記事を検索

2013年12月8日日曜日

県立こども病院のポートアイランド移転「起工式」にあたって

11月28日、県立こども病院のポートアイランド移転を撤回させ、周産期医療の拡充を求める会が声明を発表しました


私たちは、須磨区の高台にある県立こども病院を、津波等のリスクのあるポートアイランドに、わざわざ移転させることは、東日本大震災の教訓に反するとして、この移転計画に反対する運動を呼びかけ、この一年間で五万筆を超える請願署名を県に提出してきました。この間、多くの県民から、「知らなかった」「なぜポーアイなのか」などの声を聞いてきました。

兵庫県は、この問題で、県民に対し、説明会や意見を聞く機会を一度も持たず、建替え・移転計画をすすめ、十一月二十八日には起工式を行うとしています。

兵庫県における唯一の総合周産期センターである県立こども病院は、母子の医療の最後の砦として、救急や災害時には大きな役割が求められています。災害リスクの少ない場所であることが、移転先の条件として当然であり、中央防災会議などでの「沿岸部から高台へ」という議論とも逆行しています。また、県は、南海トラフ巨大地震による津波被害の試算(シミュレーション)結果を、今日まで発表していません。シミュレーションに基づく被害想定や対策がされる前に、移転をすすめてきたことは、今後に禍根を残す重大な問題です。

メリットとされる「神戸中央市民との連携」についても、まだまだ議論中で、課題とされているキャリーオーバー患者の対応などの目途は全くたっていません。

私たちは、兵庫県の無謀な移転計画の実態を、多くの県民の皆様にお知らせし、最後まで、県立こども病院のポートアイランド移転計画に反対するものです。

(2013年12月8日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次