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2014年4月20日日曜日

神戸市バス路線廃止・短絡許さない声をさらに大きく

朝倉えつ子(日本共産党北区くらし・福祉相談室長)

神戸市は、赤字を理由に「市バス123系統廃止・17系統一部短絡」を突然打ち出しました。

123系統はしあわせの村・ひよどり台~神戸駅を、17系統はしあわせの村・ひよどり台~新長田駅・駒ケ林を、それぞれ結ぶ路線です。鉄道駅のないひよどり台や星和台にお住まいの方にとって大事なバス路線です。

しかも三月号の広報で四月一日からの実施を一方的に知らせる横暴ぶりです。

ひよどり台連合自治会や星和台・ひよどり台にお住いの方から「廃止・短絡取りやめよ」の陳情が市議会へ提出されました。私も地域のみなさんとご一緒に、マンダイ前やバス停前で宣伝にとりくみ、短期間でしたが、陳情署名は七百七十六筆(三月末)集まりました。



三月二十日の市議会企業建設委員会では陳情が審議され、陳情を提出された三人の方がそれぞれ意見陳述されました。

「寝耳に水。地域と協同をと言ってきた行政のやり方としてはいかがか」「バスしかない地域。『経営改善』『効率化』は納得できない」(ひよどり台連合自治会)

「乗り継ぎと言うが、高齢の方や障がい・病気を持つ方々に暑い夏も寒い冬も待たせるのか」「バスも減便になる。何ら具体的な変更の中身が知らされてない」(星和台住民)

「あまりにも唐突。障がいを持つ者には、変更内容を一から覚え直す大変さがある。周知徹底は丁寧にやってほしい。」「音声案内や表示案内などきめ細かい案内を」(ひよどり台住民)

日本共産党は「これだけ陳情が出され、決して小さい要求ではない。市民へ路線図も示さない説明や、進め方もおかしい」と追及しました。

これに対して、市は「123系統廃止は別便(150系統阪急バス=西鈴蘭台~神戸駅)利用で、17系統短絡は乗り継ぎ割引制度利用をお願いしたい。今後も、地域団体から要請があれば積極的に出向いて地域の方のご意見・ご要望をお聞きする」と答えるだけです。

結局三件の陳情について、採択を主張したのは日本共産党だけです。他の自民・公明・民主は審議打ち切りを主張し、陳情は採択されませんでした。



審議終了直後の三月二十五日に開催された出前トークには、五十人の住民が星和台ファミリーホールに集まりました。

質疑応答の中で「乗り継ぎ割引制度」は阪急バスが利用できないこと、午後一時台は神戸駅行の市バスは一本しかなく、乗り継ごうにも乗り継げない事がわかり、会場は騒然となりました。

住民からは「150系統の民間完全移譲も知らないうちにやられた。こんなに不便になるとは思わなかった」「市として乗り継ぎできるよう阪急バスに要望してほしい」「磁気カードを購入したばかり。払い戻してほしい」などの声があがりました。これに対し、市は「17系統を二・五往復、150系統を三往復増やす」などと説明しました。

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神戸市はこれまでも財政難を理由に、暮らし・福祉施策を削ってきました。一方、大型開発には膨大なお金をつぎ込み、四月からは誘致企業の固定資産税などを大幅減免しようとしています。市民に冷たい、大企業優遇の市政運営を、今こそ市民の暮らし優先に切りかえましょう。

住民の大事な足を守るために、引き続き市バス路線の廃止・短絡を許さない声を大きく広げていきましょう。私、朝倉えつ子もその先頭に立ち、みなさんの声を集め議会へ届けて頑張ります。

陳情署名を訴える朝倉さん(4月1日(カメラの不具合でタイムスタンプが違っています)


(2014年4月20日付「兵庫民報」掲載)

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