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2013年3月10日日曜日

県議会一般質問:ねりき恵子議員

県民の暮らしと安全優先する予算に

兵庫県議会で、二月二十七日、日本共産党のねりき恵子議員が一般質問を行いました。

公共事業・大企業誘致より県民所得増やす施策を


質問するねりき恵子県議
ねりき議員は、知事提案の新年度予算が、三宮周辺へ本社を置く企業へ新たに法人事業税減税を行うなど、経済対策が「公共事業と大企業誘致頼み」となっている新年度予算案を批判。県民所得を増やす手立てが必要だとして、賃金引き上げを県内企業に求めるよう知事に迫りました。

井戸敏三知事は、「二月二十八日の労使懇談会(県経営者協会・連合・兵庫県が参加)で、雇用の確保や雇用者所得の充実について触れさせていただく」と約束しました。

ねりき議員は、県民の所得を増やす施策として、県産木材を利用した住宅改修などへの住宅リフォーム助成創設と、子ども医療費を中学校三年生まで所得制限なく無料にすることを提案しました。子どもの医療費助成は、七月から通院も中三まで対象が引き上げられますが、県は無料化は拒みました。


原発やめ再生可能エネルギーを


宝塚市内の市民出資の太陽光発電所
ねりき議員は、知事が「(原発を含めた)エネルギーのベストミックス」を求める一方、再生可能エネルギーの導入については、住宅用太陽光発電補助を廃止するなど、施策を後退させていることを批判しました。

それに対し、県内のとりくみとして、市長が脱原発の立場で「新エネルギー課」を設け、太陽光発電を市民と共同で促進している宝塚市や、林業の振興と一体に、木質バイオマスエネルギーの普及に取り組んでいる宍粟市などを紹介し、県として再生可能エネルギー導入の目標と体制を持ち市町のとりくみを支援するよう求めました。

知事は、再生可能エネルギーの数値目標と対策方針を持つとのべる一方、原発は「ただちに廃止でなく、依存度を下げていく」立場に固執しました。

県立こども病院ポートアイランド移転やめよ


ねりき議員は、ふだんから地域医療を充実させておくことが必要だと強調した上で、災害拠点病院への支援強化と、県立こども病院のポートアイランドへの移転問題について質問しました。

阪神・淡路大震災時、液状化とライフラインの途絶で神戸中央市民病院が機能を果たせなかったのに、県が「大きな被害があったとは聞いていない」などと繰り返し、移転を強行しようとしていることを厳しく批判。子どもの命より、医療産業都市という経済的理由を優先するのかと迫り、計画撤回と安全な場所での建て替えを求めました。

少人数学級を小中全学年で


ねりき議員は、少人数学級について、安倍政権が、定数改善を拒み、国の責任での実施拡大を見送ったことを批判。小学校四年までで止まっている兵庫県の三十五人学級を中学校三年まで広げるよう求めました。

宝塚映画など文化を守れ


ねりき議員は、阪急電鉄出資の宝塚映像株式会社が二月末で解散され、貴重な映画・映像資料が散逸の危機に瀕しているとのべ、「鞍馬天狗」「大菩薩峠」など百七十六本の映画と三千二百本のテレビ作品が生み出されてきた宝塚の文化的財産を守り発展させるとりくみを求めました。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

TPP交渉参加は公約違反

安倍晋三首相がオバマ米大統領との会談でTPP交渉参加へ踏み出す意向を示したことに抗議し、金田峰生日本共産党参院兵庫選挙区予定候補らは二月二十八日、緊急抗議宣伝を行いました。

JR住吉駅前で抗議宣伝をする金田氏と、きだ結県議


(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

兵庫県も中止を要求せよ:オスプレイ飛行訓練

申し入れる三団体の代表ら(左端いそみ県議)
兵庫県の平和委員会(代表理事・西澤慎)、安保破棄兵庫県実行委員会(会長・桂仲二郎)、原水爆禁止兵庫県協議会(筆頭代表理事・津川知久)の三団体は三月五日、米軍が岩国基地を拠点に新型輸送機オスプレイの低空飛行訓練を三月六日から開始する問題で、兵庫県が日米両政府に訓練中止を求めるように県知事に申し入れました。

企画県民部を訪れた平和委員会の高橋正明、安保破棄実行委員会の後藤浩、原水協の梶本修史の各事務局長は、オスプレイの構造的欠陥による危険性、環境への悪影響などを示し、在日米軍と日本政府に対して「低空飛行訓練中止を要求せよ」と迫りました。

県は、但馬地域の自治体に、低空飛行の目撃情報などを集中するように改めて通知したとしたものの、飛行訓練の決定は「国の専管事項」との態度で、あらためて中止を求める考えはないことを明らかにしました。

平和委員会などは、但馬地域のドクターヘリ運航(二〇一一年度に千二百五十四回)空域と米軍機の低空飛行訓練ルート(ブラウンルート)が重なっており、安全上きわめて憂慮される状況にあること、但馬地域で米軍機の低空飛行訓練が目撃されだした一九九四年以降、四百五十日以上も飛行している実績があること、全国知事会の反対決議(昨年七月)には兵庫県知事も賛成していることなどを示し、県民の安全を守るためにも県が明確に低空飛行訓練の中止を求めるように重ねて要求しました。申し入れには日本共産党のいそみ恵子県議も同席しました。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

学べる民青同盟、関心呼ぶ

日本共産党と民青同盟が大学入試宣伝


二月二十五日に神戸大学、神戸市看護大学、兵庫県立大で、二十六日には神戸大学医学部など各地で日本共産党と民青同盟が入試宣伝にとりくみました。

神戸大学受験生を励ます堀内氏(中央)ら

神戸大学前期入試では朝はチラシを約三百枚配布。神戸大学出身の堀内照文党県副委員長も参加しました。

試験終了後帰ってくる受験生九人とアンケートで対話しました。広島出身の受験生は「中国は怖いと思ってたけど実際に日本に留学している中国人の友だちと話すとそんなことはなかった。尖閣問題も話し合いが大事なのかな」と話します。

それに対し民青同盟員が「尖閣諸島問題は、武力ではなく話し合いで解決できる方向が必要だと思う。侵略戦争反省していない状況があるからこれを真摯に反省して、そのうえで外交のテーブルを作る努力がいるんじゃないかな」と話すと「その通りですね。韓国にも行きたいし、そういうことを学べるなら合格したら民青やりたい」話しました。


神戸市看護大学では十九人と対話。民青学生班のメンバーが手作りのチラシを配布しながら民青の活動も紹介しました。「ボランティアに行きたい」という受験生が多く、中には「合格したら民青に入りたい」という受験生もおり、「受かったら合格発表でお祝い会をしよう」とその場で企画も決まりました。


神戸大学医学部入試では八十一人がアンケートに答えました。

「TPPが気になる」という受験生が多く、「参加するデメリットが多いはずなのにそのことが今言われていないのがおかしいと思う」「農業だけじゃなくて国民皆保険の問題でもあるから反対」など受験生から思いが語られました。

また震災復興では「二年が経つが、復興にはまだまだ時間がかかると思う」「被災地支援はこれからも必要だと思う」などと語り、ボランティアに行きたいという受験生も多くいました。

そんな中「去年も宣伝していましたよね」と話す受験生も。「国境なき医師団にあこがれて、神戸大学の医学部を受験しました」と話すこの受験生は貧困問題や震災復興の問題に関心があり、「去年も受験が終わってからすぐに宮城県へボランティアに行った」と話します。そこで民青の活動を紹介すると「入ると具体的には何をするんですか」と疑問が出され、「週に一回班会を開いて、やりたいこととか知りたいことを出し合って活動している」と説明すると、「わかりました」と加盟しました。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

赤穂市議勝利へ全県からの支援を

参議院選挙の前哨戦、ことし最初の中間選挙


川本孝明氏
小林とくじ氏
越智やすゆき氏
赤穂市議選が三月二十四日告示、三十一日投票でたたかわれます。定数十八(二減)に対し、現職十五人、元職三人、新人四〜五人、党派別では共産党三人、公明党二人、無所属十七〜八人が立候補を予定。二十二〜三人の多数激戦になるみこみです。

市議選の対決点は鮮明です。議会は、日本共産党を除いて市長の提案に何でも賛成のオール与党です。赤穂市では、市民の反対の中で進めてきた赤穂駅周辺整備事業が大失敗し、二十五億円もの市税が第三セクターの損出補償に投じられる一方、市民には「基金が枯渇」するなどと財政難を理由に「行革」を断行し、下水道料金の引き上げなど市民に負担を押し付けています。しかし、二〇一一年度末の基金残高は二十八億円にも達し、市民負担が必要なかったことが明らかになっています。これらの駅周辺整備事業や市民負担増の「行革」に賛成してきたオール与党議員の責任が問われます。

一方、日本共産党議員団は市民と力を合わせ市政を動かし、四年前に掲げた公約①国保税の一世帯一万円引き下げ②子ども医療費の中学卒業までの無料化③住宅リフォーム助成の実現④ゴミ有料化阻止などすべてを実現し、太陽光発電設置補助の実現など抜群の実績を上げています。

党は今回の市議選に向けアンケート活動を行い、①地元産業の育成、雇用拡大のための振興条例の作成②千種川と海岸線改修で洪水対策の強化③ゆらのすけ(コミュニティーバス)の増便・コース拡大など地域公共交通の充実④買い物弱者対策・市民病院の医師確保による地域医療の充実⑤保育料軽減など「子育て支援・教育の充実」などの政策をかかげて奮闘しています。

党赤穂市委員会は、川本、小林、越智の三候補を先頭に、党議員団の実績と公約を掲げて、ビラの配布、街頭宣伝、訪問対話活動を精力的に行っています。

有権者からは「共産党は良くがんばっているな。しかし、実績などはあまり聞いていない。もっと宣伝しないと」「共産党は三人に絞ったから大丈夫やな」などの反応が返ってきています。

赤穂市議選闘争本部は「定数二減のもと多数の立候補でいままでにない大激戦になっている。また、先の総選挙の三倍の得票を獲得しなければ三議席の確保はできない。勝利のためには、地元赤穂の党組織の総力をあげた奮闘と全県からの支援が必要」とし、①赤穂の知人、友人、親戚などつながりのある人に川本、小林、越智の支持を広げる②ビラの配布や宣伝活動での支援③支持名簿や後援会員への訪問活動などの支援を呼びかけています。

他政党、陣営も参議院選挙の前哨戦として必死のとりくみを展開しています。公明党は現職二名確保、参議院選挙躍進めざし近隣市・町から地方議員をはじめ大量動員を行い、訪問活動を連日展開しています。民主党も大企業関連候補への支援も強め、自民党も無所属候補のてこ入れなど、今までにないとりくみを展開しています。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

借り上げ住宅協議会決起集会

継続入居かちとろう



借り上げ復興県営住宅・同市営住宅の入居者らでつくる「借り上げ住宅協議会」は二月二十八日、神戸・三宮の神戸市勤労会館で「総決起集会」を開き、百五十人が参加しました。

運営委員の段野太一さんは、入居者に退去をせまる冷酷な態度の背景に、公営住宅の削減計画があると指摘しました。昨年七月の入居者代表と大臣との面談など、世論と運動のひろがりを紹介。「支えあって生活している高齢者、障害者だけでは孤立し、深刻な事態になる」と希望者全員の継続入居の必要性を強調しました。

吉田維一弁護士は、自由法曹団兵庫県支部として、二つの意見書を提出してきたことを紹介。公営住宅法に照らせば入居者の退去はゆるされないと指摘しました。建物所有者への返還を理由に退去を求めてきたのに、例外を認めざるをえなくなり、突破口ができたと強調しました。

神戸市内の東灘、灘、中央、兵庫、長田の各区、西宮市の入居者が継続入居を訴えました。盲導犬といっしょに参加した東灘区の車谷美枝子さんは「震災後、やっと入居でき、時間もかかって地理もおぼえたのに。不安でなりません。みなさんと一緒に運動していきたい」と訴えました。

灘区の根津良一さんは、入居時に説明のないまま、再開発で市に協力してきた入居者を追い出そうとする市の理不尽さを指摘。長田区の表玲子さんは、震災後の無理が重なり病気や手術など病院通いとなっているくらしぶりを紹介し、「隣人に支えられ生活しているのに絆などお構いなしに出て行けとは。怒りを通りこして情けない」と話しました。

「西宮UR借り上げ市営住宅連絡会」代表の松田康雄さんは、要介護者や障害者に限定して退去期限を五年延長する西宮市の方針にふれ、「内容は不満だが、突破口としていきたい」と訴えました。

集会では、大前まさひろさんが、神戸市中央区の連絡会を三月に結成することを紹介。日本共産党兵庫県委員会の堀内照文副委員長、党神戸市議団の松本のり子団長があいさつをしました。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

金田峰生:ファイト(4)

「キャラバン」


二月から「キャラバン」に取り組んでいます。

「いじめをなくす提言」や「賃上げ・雇用アピール」を届けながらの懇談、街頭宣伝、地域要求に基づく調査などで、皆さんのもとへ伺っています。

教育委員会からも「いじめゼロなど数値目標設定は問題がある」「政治や行政が上からおしつけるやり方はおかしい」とする一方、「少人数学級は有効」「学校が地域に支えられるようにならないと」など、「いじめをなくす提言」に共感する声が寄せられています。

「賃上げこそ不況打開のカギ」との提起は反響を広げつつあります。

笠井質問、大門質問で政治が一歩、二歩と動きました。塩川質問はやはりTPPに参加するべきではないことを明確にしました。安倍首相の三本の矢より、日本共産党が放つ矢の方が、よほど有効ではないでしょうか。

社会進歩の本流は広がっています。そこにしっかりと働きかけ、政治を前に進めたいという思いで、日々、走り回っています。

(国会議員団兵庫事務所長)
(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

東日本被災地支援継続・強化

党県委などバザーやボランティア派遣


東日本大震災から三月十一日で二年を迎えます。いまもなお三十二万人が不自由で不安な避難生活を余儀なくされています。生活と生業の再建、「原発ゼロ」と「安心・安全の福島」を取り戻すたたかいと連帯して、兵庫県の日本共産党は、福島県へのボランティアの派遣など、東日本大震災被災者の支援に引き続きとりくんでいます。

昨年のバザー
日本共産党兵庫県女性後援会とバザー実行委員会は三月十六日、救援バザーを神戸市兵庫区新開地の党兵庫県委員会事務所を会場に開きます。同バザーは三回目。新開地商店街をはじめ近隣の住民から歓迎されています。実行委員会では、三月十日までに同事務所まで届くよう、日用品や雑貨、台所用品などの提供をお願いしています。売り上げは、被災地の支援募金にあてます。

日本共産党兵庫県委員会と民青同盟は、三月十五日から十八日、学生ボランティアを派遣します。仮設住宅への訪問、伊藤達也さん講師の学習会、津波被災地の視察などをおこないます。

また、党県委員会の第二十四次ボランティアとして、丹波地区の平山和志さんらが三月二十九日、三十日、福島県郡山市を訪問します。仮設住宅などで腹話術と創作楽器の演奏をおこないます。

党二十五次ボランティアは、四月二十四日、東播地区の新町みちよさんら明石市党のみなさんが郡山市の仮設住宅を訪問し、救援物資を届けます。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

兵庫県日本共産党後援会が定期総会

参院選勝利へ結びつき広げ全力


後援会総会で参院選勝利への決意を述べる金田氏

兵庫県日本共産党後援会は第三十五回定期総会を三月三日、神戸市婦人会館で行い、各地域・職場・分野の後援会から百十人が出席しました。

総会では、総選挙をたたかった二〇一二年をふりかえり、兵庫2区、10区で行政区後援会の連絡会をもち、共同で決起集会を成功させたとりくみ、地区委員会が支部にでかけ単位後援会づくりの「出前講座」をひらいたとりくみなど、先駆的な活動をふまえ、二〇一三年の活動方針が提起されました。

参議院選挙へ向けては、「比例を軸に」を貫き、「比例代表で五議席絶対確保」という党の方針を堅持し、「成長・発展目標」をすべての行政区、自治体で具体化するとともに、四十万の比例票をなんとしても獲得し、山下よしき議員の再選と全国五議席絶対確保、兵庫選挙区での金田峰生氏の議席獲得へ決意を固めあいました。

兵庫県知事選をはじめとする首長選挙や中間地方選挙でも自治体本来の役割を果たす県政・市政・町政を目指して奮闘する、全ての行政区に後援会をつくること、すべての後援会が地域をまるごと対象に広く人々に気軽に声をかけるなど、各単位後援会がそれぞれの得票目標にみあった会員拡大の目標を明確にして実現に力をつくすこと―などの方針を確認しました。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

NO NUKES カンキン 2013-3-1


三月一日、三十五回目の関電神戸支店前行動は雨にもかかわらず七十人が参加。「安倍政権の改憲が進めばデモも規制されてしまう」「ロシアでは大雪で原発の施設に影響が出た。危険な原発は早くなくしてほしい」など意見交流もしました。




(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

3.13重税反対統一行動

地域時刻会場
3月12日(火)
西宮・宝塚13時45分西宮市勤労会館大ホール
3月13日(水)
川西10時川西市文化会館1階大集会室
三田10時キッピーモール
伊丹13時30分昆陽池公園
尼崎13時アルカイックホール・オクト
灘区13時30分灘区民ホール
中央区14時中央労働センター1階
兵庫区・北区13時30分湊川公園
長田区13時30分長田神社境内
須磨区9時30分下中島公園(元区役所前広場)
垂水区9時30分レバンテホール
西神・明石13時明石公園(東芝生広場)
三木13時30分美嚢川河川敷
はりま中央13時30分加東市社公民館
北はりま14時西脇市総合市民センター
加印12時30分粟津神社(加古川市)
姫路13時鍛冶屋公園
揖竜宍粟13時たつの市青少年館ホール
赤穂・相生13時相生市民会館
北但馬13時卸団地会館(豊岡市)
丹波11時柏原自治会館4階
淡路10時洲本市総合福祉会館前
3月14日(木)
南但馬10時和田山駅前公会堂
芦屋・東灘14時芦屋市民センター401室

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

甲南山手駅:駅員終日配置とホーム可動柵を

1095人の要望署名提出:安心・安全なJR甲南山手駅を求める会

JR側(右)に要望署名を提出する「会」の役員ら(左中央は松本のり子神戸市議)

JR西日本が昨年四月から甲南山手駅の駅員を終日一人に削減した結果、同駅では営業時間内の合わせて六時間三十分間、改札に駅員がいなくなりました。

同駅利用者や周辺住民の有志は昨年八月に「安全・安心なJR甲南山手駅を求める会」を結成し、改札への駅員終日配置とホームへの稼働柵設置を求める要望署名運動を開始。今年二月二十六日まで十六回、同駅頭で宣伝にとりくみ、千九十五人分の署名を集めました。

同会は二月二十八日、神戸市中央区のJR西日本神戸支店を訪れ、署名を提出。同支社総務企画課の村田修一課長らと懇談しました。

同会役員らは「みどりの券売機は年配者や障害者割り引きを利用するものには不便」「子どもだけで電車に乗せることがあるので不安」「学生は列車が遅れた時の延着証明がもらえないので困る」「ホームで事故があった場合すばやい対応ができない」などこの間寄せられた利用者の声を紹介し、駅員の終日配置を求めました。

村田課長らは、インターホン対応の「みどりの券売機プラス」で大きな支障はないと判断しているが、今回寄せられた声を本社に伝え、続けるかどうかも含め検討したいと応えました。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

加印革新懇が「大学習会」

学習協の中田進先生から元気もらう



加印革新懇では、十二月の定例世話人会で総選挙結果について議論。その結果、我々自身が何をすべきかまず学ぶ必要があるということになりました。

事務局では、会場取りや講師の人選について協議の末、わかりやすくて面白い先生ということになり、二月十七日、加古川市勤労会館に関西勤労者教育協会の中田進先生を招き「大学習会」を開くことを決めました。

一人でも多くの人に参加してもらおうと、民主商工会や東播労協、加印教職員組合、新日本婦人の会など民主団体に呼びかけると共に、二市二町にある連合傘下も含めて百三十全ての労働組合に案内状を送りました。びっくりしたのは、十一の労働組合がなくなっていたことでした。

講演の中で中田氏は、総選挙結果は自公圧勝と報道されたが、実際には比例票で三百万票も減らしており、民意とかけ離れた結果になる小選挙区制度のゆがみと真実を伝えないマスコミの作為によるものだったと解明。アンケートで政党名でなく、政策比較をしてもらうと共産党の政策への共感がだんとつだったことを紹介し、国民は、民主のマニュフェスト違反に審判をくだしたものであり、健全であると強調しました。

しかし、自公が参院でも多数をとってしまうと三年間国政選挙がなく、反動勢力の暴走を許すことになる、六月までに消費税・脱原発・TPP・九条守れ・賃上げで脱デフレなど多様な要求実現闘争を果敢にたたかい抜くことが大切だと呼びかけました。多方面にわたる講演であっという間に二時間が過ぎてしまいました

参加者からは、「本当に面白く楽しい学習会で、今日の学習会そのものが知を力に出来た楽しいとりくみだった」などの感想が寄せられています。

今回の参加者は四十名でしたが、全労働者を対象にした学習活動、学び活動する革新懇にしようと相談しているところです。
老固潔一=加印革新懇代表世話人)

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

一コマまんが

案山子も落とすTPP



段 重喜

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

三月…子どもにとっては一年の成長を糧に、新しい環境に臨む季節。そんな三月を混乱させる大変な計画が▼県教育委員会は、二〇一五年度から高校通学区を現在の十六学区から五学区に拡大しようとしている。「選択肢を増やす」と宣伝するが選べるのはごく一部の経済力がある家庭だけ▼「上の二人が大学と専門学校で学費が年間数百万必要。三番目が中学生で家計的に近場の高校しか無理(垂水区)」「総合選抜制廃止後、高校間の競争が激しくなり塾が激増。ゆったり育てたいのに、周りから勉強しないと遠くの高校になるよ!と追い詰められる(西宮)」▼国連は日本に「過度な受験競争による子どものストレスを改善せよ」と繰り返し勧告。「地元の公立高校へ」という親の願いや家計の事情を背負い受験競争に勝ち抜くために、子どもたちから、ゆっくり考え、休息する時間が、学区拡大でさらに奪われる▼「地域の高校を守ろう」と県下四十一市町村議会中二十四議会が反対・慎重審議を求める意見書を可決。パブコメでは八割が反対、計画凍結を求める署名も続々集まっている。子どもの未来、地域の高校を守るために知事選の大きな争点に押し上げよう。(O)

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)