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2014年2月2日日曜日

観感楽学

沖縄・名護市長選の勝利は、まさに脳天逆落とし、安倍内閣や自民党に強烈な一撃を食らわした▼「琉球新報」は社説で、選挙結果は「誇り高い歴史的審判」だと報じ、仲井真知事に辞任を求め「日米は辺野古を断念せよ」と主張している▼仲井真知事は昨年十二月、これまでの主張を翻し、安倍内閣からの提案を「政府のご提案は驚くべき立派な内容だ」「有史以来の提案をいただいた」と、歯の浮くような賛辞を並べ立て顔を引きつらせながら辺野古の埋め立てを承認した▼作家の池澤夏樹氏は「県知事である仲井真がこれほど重大な判断に詭弁を弄するのは、それ自体が民主主義に対する違反である」「ひょっとして彼は、まぶい(魂)を落としたのか」と痛烈に批判している(一月七日付「朝日」夕刊)▼知事の裏切り行為に対して沖縄県民は、県議会で知事の辞任要求を決議し、札束を振りかざす反動勢力を見事に打ち破った▼いま沖縄県民は「本土住民も人ごとのように傍観するのでなく普天間の閉鎖・撤去に力添えをしてほしい」と切実に求めている。私たちは、市長選の歴史的勝利を喜ぶだけではなく「沖縄を返せ!」の運動を日本全国で取り組まねばならない。(D)

(2014年2月2日付「兵庫民報」掲載)

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