市民にあたたかい市政へ
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要求実現市民集会で決意こめ挨拶する、ぬきなゆうなさん |
兵庫労連や兵商連、新婦人、民医連、日本共産党など十六団体でつくる「市民にあたたかい神戸をつくる会」(略称・あったか神戸の会)は八月二十三日、神戸市役所内で記者会見し、神戸市長選挙(十月十三日告示、二十七日投票)に、同会共同代表のぬきなゆうな(貫名ユウナ)氏(61)=無所属、日本共産党推薦=を擁立すると発表しました。
記者会見には、同会共同代表の岸本友代さん(新婦人県本部会長)、事務局長の那須由美子さん(兵商連事務局長)、日本共産党神戸市議団の松本のり子団長らが同席しました。
神戸を変えたいとのたくさんの人の思いに押され
ぬきな氏は「神戸を変えたいというたくさんの人の思いに押され、やるしかない」と決意したと紹介。「震災直後、多くの人が困っているときに当時の市長が『空港をつくる』と発言したことは今も忘れられない」と述べ、市民にあたたかい市政への転換を訴えました。
あったか神戸の会は、ことし三月に結成された政治団体。同会は、八月二十二日に臨時総会を開き、ぬきな氏を会の共同代表に選出するとともに、九月九日の決起集会(神戸市勤労会館、午後六時三十分)、事務所びらき、街頭大宣伝など「レモンイエロー作戦」をはじめ、当面の選挙方針を確認しました。
臨時総会では、選考委員会が一致して、ぬきな氏に立候補を要請した経過を報告。ぬきな氏が、女性運動、被災者救援、神戸空港住民投票、子どもの医療費無料化、中学校給食実現、国保料引き下げ、平和運動など、住民運動とともに歩んできた人であることが紹介されました。
市長選に向け同会では①中学校給食・医療費無料・待機児童解消・学童充実など「子育てパパ・ママ応援都市」、②住宅リフォーム助成・中小企業振興条例・公契約条例など「地産地消で神戸を元気に」、③「福祉・医療の充実で安心神戸」、④「三宮巨大再開発より市民のくらし優先を」の四つの政策的柱をかかげています。
ぬきなゆうな氏略歴
一九五一年神戸市須磨区生まれ。葺合高校、兵庫女子短大デザイン科卒。新日本婦人の会神戸北支部事務局長、同県本部委員など歴任。現在、市民にあたたかい神戸をつくる会共同代表、新婦人神戸北支部委員、北区原水協理事、泉台第一住宅自治会長、日本共産党兵庫・長田・北地区副委員長。公式サイト:http://www.attaka-kobe.com/
