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2014年2月9日日曜日

観感楽学

節分、立春をすぎれば、もうすぐ春。靴下を何重にも重ねる身には待ち遠しい。なにかを始めたくなる。新聞折り込みをめくると、兵庫の高校通学区拡大をビジネスチャンスに(?)と塾のチラシが目白押し。“乳幼児から知能を鍛えよう”という教室も数多くあり、親たちを焦らせる▼日本の教育は、異常な競争教育、世界一の高学費、教育の自由への政治介入など、世界でも突出したゆがみを抱え、何度も国連から是正勧告を受けている。安倍政権は、九条改憲とあわせて、弱肉強食の経済社会を勝ち抜く人材づくりを狙っている。改悪された教育基本法の具体化として、全国学力テスト体制、教科書検定規準の改悪、侵略戦争美化の歴史教科書の押し付け、道徳の「教科化」などをすすめている▼もっとゆっくり考えたい、わかるまで教えてほしい!―と子どもたちが悲鳴をあげている。憲法と子どもの権利条約の立場に立ち返り、世界最低水準の教育予算を抜本的に引き上げ、教育環境を充実させることが求められている。いま、家庭塾のような新婦人の「宿題小組」が広がりつつある。子どもが、学ぶ喜びを感じて、自分らしく輝ける居場所をつくっていきたい。(O)

(2014年2月9日付「兵庫民報」掲載)

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