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2013年9月8日日曜日

神戸市長選:「あったかの会」各区で結成

市民の願いかなう神戸に


雨の中、出勤する人々に「あたたかい神戸市政を」と訴える
ぬきなさんら(2日、元町駅前)

灘区の会結成総会に100人


満席となった灘区の会結成総会

神戸市長選挙(十月十三日告示、二十七日投票)にむけて八月三十日、灘区では「あったか神戸・灘区の会」の結成総会が開かれ、各団体や地域から百人が参加しました。

総会には、「市民にあたたかい神戸をつくる会」(略称=あったか神戸の会)の共同代表で市長候補の、ぬきなゆうなさんと、九十五歳になる母親の貫名初子さん(元神戸市議)=写真右=が挨拶しました。

ぬきなゆうなさんは、「あったか神戸の会」から、市民本位に市政を変えるためにと要請をうけ、悩んだことにも言及。阪神・淡路大震災の直後、市民が苦しんでいるときに神戸空港の建設を強行したこと、震災から十八年になるいま、借上げ住宅から入居者を追い出そうとしていることにたいし、住民いじめをやめさせるため、“だめなものはだめ”とがんばりたいと思ったとのべました。中学校給食実現などの運動を市民といっしょにとりくんできたことにもふれて、「生まれ育った神戸を、住みよいまち、子育てしやすいまちにするためがんばる」と決意を表明しました。

神戸市政をめぐる情勢について味口としゆき市議が報告。新日本婦人の会の高橋篤子さん(準備会事務局)が「灘区の会」結成に至る経過と今後の活動を報告。各分野から七人が発言しました。


東灘区、垂水区など


市民にあたたかい神戸をつくる東灘の会(あったか神戸・東灘の会)は八月三十一日、「スタート集会」を開き、ぬきなゆうなさんが決意表明しました。

垂水区は八月三十日、「市民にあたたかい神戸をつくる垂水区の会」(仮称)準備会をもち、垂水駅前宣伝や結成総会(九月十四日)など当面の計画を決めました。


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

中学校給食:神戸の実現する会が文科省に要請

自校方式で豊かな中学校給食へ国は財政援助を


文科省係長と懇談する(左から)松本市議、井村氏ら

私たち「神戸の中学校給食を実現する会」のメンバー四人は、日本共産党の松本のり子神戸市議団長とともに八月二十六日、東京都内で文部科学省(学校給食係長)と懇談しました。

冒頭、係長は「学校給食は単なる昼食ではなく、配膳作業も食育の観点から生きた教材であり、協調の精神を養い、教育の一部と考えている」と発言しました。

松本団長が「給食の食材は、地産地消で安全なものをどれくらい使っているのか」とたずねましたが、あいまいな回答でした。

会側が、文科省も全中学校の給食実施達成といっているのに、八二%にとどまっている理由を問うと、財政問題と施設問題、自治体の政策的位置づけの問題だとのべました。

会側が、神戸でも「自校方式は理想だが、八十二校の調理室建築の初期費用が大きいとして、安上がりのデリバリーランチボックスの計画となっている。文科省は、未実施への都市部に補助を増やすこと検討してほしい」と要請しました。

「デリバリー方式」を実施しているのは、わずか六%です。栄養教諭の配置もないし、アレルギー対応もできず、食育とは言えません。「成功例はあるのか、選択制は実施しても破綻している。神戸の実情を把握していますか」とたずねると、係長は、神戸市からの報告をうけ、「例えば三年後位に再検討することは考えていますか」と神戸市側に聞いたそうです。係長は、「デリバリー方式を実施していても、少しずつ自校調理方式を導入することは問題ない。自治体の政策の問題だ」と答えました。

いま神戸市では、「全員喫食を基本」といいながら、「毎月インターネットで申し込み、給食費を前払いで振り込んだ時点で申し込み終了」という神戸方式を考えていますが、「これでは、給食を望んでいるのに食べられない中学生が増えるのでは」と問うと、係長は「就学援助、生活保護もあるのでは…」と言葉を濁しました。

私たちは、神戸市をはじめ給食未実施の都市部への国の財政援助を検討するよう重ねて強く求めました。
井村弘子


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党神戸市議団が予算懇談会

各団体から市民要求続々


あったか神戸の会の、ぬきなゆうな共同代表も挨拶

日本共産党神戸市会議員団は八月二十八日、神戸市勤労会館で予算懇談会を開き、五十人が参加しました。市民にあたたかい市政をつくる会共同代表のぬきなゆうなさんと日本共産党北区生活相談室長の朝倉えつ子さんが挨拶しました。きだ結県議も参加しました。

懇談会では、松本のり子団長の挨拶に続いて、森本真幹事長が神戸市政の特徴、市長選挙をめぐる状況などについて報告しました。

“市長を替えて展望持てる市政に”

参加者からだされたおもな意見は次の通りです。

「神戸空港の運営は着陸料で賄うのが本来の姿だがそうなっていない。今年度十八億円入る予定だったが六億円しか入らない空港は完全に破綻をした。我々は空港を夢のある島にしようと、太陽光発電に転用したらどうなるか提案している」(「ストップ!神戸空港」の会)

「松本議員と文科省に行ってきた(一面参照)。国の補助が少ないことも、大都市で進まない原因の一つだと思う」(中学校給食を実現する会)。

「二年近く運動を進めてきた。市は繰り返し転居を迫ってきた。市議会ごとに陳情を出した。対市交渉もしてきた。ようやく市は今年一月、従来の姿勢を若干変えて、継続入居の条件を認めた。運動と議員の連携でここまできた。震災で大変な目にあって、二十年たってさらに生きる場を奪われそうになっている。希望者全員継続入居を求めて、これからもがんばる」(復興県民会議)

「神戸市は保育所待機児童は三百三十五人だとしているが、本当に入りたいのはもっとある。横浜は待機児ゼロというが、企業の参入などは許してはならない。保育環境の充実とあわせてすすめるべき」(保育運動連絡会)

「六十代の人が熱中症でなくなった。福祉パスを取り上げられたのが原因の一つと思う。クーラーをつけてほしいと言っても、社協の制度説明しかしない。移送費も、手続きが難しくて、あきらめて病院に行かない人が出ている。クーラーの設置、夏冬の見舞金や福祉パスの適用復活を求めている。生保世帯の実態を見る行政に変えていく」(生活と健康を守る会)

「神戸市の国保料の計算方式が来年六月から変わる。人数の多い世帯、障害者、寡婦とか、控除が多い世帯は、収入は変わらないのに保険料が二倍、三倍になる事例が出る。全国にいっぱいある」(社保協神戸市協)

「子どもの医療無償化を進めたい。県下で、一番進んでいるのは、入院・通院とも中三まで無料。神戸市は今、通院の窓口負担がないのは二歳児までのみ。一歩でも前進するように力を合わせてやっていきたい」(保険医協会)

「トライやるウイークで、去年、神戸の四校が自衛隊に行っている。教育の場で自衛隊にいかせるというのは許せない。自衛隊は軍隊で、人殺しの訓練をするところ。子どもが行きたいと言っても、学校が止めるべき」(新婦人)

「中小業者はアベノミクスで大変な目にあっている。仕事を増やしていくことが大事。生活密着型の公共工事を、どんどん運動して確保していきたい。神戸市は、下請けまでは管理すべき。太陽光発電は仕事起こしにもなる。自治体がその気になれば仕事おこしは可能。選挙で市長を替えて、業者が展望を持てる市政にしたい」(兵商連)。

(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

夢前産廃処分場計画で環境省へ

入江次郎(姫路市議)

環境省(左)からレクチャーを受ける(その右から)堀内、入江、杉本、金田の各氏

夢先産廃処分場建設計画の問題で日本共産党兵庫県委員会の堀内照文副委員長、金田峰生兵庫国会議員団兵庫事務所長、杉本ちさと県議とともに八月二十九日、上京し、環境省産業廃棄物政策課からレクチャーを受けました。

現在、姫路市夢前町では、国内最大規模の産廃最終処分場建設計画が進められています。計画を進める事業者名と代表者が次々と変わり、住民の不安と不信が広がっていますが、当初、計画を進めていた事業者は、姫路市内で約二十五年間にわたり、夢前町で計画のものと同類の処分場を管理運営しています。

日本共産党は、同社の過去の処分場管理実績を徹底的に調査し、同社の違法行為を暴露してきました。しかし、兵庫県と姫路市は、これまで厳正な行政処分をおこなってきませんでした。

この日のレクチャーでは、この間、新たに明らかになった重大な違法行為について、情報提供するとともに、行政の対応のあり方について意見交換しました。

環境省担当者は「今日いただいた情報をもとに、県・市への聞き取りをおこない、環境省の見解をお返事させていただく。少し時間を下さい」と誠実に対応しました。

地元住民が集めた産廃建設反対署名は、十三万筆にもなりました。日本共産党は、引き続き、住民の皆さんと力を合わせて「市民三万世帯の水道水源地という不適格な地で、不適格な事業者による処分場建設を認めるな」という運動を大きく広げ、処分場建設計画が撤回されるまでがんばります。


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

憲法県政の会が団体・地域の会の代表者会議

知事選確信に運動さらに強めよう


憲法が輝く兵庫県政をつくる会は八月二十八日夜、神戸市内で「加入団体・地域の会代表者会議」を開き、十団体、十地域の会の代表らが参加。七月の知事選挙の総括と今後の活動について、活発に意見交換しました。

候補者として大奮闘した田中耕太郎代表幹事が挨拶。田中邦夫事務局次長が、選挙結果や候補者発表以来の三カ月間のとりくみを中心に報告しました。

討論では、すべての参加団体が発言。「四年間の積み重ねが立候補表明以来の運動のたちあがりにつながった」「過去最高の得票を得たことを確信に次に望もう」「加入団体の全構成員の立ち上がりとともに、つながりのなかった層への働きかけ、共同の呼びかけの探求は今後の課題」などの意見が寄せられました。

今後のとりくみとして、継続した県政学習、要求運動と結んだ選挙戦の探求、今回の経験を踏まえ大胆なネット戦略、「地域の会」の活動交流、「県政の会」と「地域の会」との連携、日常活動の強化、県政を変えていく戦略の必要性などの指摘がありました。

「県政の会」では、九月の幹事会をはじめ、さらに総括をすすめ、「報告集」の作成も検討しています。


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

兵庫県平和委員会が総会

地域に平和委員会を



兵庫県平和委員会は八月三十一日、神戸市立総合福祉センターで、二〇一三年度定期総会と学習講演会を行いました。

開会挨拶で、梶本修史平和委員会代表理事は、「今平和をめぐる情勢をしっかり認識するとき」「とりわけ明文改憲・解釈改憲に加えて既成事実づくりに対してもたたかうことが必要」と訴えました。

高橋正明事務局長から情勢・たたかいの課題、経過とこれからのたたかいとして①日米安保廃棄・基地撤去をめざす課題②核兵器廃絶を求める活動③憲法改悪に反対し、活かす活動④脱原発をもとめる活動などが提起され、そのためにも会員六百人をめざし、地域の組織をつくることが提案されました。

討論では、再開した芦屋の平和委員会から平野貞雄芦屋市議と濱本さんが経過を、淡路島平和委員会の間森和生さんはこの間の活動を、西澤慎常任理事は宝塚医生協内でも平和委員会が結成される方向であることを、尼崎平和委員会からは戦争展の内容が報告されました。

最後に活動方針・予算・新役員が提案されて採択。西澤代表理事が奈良や和歌山のすぐれた活動経験を報告し兵庫でも地域に平和委員会をつくろうと呼びかけました。

総会後、「学習講演会」が開かれ、「沖縄からみる日本の主権と民主主義―憲法と地位協定」と題して前泊博盛沖縄国際大学大学院教授(元琉球新報社論説委員長・編集局次長)が記念講演を行い、九十二人が参加しました。

総会でも学習講演会でも、あったか神戸市民の会共同代表の、ぬきなゆうなさんが挨拶し、神戸市政転換への決意を表明しました。




(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

トラもコイもシリア軍事介入NO!

 ZEROこねっとが甲子園で宣伝 



原発ゼロ!核兵器ゼロ!ZEROこねっとは九月一日の日曜日、阪神・広島戦直前の阪神甲子園球場前で「シリアへの軍事介入反対!緊急行動」を行いました。

阪神ファンであふれる球場前で、赤い横断幕をかかげ、ハンドマイクで「私たちは、平和な世界を実現したい。だからアメリカやフランスのシリア攻撃は反対です」とよびかけ、画用紙に平和のアピールを書いてもらいました。

マイクの訴えに耳を傾けている人に声をかけると高校生や親子連れ、阪神戦を観戦に来ていた青年などが、「NO!! 戦争。子どもたちに平和を!」「戦争やめろ!」「アメリカの決断、オバマさんよく考えてね」「シリア軍事介入NO! 国連憲章まもれ」とメッセージを書いてくれ、「アメリカの行動許せませんね」「戦争はあかん。シリア問題気になっています」など怒りの声も寄せられました。

「実はそのアメリカの無法な行動をそのまま認めているのが今の日本政府」と話すと「そうなんですか! それは日本も許せませんね」と驚きの反応が返ってきます。

行動に参加したメンバーは「短時間だったけどたくさんの人が注目してくれた」「ハンドマイクでの話を、じっと聞いている人もいた」と平和への思いを確信にしました。

(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

レッド・パージ反対懇談会8月例会

再審請求へたたかい広げよう


三人の原告を囲む懇談会参加者

兵庫県レッド・パージ反対懇談会は八月三十日神戸婦人会館で例会を開き、レッド・パージ被害国家賠償請求訴訟の再審請求運動について懇談しました。今回の懇談会には、山口県、京都府、大阪府からの参加者もあり、自らのレッド・パージの体験を紹介しながら、たたかいを広げる決意が交わされました。また資料として配付された「再審申立書」(案)についても意見を交換しました。

山口県から参加された藤井旭さんは旧国鉄で組合役員をしていた時にレッド・パージに遭った経験を発言。レッド・パージによる解雇無効訴訟を三十年間にわたってたたかいましたが、最高裁の「GHQの指示による超憲法的措置」という判断で敗訴。再就職先でも差別にあい、地元に戻って事業をおこして生計を立て、その後八期三十二年にわたって共産党町議を務めたと自己紹介。「大橋さんらのたたかいに学んで力をつけ、名誉回復を勝ちとるためにがんばりたい。山口県の弁護士会への救済申し立ての署名にとりくんでいます」と決意を語りました。

日本共産党兵庫県委員会から参加した松田隆彦書記長は、国家賠償請求訴訟弁護団から、十一月に今回の訴訟の報告集会を開催するにあたっての実行委員会参加の呼びかけがあり、日本共産党県委員会として実行委員会への参加を決めたことを発言しました。

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の小西武雄さんは、最新の研究成果で「レッド・パージがGHQの指示による超憲法的措置」という虚構を崩す証言をされた明神勲北海道教育大学名誉教授の著作『戦後史の汚点 レッド・パージ』を紹介し、書籍の普及を呼びかけました。懇談会には九十六歳の川崎義啓さん、九十二歳の安原清次郎さん、八十三歳の大橋豊さんの三人の原告もそろって参加、再審請求に向けての意欲を語りました。


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

東播2市2町がごみ処理広域化を計画

住民の議論と参加を:加印革新懇が学習会



加印革新懇は八月二十八日、加印教育会館で定例の世話人会を開き、大阪市民ネットワークから藤永のぶよさんを招き、ごみ処理問題の学習会を行いました。

東播二市二町(加古川、高砂、稲美、播磨)は現在各市町で行っているごみ処理を広域化し、高砂市梅井に処理施設を立地、二〇一八年度着工・二二年度稼働を目指しています。今回の学習会はその問題点や課題について考えようと開かれたもので、一般公開。四十人が参加し、とくに建設予定地の高砂市から多数の参加がありました。

藤永さんは自ら、デンマークやドイツ、フランスなどヨーロッパ各地を視察し、学んだことに基づいてごみ処理とリサイクルについて解説。


参加者からの質問にも答え、広域化で費用が二六%も安くなると自治体が説明しているというが、ごみ運搬などトータル費用でどうか、ごみ問題を考える会や情報公開センターを立ち上げ情報を公開させ、きちんとしたデータと事実に基づいて住民の議論と住民参加型の運動を進めてはどうかと提案しました。


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

東日本大震災救援ボランティアレポート(第26次)

培われてきた「信頼」

黒田みち(川西市議)


  • 日本共産党兵庫県委員会第26次東日本大震災救援ボランティア
  • 8月24~26日:郡山市・緑ヶ丘仮設住宅


米や水、枝豆を届けました

私は、昨年十一月の県女性後援会ツアーに参加。今回、党の第二十六次ボランティアで、郡山市には九カ月目の訪問となりました。

八月二十四日(土)。金田峰生東日本大震災救援・復興闘争本部事務局長運転の車に、神戸の森本さんと三人、兵庫県産玄米、「六甲の水」を支援物資として出発。その日の夕方、「郡山市被災者支援センター」に到着しました。

一方向ではなく一緒に参加できるよう

郡山地区・被災者支援センター大橋利明責任者と活動の打ち合わせ。

今回の訪問先・「緑ヶ丘応急仮設住宅」(富岡町の被災者が入居)は、初めての戸別訪問です。

大橋さんから―これまで自治会から戸別訪問を断られてきたが、日常的な訪問・支援を繰り返し、一方向ではなく入居者自身が参加できる活動をと工夫してきたこと、参議院選挙で党が躍進したことからあらためて「戸別訪問」と「住民の方との交流・懇談会」を申し出て快諾されたこと、数日前には兵庫県からの訪問を知らせるチラシを全戸に配布、準備完了―との説明を受けました。

震災からの時の経過とともに移りゆく人々の現状に寄り添いながらの活動、その誠実さに培われてきた信頼の賜物が今回の戸別訪問実現であり、「参議院選挙で福島県双葉郡の比例票は前回の倍」との報告に納得しました。

「今から共産党の皆さんが伺います」と自治会長さんが放送

戸別訪問して要望などを聞く黒田市議(左)

二十五日(日)。一緒に訪問する地元の方や民青同盟の若者と合流・打ち合わせ。兵庫県の支援物資と地元党員の方の畑で採れた箱一杯の「黒豆の枝豆」を乗せて仮設住宅へ出発。

自治会長の北崎一六さんたちに出迎えていただき、二人一組五チームで訪問。「今から日本共産党の皆さんが伺います」と自治会長さんの声が放送で流れました。大橋責任者は「こんなの初めてですよ」と嬉しそうでした。

「阪神・淡路大震災でお世話になった兵庫県から来ました」と訪問しました。お話を伺い、午後からの「交流・懇談会」にもお誘いしました。

グループに分かれ入居者どうしも気軽に話せた懇談会

「懇談会」には、仮設住宅から十七人、神山悦子県議も来られて、集会所の部屋はいっぱいになりました。

「帰れるかどうか、はっきりしてほしい」「二年五カ月たっているのに全く先が見えない」「汚染水流出の問題を含め、収束していない現実。誰が責任を取ってくれるのか」「同じ富岡町なのに放射線量で区別されていく」「甲状腺検査を全県民にしてほしい」「この仮設は同じ町だから安心だ」「町っていうのは役場があって、学校や病院があって、ちゃんと機能しとらんといかん」―など不安や憤りの声とともに、避難指示区域の変更などに翻弄されながらも、帰ることができない人を気遣い、家族と一緒に住めることを願い新しい町へと希望を託したいとの声も出されました。

北崎自治会長が「みんなが気持ちよく住めるように、(みんなが気持ちよく)この仮設から出ていくことができるように」と挨拶で言われた言葉にその思いが凝縮されています。

地元の人の思い・願いを繋ぎ広げよう

訪問・懇談後、センターで「活動のまとめと神山県議による学習会」が開かれました。高橋善治郡山市議(地区委員長)も参加しました。


活動のまとめでは、「交流・懇談会は四グループに分かれ、みんなが気軽に話せるとりくみだった」「やっぱり地元の人に学ぶこと。その想いや願いをどう繋ぎ広げていくか」など話し合い、仮設住宅と周辺住民との連携、仮設住宅どうしの連携など課題が見えてきました。

学習会では、神山県議が、福島県の現状と「住民合意」を大切にしながら「復興と被災者支援、原発ゼロへのとりくみ」について資料を基に説明するとともに、復興住宅や廃炉の問題など日本共産党県議団のとりくみを報告しました。

最後のおひとりの支援が終わるまで

「絶対忘れない。最後のおひとりの支援が終わるまで」の決意を、被災者のみなさんから聞かせていただいた声とともに、しっかりと胸に刻んだボランティア参加でした。

第26次ボランティアの面々



(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

91周年記念講演DVD見る会・「つどい」を開催して

日本共産党神陵台支部

久しぶりに国政選挙で躍進した喜びもさめやらぬ八月十八日、選挙で協力していただいた方々への報告をかねて、「党創立九十一周年記念講演会」のDVDを見る会・「つどい」を開きました。いつも「つどい」に使用している会場で、祝杯にかえ、ささやかな飲み物とお菓子を準備しました。いろいろ都合のつかない人も多く、党員・後援会員など二十人が参加しました。

「つどい」参加者は、記念講演会冒頭の東京都議団代表の挨拶に続く当選した八人の参議院議員の挨拶に感動。時間の関係で志位委員長の記念購演は、最初の参院選に関するところまでにして、懇談に切り替えました。

「勝ててよかったなあ」は、みんなの共通の思いで、当選議員の挨拶は「赤旗」で読んでいましたが、「映像で見ると迫力が違う」「みんな個性があり、立派な人ばかり」「国会が始まったら、大奮闘が楽しみ」「吉良さん、がんばってほしい」などの声が出されました。



党支部でも、支部会議で志位委員長の全講演を視聴し、安倍内閣の暴走と正面からたたかうためにも、消費税、原発、憲法などの署名にとりくもうと話し合いました。

自ら党の風を起こすためには、「成長・発展目標」めざし、党員と日刊紙・日曜版読者の有権者比率を引き上げ、質量ともに強く大きな党をつくる必要があります。

それに挑戦していく質的な力をつけようと、党支部では「綱領連続講座」のDVDを視聴しての学習も始めました。


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

ひなたぽっころりん(519)




(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

子育てがこんなに大変とは。きょうだい喧嘩の仲裁…洗濯物の山…抱っこ続き筋肉痛…の毎日。でもやっぱり子どもはかわいい。明日からもがんばらないと。せめて、経済的負担の軽減や子育て支援制度が充実されればと切に願う▼「神戸・市民要求を実現する会」のパパママアピールプロジェクトには子育て世代の願いが続々寄せられている▼「産後、孤独で不安だった。無料二十四時間電話相談や訪問があれば」「無料で利用しやすい家事代行サービスや一時保育を」「子どもが気持ちよく走り回れる大きな公園を」「保育料が高すぎ給料が消える。収入増をと働く時間を増やせば、子どもとの時間が減る」「保育所の待機で仕事復帰できない」「少人数学級実現を。障害児の知識を持つ教員増を」「私立幼稚園料が高い。公立が少ない」「大学、私立高校学費高すぎ。授業料以外にも入学金、部活費、交通費…」「医療費無料化の拡大を。兄妹とも喘息や食物アレルギーで毎月病院通い」▼アンケートを書き、おしゃべりするうち「なんで私の税金が神戸空港に」と腹が立ってきて、政治を変えたくなる。ぜひアンケートにご協力を!▼市長選で子育て応援の神戸に変えよう!(O)


(2013年9月8日付「兵庫民報」掲載)