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2014年1月26日日曜日

「秘密保護法」を許さない:鳥越氏講演

NHK問題を考える会のつどい満員、2百人が入れず


鳥越、羽柴、小山3氏のトーク

NHK問題を考える会(兵庫)が一月十八日、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏と弁護士九条の会事務局長の羽柴修弁護士を迎えて神戸文化ホール中ホールで秘密保護法をテーマに「市民のつどい」を開催。市民の関心の強さを反映して定員九百四人の会場は超満員。入場できなかった人も二百人にのぼりました。


羽柴弁護士は「戦争は秘密から始まる」と題して講演。戦時中、大学生が容疑内容秘密のまま軍機保護法違反で逮捕され、懲役十五年の判決を受けた事件を紹介し、「何が秘密かも秘密。特定秘密を扱う約十万人が身辺調査の対象となり、家族らにも調査が及ぶ。秘密保護法は軍機保護法と同じだ」と危険性を強調しました。

講演する鳥越氏
鳥越氏は「稀代の悪法・秘密保護法を許さない」と題して、ジャーナリストの立場から問題点を告発。「記者は権力者をチェックし、情報を国民に伝えるのが役目」だが、秘密をもらした者は「最高十年の懲役」など、秘密保護法によって、「役人側も萎縮し、国民に必要な情報さえ取れなくなる」と指摘し、安倍内閣は「『国民が主人公の国』から『国家統制型の国』へ変えようとしており、その表れが秘密保護法だ」と告発しました。さらに、集団的自衛権の行使を憲法解釈の変更、閣議決定だけでやろうとしていることをあげ、「ある種のファシズムだ」と批判しました。

それぞれの講演に続いて、ラジオパーソナリティの小山乃里子氏の司会を交え三人のトークも行われました。

鳥越、羽柴の両氏は、講演でも、トークでも、国政選挙による国民の審判はすぐにはないので「国民が立ち上がって『ノー』というしかない」、地方選挙、請願、デモなど可能な方法で「秘密保護法の施行を止め、廃止をめざそう」と訴えました。

(2014年1月26日付「兵庫民報」掲載)

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