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2014年3月2日日曜日

前泊沖縄国際大学教授が神戸で連続講演


元琉球新報論説委員長で、沖縄国際大学教授の前泊博盛氏が二月二十二、二十三の両日、兵庫県内二つの九条の会で連続講演し、「日米不平等の源流は安保、地位協定にある」「AU(アジア共同体)をつくり、憲法九条に基づく外交力の強化で、武力に頼らない平和を」と呼び掛け、超満員の会場に共感の輪を広げました。

二十二日の九条の会・兵庫県医師の会の講演会では、「知られていない米軍基地のこと 憲法無視の日米地位協定」と題して講演。「米軍が自国内ではできないオスプレイの超低空飛行訓練が、なぜ日本では可能なのか」「なぜ日米地位協定は憲法の上位法として扱われているのか」と問いかけ、「原発事故と再稼働問題、TPP問題も含めて、日本の深刻な諸矛盾の多くは、在日米軍がもたらす国内法の機能停止状態に起因している」と、鋭く告発しました。

また、質問に答えて、「EUは経済共同体を作り、域内での戦争を無くした。アジアも同様に経済安保・多国間安保の概念と人間の安全保障で、血を流さない新しいシステムを」と強調。

翌二十三日は、九条の会.ひがしなだの講演会。特定秘密保護法に触れ、「米国からの情報提供欲しさに制定した〝防諜法〟だが、主権者国民の耳目、口を塞ぐのが真の狙い」と喝破。米軍普天間基地の辺野古移設強行についても「軍港など全機能を備えた最新鋭基地が、日本の経費で建設される」として、「権利は与えられるものではなく、闘い取るもの。民主主義を闘い取る本格的な運動を」とよびかけました。

(2014年3月2日付「兵庫民報」掲載)

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