東日本大震災被災地と結び
阪神・淡路大震災から十八年の一月十七日、メモリアル行事が終日とりくまれました。
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早朝追悼式で鐘をつく安田氏 |
地震発生の午前五時四十六分には神戸の市街地を一望する諏訪山公園で市民追悼のつどい実行委員会が早朝追悼式を行い、NPO「Earth」の僧侶の読経とともに安田秋成実行委員長はじめ一人ひとりが「神戸希望の鐘」をついて犠牲者を偲びました。トランぺッターの松平晃氏も演奏しました。また同実行委員会は神戸市勤労会館で追悼のつどいを行いました。
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新長田再開発地域を歩く |
震災復興ながたの会ほかはウオーク&集会を開催。新長田再開発地域を歩き、テナント店主らから実情を聞き、集会では宮城県の坂総合病院名誉院長で東日本大震災復旧・復興支援みやぎセンター世話人の村口至氏から東北の被災者の実態をききました。
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メモリアル集会で講演する村口氏 |
阪神・淡路大震災救援復興兵庫県民会議は神戸市勤労会館で「東日本大震災被災地と結ぶ―阪神・淡路大震災十八年メモリアル」集会を開催。村口氏が記念講演し、被害を拡大・復旧を遅らせた要因に、阪神・淡路大震災以後、「構造改革路線」で自治体合併・広域化や公務員削減が進行していることを指摘し、市民の運動の重要さも強調しました。
日本共産党のこくた恵二衆院議員、金田峰生参院予定候補も早朝追悼集会やメモリアル集会に参加しました。
(2013年1月27日付「兵庫民報」掲載)