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2014年4月27日日曜日

倉岡愛穂墓前祭

戦争に駆り立てる教育に抗した先駆者をしのぶ



「第六回倉岡愛穂墓前祭」が四月十九日、京都府京丹後町鞍内で催され、兵庫県から治安維持法国賠同盟の会員など二十三人が参加しました。

この墓前祭は地元の民主団体による実行委員会が主催。墓前で兵庫県墓参団代表を含む五団体の代表が追悼の辞を述べ、全員が献花しました。そのあと会場を移して「倉岡愛穂偲ぶつどい」が行われました。

倉岡愛穂(よしお)氏は、兵庫県における教育運動の先駆者です。一九三六年末に治安維持法違反で逮捕、百六日後の翌年四月九日に御影警察署で虐殺されました。今年は没後七十七年目になります。

倉岡愛穂は来神して御蔵小学校・二葉小学校の教師をしていましたが、「新興教育運動」に多数の教師を組織し、「子どもを戦争に駆り立てる教育」に抗して「子どもを主人公にした教育」を実践しました。

当時の日本は侵略戦争を拡大する一方で、軍国主義教育を推進。「新興教育」はその障害であり、許せない運動とされたのです。

倉岡氏が黙秘で守った若い仲間たちが、戦後の兵庫県における民主教育と教員組合の運動を牽引しました。

墓前祭の参加者からは倉岡氏の遺志を継いで、安倍政権の「戦争をする国」をめざす暴走を阻止しょうという決意がそれぞれ述べられました。安倍政権の「教育改革」とは愛国主義・軍国主義教育の復活・推進にほかならないとの思いからです。

なお墓前祭に先立って近くの「米軍レーダー基地」予定地で、現地の人から問題点を聞きました。
戸崎曽太郎

(2014年4月27日付「兵庫民報」掲載)

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