「自分が入って新しい社会つくる力を大きく」
民青同盟県委員会は、この間、大学への新入生を歓迎する取り組みとして、入試や手続き、入学式などでの宣伝行動、タコヤキパーティや新長田フィールドワーク、福島ボランティア報告会&説明会などをおこなうなか、四百人と対話し二百五十人と結びつき、新入生十人を民青同盟に迎えました。民青県委員会は、近年にない加盟者に学生の変化と響きあいへの確信を強めています。
地域支部や大学先輩など10人でとりくみ1日に4人加盟
X大学では、三月下旬の入学手続き宣伝に地域支部の方や大学の先輩なども参加し十人でとりくみ、一気に四人を迎え、全体では七人を迎えています。
加盟した工学部のAさんが「奨学金を借りられるか不安」というのでメンバーが詳しく話を聞くと、阪神・淡路大震災の一カ月前に生まれ、家は震災で全壊。父親が働いていた工場もつぶれ仕事を失い、避難所、仮設住宅生活を余儀なくされ、生活もたいへんだったといいます。
「民青は震災のとき、ボランティア、復興支援などでがんばった。学費値下げのために運動も広げている。ぜひ一緒にやりませんか?」とよびかけると、Aさんはためらいましたが、加盟のよびかけを読み合わせ、「一緒にやろう」と再度よびかけると決意してくれました。「呼びかけを読んで、自分が入ることで新しい社会をつくる力も大きくなるんだと思い、入ることにした」と話しています。
東日本ボランティア、沖縄フィールドワークなど関心集める
Y大では、入学式宣伝で新入生を迎えました。民青の活動を写真入りで紹介したプラスターをかかげ、「ボランティアや沖縄フィールドワークをしてきました」とのよびかけるに立ち止まったBくんと対話になりました。
民青のパンフレットを紹介しながら、加盟をよびかけると、「原爆ドームに行ってみたい。環境問題を考えたい」と加盟を決意しました。
5月11日に共青結成90周年記念講演:リアルタイム視聴も
民青同盟は、四月五日に共産青年同盟以来九十周年を迎え、五月十二日に民青の先輩でもある日本共産党の志位委員長が記念講演をおこないます。
X大の班会議では、さっそく民青の歴史を学びました。入学手続きの日に加盟した一年生のCさんは、「宮本顕治さんの戦前のたたかいに感動」と語り、前述のBさんは、「いまは戦前の劣悪な中でのたたかいの上にあり、いまも労働環境など変革がもとめられている。その役割が自分たちにあるんだ」と感想を話しています。
兵庫県では五月十二日(日)午後二時から、新長田勤労市民センター大会議室でリアルタイム視聴会を開催。兵庫県の民青の活動紹介コーナーなど魅力的な企画です。民青同盟県委員会と日本共産党県委員会は、四百人の参加目標をかかげ、参加をよびかけています。
(2013年4月21日付「兵庫民報」掲載)