電話あり近況聞ける楽しみの一つ
江藤雅江

堤道のつくし摘みきて仏前に春のおとずれ夫に知らせる
桜見会年に一度の顔を見て旧交あたため酒酌み交わす
常田洋子

岡山の友きて共に庭掃除鶯のささ鳴き幾度も聞く
猫よりもましだと友のしさしせし枝を集めて焚火にのせる
田渕茂美

(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

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