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2014年2月2日日曜日

日中友好協会加古川支部:中国近現代史第6回

「中華民国の命運」を学ぶ


講演する美野和夫氏
日中友好協会加古川支部は、中国近現代史講座、「大清帝国から中華民国」の第六回「中華民国の命運―袁世凱の野望と『革命』の終焉」を一月十二日、県加古川総合庁舎「かこむ」で開催しました。

講師は東洋大学付属高元教諭の美野和夫氏で、二十一人が参加ました。

美野氏はまず「辛亥革命」後、孫文から袁世凱に権力が移る過程で、いかに孫文のめざした「革命」が終焉していったか、袁世凱政権下、第一次世界大戦のもとで日本の山東出兵や「二十一カ条要求」を受諾したことや、帝政をめざした袁世凱の死後、軍閥間の対立抗争激化で政局不安定化を説明しました。

第一次大戦後、日本など列強の圧力に抵抗する学生の愛国運動が中国最初の近代型市民運動「五・四運動」(一九一九年)へと発展していく経緯を解説。ロシア革命の影響を受け、社会主義思想が流入、中国共産党が結成されたことにも触れました。

こうした情勢下で国民党が「連ソ容共・労農扶助」を基本とする大国民革命運動をめざしたが、孫文死去後、「容共政策」をめぐる国民党の内紛、汪兆銘武漢政権と蒋介石の対立、北伐軍総指令による上海クーデターによる左派粛清など、次回以降の「長期の内戦」を予測させる話題に触れ説明しました。

参加者からは「国民党や共産党の成立事情や国共合作、国共対立、蒋介石による共産党打倒などの大きな流れが理解できた」「次回の中華人民共和国成立までが楽しみ」などの感想が寄せられました。(前田清=同支部)

(2014年2月2日付「兵庫民報」掲載)

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