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2014年2月9日日曜日

大気汚染と健康被害問題交流集会


空気の汚れ調査兵庫県実行委員会は、2月1日に兵庫県保険医協会会議室で大気汚染と健康被害問題交流集会と題して、13年度空気の汚れ調査結果報告集会を行い、26人が参加しました。

集会は、13年6月13日~14日にかけて行ったカプセル調査結果をまとめた報告書(56ページ、うちカラー18ページ)の完成を記念して企画したものです。最初に吉田耕三氏(ひょうごECOクラブ事務局次長)が13年度空気の汚れ調査結果の特徴を報告し、続いて森岡芳雄氏(兵庫県保険医協会理事・東神戸病院医師)が現況の大気汚染と健康被害と題して講演、質疑をはさんで、後藤隆雄氏(日本科学者会議全国常任理事)がPM2.5とNO2カプセル調査について講演、質疑を行いました。

13年度の測定結果は、極端に高いNO2濃度の場所は減少傾向にあるが、国道43号線をはじめ主要道路沿いでは環境基準を超えるところが多く、主要道路から離れた地域では低くなっている。その要因として自動車排出ガス規制とECOカーの普及による効果があるが、「公害なくせ」の私たち住民運動による国民世論の高まりが、排出ガス規制や自動車業界にECOカーの製造・開発を余儀なくさせたことだと強調されました。

政府が行った「そらプロジェクト」で30ppb〔ppbは十億分率〕を超えると小児ぜん息リスクが高くなる(島兵庫医大教授)ことが分かっており、低学年ほど小児ぜん息罹患率が高い。また、アレルギー素因を持っている人も30ppbを超える気管支病発症が増加すると告発、現行の環境基準(40~60ppb)を元の20ppb以下に戻す必要性を指摘されました。

大阪の事例で、カプセル調査結果とPM2.5との相関関係が証明されたこと、これまでの研究結果から大気中のNO2測定値の70%がPM2.5であると大気汚染の自主測定運動(カプセル調査)を継続して続ける必要性を訴えられました。

フロアから、大気汚染と花粉症、アレルギー鼻炎との関係についての意見や、「きれいな水と空気、新鮮な野菜を食べ、県内1位の平均寿命の猪名川町に5~6年前にいたが、今回の調査結果を見てもそれを裏付けられている。これからも取り組みをよろしくお願いしたい」などの要望が出されました。

(2014年2月9日付「兵庫民報」掲載)

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