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2014年3月2日日曜日

借上住宅〝完全予約制〟の名で追い出し

ひょうご震災復興借上住宅協議会はこのほど、ニュース『たんぽぽ』二月号を発行し、借り上げ住宅入居者を対象にした神戸市の「完全予約制」について、「だまされたらアカン、〝完全予約〟という名で〝追い出し〟制度、転居〝申請〟したら追い出される」と呼びかけています。

神戸市は、阪神・淡路大震災の被災者が入居する借り上げ復興住宅をめぐり、「原則二十年で退去」と追い出しをすすめてきましたが、ことし一月、移転先の市営住宅を予約すれば、空室がでるまで最長五年間、退去を猶予する〝完全予約制〟を発表しました。

これについて『たんぽぽ』は、借り上げ住宅に継続入居したいと願う居住者の心理を利用した巧妙な追い出し制度だと指摘。「いったん予約すると、取り消し(キャンセル)はできない。早々に転居させられます」と注意をよびかけています。

同協議会の公開質問状に当時の矢田市長が「希望に沿った地域に住み替えていただくことが基本」「未知の土地、見知らぬ場所への転居を強要するものではありません」と回答(二〇一二年十二月二十六日)していることも紹介。「市長の〝公約〟と法(人権)を守ってください」と神戸市に訴えています。

(2014年3月2日付「兵庫民報」掲載)

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