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2014年2月23日日曜日

兵庫県小林多喜二記念集会

二〇一四年兵庫県小林多喜二記念集会が二月十五日、兵庫県民会館で開催され七十人が参加しました。

集会は宝木実さんのアコーデオン伴奏で、昔懐かしい“うたごえ”の合唱で始まり、主催者代表の段野太一日本共産党文化後援会会長が開会挨拶をしました。

記念講演は尾西康充三重大学教授が「小林多喜二の文学―移民と棄民の相貌」をテーマに行いました。

講演に先立って平野喜一郎三重大学名誉教授が講師の尾西氏について、神戸の出身と言うだけでなく小林多喜二研究者の第一人者であり近著『小林多喜二の思想と文学』にその成果が反映されていると紹介しました。

尾西氏は、「多喜二の文学の原点は小説『一九二八年三月十五日』に見られるように権力の暴虐に対する労働者の怒りを自分のものとして書いている処にあり、共産党員になってから書いた『党生活者』には侵略戦争の本質が見事に書かれている」と語り、いま安倍政権が「秘密保護法」を制定して日本をふたたび戦争する国にしようとしているもとで、かつて戦争に巻き込まれていった論理を打ち破るためにも多喜二から学ぶことは多い、と指摘しました。

用意された著書は完売になり、参加者からは「新鮮な切り口の話に感動した」などの感想がよせられました。


(2014年2月23日付「兵庫民報」掲載)

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