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2014年3月16日日曜日

『見上げてごらん夜の星を』:神戸演劇鑑賞会4月例会

~ミュージカルこそわが人生~


夜、空を見上げると、小さな星が、小さな光を放ちながら輝いている。名もない星が、ささやかな幸せを祈りながら、輝いている。この星たちのように、夜間高校に通いながら、夢を胸いっぱい膨らませ勉強に励んでいる生徒たちの青春群像を描いたミュージカルです。

外国からの輸入のミュージカルでない。和製のミュージカルを創りたい、と言ういずみたくの熱い思いから産声をあげました。初演から三十一年の現在でも歌い継がれている数々の歌が舞台に溢れるように流れる。その歌に良き時代を、苦しかった時代を思い起こす。ですが、過去への郷愁だけでなく、人と人との繋がり、人の優しさも舞台から伝わってくる。

小さい街の小さい学校。太陽の下で働き、星空の下で学ぶ六人の生徒たち。どうして夜に勉強するのと問われても、大人にならなきゃ分からないの答え。六人それぞれの家庭の事情がある。豊かな生活ではない。でも、彼等は夢をもち、明るい。

昭和三十年の後半。日本は信じられない好景気。狂ったように走り続ける。その社会の中で、小さな光を放ち続ける生徒たちに、光を当てた舞台です。(小谷博子)



イッツフォーリーズ ミュージカル『見上げてごらん夜の星を』~ミュージカルこそわが人生~/原作・作詞=永六輔、音楽=いずみたく、演出=北澤秀人、潤色=大谷美智浩、出演=大塚庸介、井上一馬ほか/①4月13日(日)15時②14日(月)18時30分/神戸文化ホール(中)/会員制(入会時に入会金千円と月会費2カ月前納)、月会費3千5百円(大学生2千円、中高生千円)/Tel. 078・222・8651、Fax078・222・8653、メールkobeenkan@nifty.com

(2014年3月16日付「兵庫民報」掲載)

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