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2014年1月1日水曜日

観感楽学

二〇一三年三月、突然、矢田神戸市長と副市長が兵庫県庁を訪問している。そこで市長らは、知事、副知事と会談し、なんと、借上げ住宅に継続入居を認める年齢基準を神戸市に合わせ県も八十五歳以上に改悪するよう要請している▼彼らは極秘裏にやったつもりだが悪事はすぐ露見する。日本共産党県会議員団が入手した県の借上げ住宅活用検討協議会議事要旨の質疑の中から事実が判明した。あろうことか市のトップが、「県知事に改悪を要請するとは何たることか」と、怒りの声が広がっている▼県の協議会は、この矢田市長らの申し入れを受け入れず、基準を八十歳とし、井戸知事は共産党議員の質問に、柔軟に対応する、と答弁した。神戸市議会でも共産党議員が委員会や本会議で厳しく追及。十月、矢田市長最後の本会議で森本議員が答弁を求めたが矢田氏は最後まで立たなかった▼久元新市長になっての十二月の委員会で口頭陳述に立った借上げ住宅連絡会の安田さんは「黙秘権は市長にない」と迫った。その後、本会議最終日、久元市長は「矢田市長が出した結論を変えるつもりはない」と答弁した▼市民の声を聞く市政へ、二〇一五年統一地方選挙に備えたい。(D)

(2014年1月5日付「兵庫民報」掲載)

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