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2014年3月23日日曜日

NHK問題を考える会が緊急集会

安倍政権の広報機関にさせぬ


討論する(左から)門奈、醍醐、小林の各氏

「NHK問題を考える会(兵庫)」は三月十五日、「NHKを安倍政権の広報機関にさせるのか!」をテーマに、神戸市内で「緊急集会」を開催しました。

改憲を掲げる安倍政権にとってNHKの「国策放送化」は、最重要課題の一つです。公共放送の危機に対し、“視聴者・国民は、どのように対抗すべきか”を考えるつどいとなりました。約二百人が熱心に講師の話に耳を傾け、討論しました。

最初に、DVDによる映像で籾井NHK会長が、記者会見と国会の場でどのように発言したかを見た後、三人の講師が語りました。

元NHK経営委員の小林緑さん(国立音楽大学名誉教授)は、NHK経営委員の経験をもとに、高額の報酬を受け取りながら自由な発言、討議を封じる経営委員会の非民主的な実態を率直に語りました。

英国BBC放送に詳しい門奈直樹さん(立教大学名誉教授)は、制度として「国営放送」に近いBBCが、なぜ、国内的にも、国際的にも世界で最も信頼される「公共放送」としての評価を得ているかについて語りました。

「会長以下、組織員全体が、ジャーナリストとしての使命を自覚し、政府の不当な介入を許さない気概をもっている。NHKのようにジャーナリズムを理解しない財界人が会長に選ばれることは皆無である。政治の側のレベルに雲泥の差があり、社会的土壌として民主主義の度合いに違いがある」と指摘しました。

醍醐聰さん(東京大学名誉教授・「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」共同代表)は、安倍人事――籾井会長、百田・長谷川経営委員――の問題点を詳細に論証しながら、これら三人の罷免要求を実現することを提起しました。さらに今の放送法のもとでも実現可能な、会長、経営委員選考のシステム改革の運動を一年かけて討論し、取り組んでいこうと提案しました。

会場からは、受信料問題や番組内容について批判や意見が出ました。

討論のあと、「籾井NHK会長と百田・長谷川両経営委員の罷免を求める決議」を採択し、政府とNHKに送ることになりました。また、会からは、罷免要求の署名を旺盛に取り組むことと、六月二十一日、大阪中之島公会堂で行われる関西集会への参加の呼びかけがあり、大きな拍手で確認されました。

掘英一=NHK問題を考える会(兵庫)世話人)

(2014年3月23日付「兵庫民報」掲載)

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