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2014年4月13日日曜日

借り上げ住宅入居者相談会

神戸市の強引なやりかたに困惑する住民励ます



ひょうご震災復興借り上げ住宅協議会が相談会に取り組んでいます。

四月六日には、神戸市兵庫区のキャナルタウンで開催。同タウンの一・二・三号館は、神戸市とURとの借り上げ契約期限二十年が、二〇一六年一月に到達。市の転居強要にどう対処すればいいのか悩み続けている居住者を対象に行いました。

キャナルタウンの借り上げ住宅には現在八十二世帯が入居しています。うち、神戸市の線引きで、残れる世帯が二十数世帯、神戸市の説明会を受けてすでに転居に合意した約二十世帯、自主的に転居する世帯を除いて、残り三十世帯あまりが「変わりたくない」「検討中」と市に回答しています。

六日の相談会には、雨も強く降るなか十一人が来訪。自由法曹団の三人の弁護士と、大かわら鈴子、森本真市議らが一人あたり二十~三十分かけて相談に応じました。

入居者からは神戸市の対応の強引さなどがこもごも語られました。

▽職員二人が一組になって訪問し、「とにかく四月一七日までに(希望の転居先を)一箇所でもいいから決めてくれ。申請しないと大変な事になる」としつこく粘る。一人は強引で、もう一人は優しい声で対処する。まるで警察の取り調べのよう。

▽本人や家族が病気だと言っても、「私も仕事だから」といってなかなか帰らない。「娘がお産で帝王切開をするので、いま家のことなど、話をする気持ちになれない」と言っても帰らない。

▽精神疾患を持つ子どもがいるが、継続入居の条件に該当しないため転居を迫られ困っている。

▽神戸市に電話や訪問でしつこくされたらどうすればいいか。

▽生活保護を受けているがケースワーカーからも転居をすすめられた。

相談に訪れた一人暮らしのAさん(52歳女性)は「十年ぐらい前からの途中入居ですが、契約書には期限が書いてなかった。四年前に亡くした夫との思い出もあるし、かかりつけの病院も近いから変わりたくない。市の職員には一時間四十分も玄関先で粘られました」といいます。

Bさん(68歳女性)も「相談しにきてよかった。議員さんから『困ったら電話して』と名刺ももらった。安心した」とほっとした様子で帰っていきました。


借り上げ住宅協議会は十三日にも二回目の相談会を開きます(朝十時から十二時まで、キャナルタウン二号棟集会所)。

(2014年4月13日付「兵庫民報」掲載)

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