記事を検索

2013年12月1日日曜日

紀淡海峡道路:復活の動き急浮上

自公政権のもとで、和歌山市と淡路島を結ぶ紀淡海峡道路の建設構想を復活する動きが活発化しています。

ことし九月二十一日には、兵庫・大阪・和歌山など関係府県で「関西・紀淡・四国高速交通インフラ期成協議会」を設立。紀淡海峡ルートや関西大環状道路、四国新幹線などの実現にむけて、協力して国に働きかけることなどを確認しました。

その一環として、十一月二十八日には、東京都内で「国土強靭化、成長戦略と関空・紀淡・四国高速交通インフラの整備」をテーマに「協議会設立記念シンポジウム」も計画しました。

全国の海峡を巨大橋やトンネルで結ぶ構想は、一九八七年の「第四次全国総合開発計画」に「海峡横断プロジェクト」の候補ルートが盛り込まれ、九八年に紀淡海峡道路など六つのルートが閣議決定されました。

紀淡海峡道路の建設にむけて一九九二年には、兵庫・大阪・和歌山の二十市町で「紀淡海峡連絡ルート実現期成同盟会」(現・紀淡海峡連絡道路実現期成同盟会)が発足。国への要望活動や広報活動などをおこなってきました。

ムダな公共事業の代表ともいうべき「海峡横断プロジェクト」にたいし、日本共産党は、国会や地方議会で計画の中止を要求。世論も高まり、計画は事実上、凍結になっていました。しかし、十年間に二百兆円を投資するという自民党の「国土強靭化」政策を背景に、自公政権のもとで、復活の動きが活発化しています。

関西広域連合でも、ことし六月臨時議会で、副連合長の仁坂吉伸・和歌山県知事が、紀淡海峡道路をつくれば、四国と関西がつながり、四国新幹線の実現など「一石五鳥」とのべ、「国に働きかけ、世論を盛り立てていきたい」などとのべています。


(2013年12月1日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次